新しいシャンソンを新しい言葉に乗せて

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ライヴ・コンサートのお知らせ

松峰綾音 ライヴ・コンサート・イベントのお知らせ
                     (2018. 4. 1 現在)
                                                               (通常のブログはこの下の記事から始まります)

<2018年4月>
   『綾音・達人夜話』4回シリーズが始まります
   『綾音・達人夜話』
      「ことばを超えるもの・・・シャンソン・哲学・文学・芸術」

   「綾音・達人夜話」第一夜、大勢のお客様にお出で頂き、
    好評のうちに終えることが出来ました。
    次回7月21日(土)の第二夜もどうぞご期待下さい。
                 
夜話
     第一夜
 4 / 7(土)18:00~  
ゲスト 山田弘明さん  名古屋大学名誉教授

    「 日本語で紡ぐ 」
 会場 四季AIR(京都 四条河原町から南へ7分
                    仏光寺公園近く)
 ワインを楽しみながら・・・参加費2000円

   
   KEY WORDは『 シャンソンって何? 』&『 だから翻訳は面白い 』
   「詩と哲学とでは翻訳の意味は違う?!」 
   デカルト研究者山田弘明さんと そんなお話も熱く展開させながら。
   そして、シャンソンの原曲や訳詞を聴きながら
   日本語でシャンソンを歌い聴くことの意味を探ります。

 
   『巴里野郎ジョイントコンサート』
    お陰様で、大勢の方にお出でいただき、無事終了いたしました。
     音楽の祭日(6月21日)も、是非清水寺にお出かけください。

巴里野郎パンフ

日時 4月27日(金)18:30開場 19:00開演 
出演 堀内環(vocal) 夏原幸子(vocal・朗読) 
    松峰綾音(vocal・朗読)
    坂下文野(piano) 
会場 巴里野郎KYOTO  
料金 5000円(ワンドリンク付)

  
 今回の巴里野郎ジョイントライヴは堀内環 夏原幸子の両ベテランとの共演。
 ジョイント4回目となるシャンソン界の重鎮、堀内環氏との息の合ったステージ。
 そして、演劇出身で豊かな経験をお持ちの夏原幸子さんとは初共演。
 素敵なお二人と共に、松峰綾音が贈る新しいシャンソンと朗読の世界を是非お楽しみ下さい。


<2018年6月>
「音楽の祭日京都Paris姉妹都市60年記念 記念座談会」
「音楽は国境を超える 世界友愛の祈り」

         2018年6月21日(木) 16:30~18:00
                 構成・司会 松峰綾音
                  於 京都 清水寺 成就院
                    料金 無料(要 申込み)
 パネリストに ジャン=マチュー・ボネル(フランス総領事) 山極壽一(京都大学総長) 杉木峯夫(東京芸術大学名誉教授) 秋尾沙戸子(ジャーナリスト)の各氏を予定しています
    
『「音楽の祭日」<一> 京都とParis』  (2017.6,24記)
『音楽の祭日<二> 座談会とコンサート』  (2017.6.25記)
              
<2018年9月>
「『採薪亭演奏会』松峰綾音訳詞コンサート in 東福寺」

       2018年9月23日(日) 12:00 開場 12:30開演
         於 京都 東福寺 大慧殿(だいえでん)=東福寺宗務本院
              料金 ¥3,000(お菓子・飲み物付)

2015年に続いて再び、初秋の京都、東福寺 大慧殿での『採薪亭演奏会』に「松峰綾音訳詞コンサート」の開催が決まりました。


<2019年6月> 
  「音楽の祭日 松峰綾音訳詞コンサート in 清水寺」

       2019年6月21日(金) 
          於 京都 清水寺 成就院
                                            料金 無料(要 申込み)

 清水寺でのソロコンサートは来年です。


ご予約・お問合わせは、いずれも管理者のメール(ブログ左下)、または WEB のコンタクトからお願い致します。

 詳細は、順次ブログにてお知らせして参ります。

 「ライヴ・コンサート決まりました」  (2017.7.24記)
 「コンサートの準備、順調です」 (2017.9.18記)



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「音楽の祭日」記念座談会はもうすぐです

 2017年4月「音楽の祭日・京都/Paris2018実行委員会」が発足し、3部に渡る清水寺でのプロジェクトを進めてきましたが、いよいよ本番の6月21日が4日後と迫って参りました。

 これまでの経緯を辿りながら、今日はもう一度改めて「音楽の祭日」をご紹介してみたいと思います。


   第1部 「清水寺・世界友愛100本のトランペット」
 「清水寺の西門(さいもん)に100人のトランぺッターが集結して、名刹の空高くトランペットの音色を響かせたい」、「音楽で世界友愛への祈りを届けたい」そんな発想が委員会から出た時は、ただ夢のようなアイディアでしかありませんでした。
 短かったような、長かったような一年余り、私もご縁があってこの委員会のアドバイザーとして当初から参加していたのですが、これまで何度となく会合を開き、プロジェクトを進めてきました。

 清水寺の特別協力を得ることが出来て、夢が大きく実を結ぶ予感に委員会メンバー一同大いに喜び合ったのがついこの間の事のように思われます。
 ここからトランぺッター募集、報道機関への働きかけ、各方面への後援・協賛の要請、一つずつ、実行委員・アドバイザーが手探りで、そして足で、開拓して行く積み重ねでもありました。

 全国にトランぺッターを募集し、オーディションを行い、出演者を決定して行ったのですが、初めは応募も思うに任せず、先行きの不安が立ち込めたりもしていました。
 それが結局、最終的には122名という当初の想像をはるかに超える人数で演奏を行うことになったのです。

 トランペットは雨に濡れても大丈夫ということですので、6月の雨の中でも演奏は可能なのですが、そうはいっても譜面にビニールを掛けなければとか、演奏者たちの雨合羽の調達とか、すべての準備が山積みなわけです。
 イベントってこうやって成り立って行くのですよね。

 私は長い間教職に就いていましたので、色々な行事の仕切りに関わるのは日常的なことでした。忙しい日々ですが、何だかそんな頃が蘇ってきて妙に懐かしい気もしています。

 実行委員・アドバイザーの方たちの年齢は様々ですが、文化祭の前の生徒たちの高揚感と共通した熱気が感じられる気がします。
 まさに「音楽の祭日」なのだと感じます。

 実行委員長の広報の文章を載せてみます。

      ・・・・・前略・・・・・・
トランペットチラシ最終版 京都パリ姉妹都市60年の節目に、清水寺の特別協力で、西門、経堂、成就院などの施設をお借りすることが可能となり、昨年6月よりトランペッター募集を開始、全国から120名を超える参加を頂戴しました。
「音楽の祭日」開催の趣旨に則り、音楽監督、参加トランペッター、実行委員、デザイナー等、携わるメンバーは全てノーギャラ、交通費自己負担という条件にも拘わらず、望外の賛同を得ることができました。
後援の諸団体、協賛社、60余名の市民サポーター他のバックアップと30名余のボランティアが作り上げる「音楽祭」が実現しつつあることは 関係者一同の大きな誇りです。
「清水寺・世界友愛100本のトランペット」は 1982年パリで生まれた「音楽の祭日・Fête de la Musique」の一環として 世界120カ国・800都市と同じ夏至6月21日 同日に開催されます。      
またフェイスブック社の特別後援により、清水寺での音楽祭は 世界にライブ中継されることが決まり「友愛メッセージ」をより広くお届けできることとなりました。
 
     ・・・・・・・ 後略・・・・ 

  世界120ヶ国・800都市と同日開催
  清水寺FBページ、FB社公式ページから世界にライブ中継

 第一部トランペット演奏、第二部座談会、第三部コンサート、全てがそのままライブ中継されることになりましたので、よろしかったら皆様ご覧になって下さい。
 座談会の様子も全部そのまま映し出されてしまうということで、緊張しますが、何かハプニングが起こっても、至らない点が目に留まっても、ライヴの臨場感と思ってどうぞご寛容に楽しんで下さいね。

   第2部 記念座談会『音楽は国境を超える 世界友愛の祈り』

   秋尾 沙戸子氏  ノンフィクション作家
   セシル・ラリ氏  日文研・日本学術振興会研究員 
   杉木 峯夫氏    東京藝術大学名誉教授
   山極 壽一氏    京都大学総長


 上記4名のパネリストの皆様との事前インタビュー、打ち合わせもお陰様で無事進んでいます。

 こういう機会でなければ、それぞれ個人的にお話しすることなどなかったはずの方々ですのに、お人柄に触れ、それぞれの思いなど掘り下げて伺うことが出来て、私自身、とても貴重な経験をさせて頂いています。

 山極氏本
 ゴリラの研究がご専門の山極先生のご著書も何冊か読み、少しだけ門前の小僧になりかけていますが、今とても面白く思っているのが「都市と野生の思考」という一冊です。

 いつか機会があったら改めてご紹介したいと思いますが、京都市立藝術大学学長の鷲田清一氏との対談集で、教育論・文化論・哲学、多岐に渡ってそれぞれの深い見識が、散りばめられています。
 当日の座談会でお伺いしてみたいと思うこと等忍ばせつつ・・・。

 何よりもパネリストの方々の個性や考えを引き出し、興味深く展開できるよう舵取りが出来たらと思います。
聴いて下さる方たちと共にテーマについて想いを馳せて行けたら・・・・自然体で臨みます。

 以下が座談会のために記した私のご挨拶文の一部です。

 「清水寺 世界友愛 100本のトランペット」は、京都/Paris姉妹都市60周年記念であると同時に、「音楽の祭日」が日本で積み上げてきた17年間の音楽活動の節目としての記念事業とも言えます。
 第1部「世界友愛100本のトランペット」演奏に引き続き、第2部の記念座談会は、このような音楽活動の意義や役割について、改めて思いを巡らせ、この記念座談会が、京都から広く世界にメッセージを発信する もう一つの大きな力となることを願います。「音楽は国境を超える」をテーマに繰り広げられる音楽論、文化論、体験談と世界友愛、平和への提言に耳を傾けて頂けましたら幸いです。
   

   第三部 記念コンサート『月の庭 時空を超えて』
 第三部は楠田名保子さんによる二胡と岸谷宏茂氏のシンセサイザーによる演奏となります。
 18時から、日暮れ時の成就院の「月の庭」に、心を和ませながらこの音色に聞き入るひと時はどんなにか素敵なのではと思います。
 楠田さんのご挨拶の言葉を一部ご紹介します。

 中国の伝統文化「二胡」は「音の翼」となり、これまで沢山の出会いと心温まる時間を運んでくれました。世界が平和を求める時代に、1200年余りに渡り「祈りの聖地」を担い続ける「清水寺」でのこの時間、とても意味の深いものに感じます。心をこめて奏でます。「月の庭」を眺めつつ、ゆったりと時空を超えた「音の旅」に ご一緒頂けたなら幸いです。 


 皆で準備を重ねてきた6月21日
 素敵な音楽の祭日になりますよう、良いご報告ができますよう、私もベストを尽くします。 



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「音は奏でる 言葉は囁く」

 6月になりました。
 清水寺で行われる「音楽の祭日」の一連のイベントもいつの間にかあと三週間を切り、準備もたけなわとなっています。
 この話題も改めてご紹介したいのですが、今日は、9月23日に開催の「採薪亭演奏会」のご案内です。

   「採薪亭演奏会」ご案内
 本日、チラシが届いてきました!
 主催者である東福寺が作って下さったチラシです(クリックすると大きくなります)。
採薪亭2018表
 個性的な色使いとデザインが新鮮でとても素敵。
記載内容はこちらから事前にお出ししたのですが、どんなデザインとなって出来上がってくるかは届くまではわからず、そわそわドキドキの楽しさでした。

「採薪亭演奏会」というのは、毎年一回東福寺で行われているコンサートの名称です。
これまでは、室内楽や雅楽の演奏などが殆どで、シャンソンは二年前の私のコンサートが初めてとおっしゃっておいででした。
この度は、再び開催させて頂けることとなり、大変光栄に思っています。
精一杯お応えしたいと今から気合充分です。

そして今回のコンサートタイトルは

昼下がりのシャンソンと朗読 「音は奏でる 言葉は囁く」
  採薪亭演奏会 in 東福寺 2018

     日時 9月23日(日)開演12:30~15:30
     会場 東福寺大慧殿(東福寺宗務本院)
     料金 3000円(お茶・お菓子付)

 12:30から3時間・・・長時間だとお思いですよね。
 一部と二部の間の休憩時間がたっぷりと一時間。
 後援者である京都の名店前田珈琲胆入りの素敵なおもてなしが待っています。
 お店の方たちが出張して、お寺の厨房で人気珈琲店の本格的な珈琲を淹れてサーブして下さいます。この日供される特製ケーキとサンドイッチも本当に美味しくて、二年前のコンサートの折、控室で頂いた味が今でも忘れられません。
 更に主催者側では、前回は、ワインまでたくさん用意して下さっていました。
 チラシに(お茶・お菓子付)とさりげなく書いてありますが、見くびるなかれ!おもてなしの細やかさに感動。
 この和気藹々とした休憩タイムを体験して頂くだけでも是非、お出で頂く価値があるかと。
 威風堂々とした荘厳な名刹での、和やかでスペシャルな時間です。

 今回のコンサートは、主催者側のお客様が大半なのですが、私がご案内できるチケットも数十枚頂いてあります。でもそれが一杯になったところで締め切らせて頂きますので、早い者勝ち。
 ご希望の方は出来るだけお早くお申込み下さいね。

   『音は奏でる 言葉は囁く』
 このタイトルのコンセプトをチラシに次のようにご紹介しました。
採薪亭2018裏
   「音は奏でる 言葉は囁く・・・」

 音は単音から始まります。そして連音となることによって、単音とは異なる響きを奏でます。
 更に、リズムが起こると、耳に、心に届く奏でとなります・・・・

 言葉は、最初一音から始まります。そして、音が続くことで言葉になります。
 そこに、緩急・高低が起こり囁きになります・・・

 音と言葉がともに重なり、人の心に届くメロディーに育つのです・・・

 主催者の方が「シャンソンと朗読の夕べ」シリーズに注目して下さって、今回のコンサートの中に是非朗読も入れて欲しいというご要望を頂きました。

 芥川龍之介の『蜘蛛の糸』を読んでみるつもりです。
 お寺でお釈迦様と罪人の物語・・・チャレンジングかもしれませんが・・・・、大きな声では言えないのですが、少しだけ悪戯心を誘われています。

 音と言葉の発展というのがメインテーマなので、いつもとは違った趣向も色々考えており、サプライズも仕掛けています。
 でも、これ以上の種明かしは、控えたほうが良いですね。


 6月の座談会、7月の「綾音達人夜話 第二夜」、9月の「採薪亭演奏会」、と暑さに向かって更にヒートアップしそうですが、爽やかに粛々と進んで行けたらと思います。

 お申込み・お問い合わせはいつものWEBコンタクトからお願い致します。
 皆様、是非お越しくださいますように。


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加古里子(かこさとし)氏への追悼

 2018年5月2日に、絵本作家の加古里子(かこ・さとし)氏がお亡くなりになりました。謹んで哀悼の意を捧げたいと思います。

 かこさとしさんのお嬢様とは旧知の間柄で、ご両親ともかねてから親しくさせて頂いていました。

 最近は体調を崩されていると伺い、とても心配していたのですが、突然の訃報に驚くばかりです。
 2日に他界され、ご家族だけでしめやかにご葬儀を済まされました。
 多くの皆様から慕われて、体調の優れない日々の中でも旺盛な創作活動は留まることなく、92歳になられた今年2月頃まで筆を執り続けていらしたとのこと、フル回転で過ごしてこられた生涯の最期を、ご家族の皆様が静かにお見送りになったのですね。
 「偲ぶ会」が改めてあることを伺いました。
 その際は、謹んで列席させて頂こうと思いますが、今、安らかなご帰天を心からお祈りしたいと思います。

 お嬢様のMさんに、かこさんの新刊書をいつもお送り頂いていたこともあり、私はすっかりかこさんの世界のファンになっていて、膨大な量の絵本、児童文学、エッセイ、新旧を問わず殆どすべてを精読してきました。
 
 そのお人柄にも、穏やかで温かく朗らかな、でもものの奥底を射抜くような鋭い洞察の力を感じました。スケールの大きなとても魅力的な方でした。

 このブログでも、これまで何回かご紹介してきたのですが、改めて今読み返してみると、様々な思い出がよみがえってきます。
数年前の記事ですが、よろしかったら、どうぞ皆様もお読みになって下さいね。

 『かこさとしの世界 おはなし・かがく・あそび』 (2011年9月記)
 初めてかこさんのことを取り上げた記事です。
 台風の日、鎌倉市長谷にある鎌倉文学館に、『子供たちへ、未来へシリーズ1 特別展 かこさとしの世界』を見に行った際の感動が記されています。
 会場の入口に掲げられたかこさん自筆の言葉には、子供たちを見守る温かい眼差しが感じられます。

 子どもたちへのメッセージ
  これからの未来をおしすすめ
  もっとよい世界にするため
  科学や学問を身につけ 
  ちがった意見をよくきき
  考えをふかめて実行する
  かしこい人にみんななってほしいと願っています
  そして 自分のくせや体力に合ったやり方や練習法をみつけて
  自分できたえて 
  たくましくてしなやかな能力と
  すこやかな心をそなえた人になるよう努力してください
                       かこさとし

 『子供の読書~本の手触り~』  (2012年1月記)
 この記事では かこさんの『こどもの行事 しぜんと生活』という児童書との出会いに感動して、こんな風に綴っています。
 
 ・・・・子供向きにわかりやすい言葉で記されていても、内容は妥協なく惜しみなく伝えるという科学者の情熱みたいなものがあるのでしょう。
 子供達を健全で聡明な世界に育んでゆこうとする愛情が強く感じられ、、・・・(中略)・・・かこさん自身が、小さな子供のように好奇心に満ちて、柔軟な発想を持っていらして、それが、私が彼の世界に魅かれる所以なのかもしれません。
 
 美しき受賞の夕べ ~祝!かこさとし氏~  (2012年12月記)
加古さんと

 ここでは、2012年東燃ゼネラル児童文化賞を受けられたときの様子を記しました。

 私もお招きを受けて同席しましたが、その時の2ショットは、今、思い出の一枚となりました。


 謹んでご冥福をお祈りいたします。



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ジョイント・ライヴ終了致しました

   さくらんぼの実る季節
 4月27日の巴里野郎でのジョイント・ライヴですが、お陰様で無事終了致しました。
 GWの前夜、金曜日の夕べは、さながら夏休み前の終業式が終わった夜のようで、解放された寛ぎの時間が流れていた気がします。

お越し頂きましたお客様、本当に有難うございました。
サクランボ
 すっかり慣れ親しんだ巴里野郎でのライヴ、お店のカウンターに目にも鮮やかな、さくらんぼの実を沢山つけた一枝が花瓶に活けられていました。

 常連のお客様がお店にお持ち下さったとのこと、ご自身もシャンソンを歌われるご年配のご婦人なのですが、お庭に大きなさくらんぼの木があって、季節になると何千という実をつけるというお話を前に伺ったことがありました。
 「さくらんぼの実る頃」をいつも愛唱なさっていて、その時のご説明に、さくらんぼと亡くなられたお母様との不思議なご縁を感慨深く語っておられたのを思い出しました。

 ガラスの器にも山盛りに摘まれたさくらんぼの実がいっぱいで、出演者もお客様も思わず頬張って、お互いに談笑、柔らかく甘酸っぱい味に初夏の香りが広がりました・・・・心が浮き立つような幸せが溢れ出す気がしてきます。

 街には青葉がそよいでいますし、色とりどりの花々が咲き乱れて、美しい季節の到来ですね。
 そんなこの日の楽しい一コマでした。
開演前
 お客様も開場前からいらっしゃって、ゆっくりとご挨拶しながらしばしの歓談する、ライヴハウスならではの気のおけないこんな時間は格別です。

 本番前の私。
 季節に先駆けて初夏の装いにしてみました。
 男性のお客様の真ん中に入れて頂き、記念撮影。

 両手に花(?!)ですね、嬉しそうな顔をしています。
朗読
 同じ曲を歌っても、その時のお客様の反応や自分自身の気分によって歌い方は自然に変わるのですが、それがライヴの醍醐味かもしれませんね。
 音楽も、歌も一期一会なのだと思います。
 ピアノの伴奏もこちらの気持ちの機微を反映して全く違うアレンジとなり、ステージはお互いのそういう呼吸を感じ合える至福の時でもあります。

 この日は、<さくらんぼマジック>だったのか、全体的にゆったりとしたテンポで歌い、語っていました。

 三人の出演者、堀内環さん、夏原幸子さんと、最後のご挨拶です。
共演者 夏原幸子さんとは初めてご一緒させて頂きましたが、軽妙で洒脱な語りと朗読を随所に取り入れ、お客様は涙ぐみ、大いに笑い、楽しい時間を満喫していらっしゃいました。演劇のご経験が豊富と伺っていましたが、さすがベテランの味わいと、感じ入るばかりでした。

 堀内環さんは、いつも温厚でダンディーな大先輩、この日は正統派のシャンソンの選曲を沢山ご用意下さって、しみじみと聴かせてくださいました。

 三人三様のシャンソンの世界が広がったひと時、一人でのステージの時とはまた違った空気の流れが会場にあり、それぞれがそれぞれでありながら、繋がっている、そんなことも学ばせて頂けた貴重な体験でもありました。

   貴船散歩
 さて翌日。
 今回も、東京から駆けつけて下さった仲良しの友人Mさん。
 彼女と貴船神社に散策に行きました。
貴船川1
 大型連休初日とあって、街は人で溢れかえっていましたので、少し離れたところ、一般の観光客がなかなか足を延ばせないところと考えて、貴船神社を訪れてみたのです。

 大当たり!
 初夏の爽風、新緑の中、貴船川の清流のせせらぎを聴きながら、ゆっくりと神社への道を歩きました。


貴船は6月の半ばになると、川床が一帯に据えられて猛暑を凌ぐ京都の風物詩となります。
道沿い 床の準備
 鴨川の床と並ぶ、川床の名所ですので、その頃は大渋滞を起こすのですが、今この時期はまさに穴場でした。
でも、早々と簾が掛かって眼に鮮やかな青竹を使って、川床の骨組が作られ始めています。

まずは腹ごしらえ。まさに貴船神社の鳥居の袂の鳥居茶屋で名物の「鮎茶漬け弁当」を頂きました。
鳥居茶屋  坪庭
小上がりのお座敷で、坪庭と参道の赤い手すり眺めながら、お店の方が「一晩かかって仕上げる」と言われた骨まで丸ごと食べられる柔らかい鮎を贅沢に乗せたお茶漬けがメインのお料理、「名物に・・・」ではなく、とても美味しくて大満足。

しゃがの花
 シャガの花がが可憐に咲いて神社の赤い手すりに映えます。
貴船神社階段



 神社に上がる石段で。
 着物姿のMさん、この参道に涼しげな単衣の着物が颯爽と良く似合います。

 すっと登っていく姿に道行く人たちも大注目でした。



 登り切って神社の本殿に。
 見上げると、一面に柔らかい青紅葉が美しく揺れています。
本殿 境内のもみじ

 光、風、木々、花々、そして食べ物、沢山の恵みに溢れたこの季節を満喫しながら、楽しい連休をお過ごしくださいね。


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「綾音・達人夜話」素敵な夕べとなりました

 4月7日(土)、『綾音・達人夜話』第一夜、お陰様で無事終了致しました。

ゲストとの対談の中で生れるものもとても刺激的で、私自身学ばせて頂くことが多くあったひと時でした。

   町家の風情
 高瀬川沿いにあるアートギャラリー四季AIR、「ご自由にお入りください」の文字の横に貼られた「綾音・達人夜話」のポスターです。
四季AIR 案内
 この日は「見立て展」という別の企画が催されていて、この開館時間が17時まで、その後を引き継ぐように、私の講演は18時からのスタートでした。

 少し早めに到着して二階に上がってみました。
二階
「見立て展」の作品が、まだそのまま窓際に飾られてあり、窓の外には柔らかい緑の葉に代わろうとしている桜の木々が美しく映っています。
 穏やかな時間、眼下に高瀬川のせせらぎがかすかに聴こえて、静かな町家に、春が流れます。
お客様 (1).
 一階に下りるとお顔馴染みのお客様が既にいらしていました。
 神戸からいち早く駆けつけて下さったのですね。
 いつものコンサートと違う今日の企画を楽しんでいただけるでしょうか。

窓の外、皆様が注目しているのはつがいの鴨、人慣れしているようで、すぐ傍の縁先に平気で近づいてきました。
つがいの鴨 桜の枝
 ライトアップのための照明器具に桜の一枝が掛かっていました。
 これも行く春の風情ですね。
スナップ

 連日の花粉症のダメージと、このところ重なったデスクワークとで、少し目が腫れていますね。気持ちは充実してとても張り切っていましたのに、「お疲れですか」と声を掛けられてしまい、こんなことではいけないと猛省。
作品用のライトの下にいるのに、作品としては今一つだった私です。

   第一夜 「日本語で紡ぐ」
 『綾音・達人夜話』のシリーズを通してのメインタイトルは「ことばを超えるもの・・・シャンソン・哲学・文学・芸術」

 初めは、「シャンソンって何?」というテーマで、フランスのシャンソンの草創期、そして和製シャンソンの誕生の歴史など、シャンソンの基本的な理解からお話を始めました。

 その上で、ゲストであるデカルト研究者の山田弘明先生に、フランス音楽、特にシャンソンとの出会いや、フランス的感性をどうご覧になるかなどを伺った後、この日の中心テーマである「翻訳すること」の話題に入りました。

 先生は、 「愛の賛歌」などに見る、フランス人の感情の流露の率直さなどに触れられた上で、
「翻訳は解釈に過ぎない。およそ翻訳などは正確にはできない。ましてや詩の翻訳はニュアンスが異なるので翻訳は不可能なことである。」
という敢然とした切り口で第一声。

 そして更に
 「これは言葉の翻訳のみならず、人と人とのコミュニケーションというレベルで考えても、厳密な意味で言葉が通じ合うということはあり得ない」
 という問題を提起されました。

 ハードルの高いスタートラインが敷かれ、その中で「ではそれでも何故敢えて、翻訳するのか」という命題を解きほぐしていくことになったのですが、とてもチャレンジングで楽しい時間でした。

 私としては「詩と哲学の翻訳の差異」「解釈するのでなく感覚を再現すること」等々、色々な側面から言及してゆくこととなり・・・そういう起爆剤をセッティングして下さったことこそ、対談の醍醐味でもあり、さすがだと敬服した次第です。

 ただ、90分という限られた時間の中で、まだお話足りなかったことも多く、夜更くるまでという気分でもありました。
 でもそうやって終えることができたのは、ある意味では成功だったのかもしれませんね。
 結論を導き出すことではなく、これをきっかけとして「ことばを超えるもの」「日本語で紡ぐ」ことを、何か問いかけられたなら嬉しいです。

 皆様も同じように感じて下さったようで、最後の質疑応答でも、また打ち上げのワインパーティーにも殆ど全員残られて、質問や感想など、熱くそして和気藹々と、各自の翻訳論など繰り広げられました。

 『お茶の時間』、『街』の二曲を、「翻訳の方法」の具体例として、全曲通して歌ってみました。
 ノーマイクで、簡便なCD機器でピアノ伴奏の録音を流すという方法でしたが、でも小さな画廊の中に歌が沁み通り、またいつもとは違ったしみじみとした余韻があったような気がします。

 このような良い機会を頂けましたことを幸せに思っていますし、お越し下さいました皆様に心から感謝申し上げます。

 この後三回続く「綾音・達人夜話」。
 次回は、7月21日(土)、「 シャンソンと演劇・・・ミュージカル・オペラ・バレエ 」というテーマで。
 そして三回目は11月4日(土)「 シャンソンに見るフランスとアメリカ そして日本 」と続きます。

 今回の経験を生かして、より楽しく充実したものにして行きたいと思いますので、どうぞ皆様是非お運びになって下さいね。

 今からお申込み受付を開始します。 




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『綾音・達人夜話』がスタートします

   京都 名残りの桜・・・吉野太夫の「常照寺」
 いつの間にか街中のソメイヨシノは葉桜となりました。
 でも、名残りの花吹雪がどこからともなく風に舞って流れてくる風情は、この季節ならではで、うっとりと遠く誘われる気がしますね。

 昨日は、洛北の山懐にある鷹峰(たかがみね)まで足を伸ばし、常照寺の桜を見てきました。
満開の桜
 常照寺は、伝説の名妓、数奇な運命を辿った島原の花魁(おいらん)吉野太夫の菩提寺として知られています。

 4月8日は彼女の慰霊の為、島原太夫による太夫道中と墓参、供茶法要が盛大に営まれるということで、境内は既に、その準備が整っていました。
 「日曜日の太夫さんの花供養まで、このしだれ桜が綺麗に咲いていると良いけど」と、ご住職の奥様と思しき女性が少し心配そうに話していらっしゃいました。

吉野太夫の寄進で建立されたという朱塗りの門には「吉野門」の名が掲げられています。
吉野門 常照寺
 常照寺は、観光客にはまだあまり知れ渡っていない為か、この時期とは思えないほど閑静な美しさを留めていました。
大窓

容姿は天下随一、百芸に秀で、品格教養並ぶものなしと称えられた佳人、吉野太夫が、殊の外好んだというこの大丸窓(吉野窓)に、春はどのように映ったのでしょうか。
 この吉野窓は、「自分はまだ完璧ではないから」と真円ではなく、下部が直線になっているのだそうです。

まだ美しいしだれ桜、桜、桜・・・・ 
桜、桜 椿

そして、 椿、躑躅、青もみじ。

つつじ 青もみじ

うさぎの瓦

 境内の片隅にこんなうさぎのおに瓦がありました。

 今年最後の桜花爛漫です。


 
   「綾音・達人夜話」
 突然ですが、あと3日後の4月7日(土)に『綾音・達人夜話』という新しい企画がスタートします。

 6月21日に「京都・Paris姉妹都市60周年記念『音楽は国境を越える』」で清水寺成就院にて行われる座談会の構成・司会を仰せつかっていることは既にお知らせした通りですが、この一連の流れの中で、新たに企画された講演です。
四季AIR
 会場は高瀬川沿いにある四季AIRというアートギャラリー(アクセスは下の地図をクリックしてご覧ください)。
町家を改造し、その風情をそのまま残しながらも瀟洒なスペースが広がっています。
 画廊では、絵画・版画・陶芸を初めとする様々な作品展や室内音楽会等が随時に催されています。
四季AIR地図拡大
 一階は手を伸ばせば、流れる水の冷たさに触れることができますし、二階に上がると眼下にせせらぎ、川音を聴きながら、都人の古にタイムスリップしそうな心地よさがあります。
 このギャラリーのオーナーが、実は2018年~2021年に渡る清水寺でのイベントの実行委員長でもあり、そのご縁で、この度是非というご依頼を頂いたのでした。
綾音・達人夜話ご案内

 『綾音・達人夜話』のメインタイトルは「ことばを超えるもの・・・シャンソン・哲学・文学・芸術」
 それぞれの回に、フランスと関わりの深い学者やプロデューサー等をお招きしての対談を考えています。

 第一回目は4 / 7、その後、7 / 21、11 / 3、2019 / 4 / 6と続きます。

4回シリーズの詳細は右チラシをクリックすると拡大しますのでご確認ください。


とりあえず4月7日のご案内は次のようです。
 
4 / 7(土)18:00~  ゲスト 山田弘明さん  名古屋大学名誉教授
   「 日本語で紡ぐ 」
 KEY WORDは『 シャンソンって何? 』&『 だから翻訳は面白い 』
 「詩と哲学とでは翻訳の意味は違う?!」 
 デカルト研究者山田弘明さんと そんなお話も熱く展開させながら。
 そして、シャンソンの原曲や訳詞を聴きながら
 日本語でシャンソンを歌い聴くことの意味を探ります。


 そして二回目は「 シャンソンと演劇・・・ミュージカル・オペラ・バレエ 」
 三回目は「 シャンソンに見るフランスとアメリカ そして日本 」と続きます。

 全く異なった分野のエキスパートと対談できる機会を得て、非常に刺激的でもあり、予期せぬ化学反応も生れて来るのではと、私自身、心ときめいています。

 今回のゲストはデカルト研究がご専門の山田弘明先生、哲学とシャンソンとの違いはありますが、数多くのフランス語の原典を翻訳されていらっしゃる先生と、「翻訳」の持つ様々な問題と可能性について考えてみたいと思っています。
 そして、「音楽の中のフランス人の心・感性をどうとらえているか」等を伺いながら、「日本語で紡ぐ」ことについて、考えを深めてゆきたいです。
 折角ですから、シャンソンも数曲用意して・・・!

 先日、打ち合わせを兼ねて四季AIRをお訪ねしてみました。
 名残りの桜が風に舞って、高瀬川に花びらが流れていました。

 7日土曜日!
 若干名ですが、まだご参加可能ですので、ご興味のおありの方はお問い合わせくださいね。


  

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ジョイントライヴのお知らせ

   桜花爛漫 
 桜満開になりましたね。

 昨年の今頃は『をみなごに花びら流れ』のコンサートを目前にして、坂口安吾の『桜の森の満開の下』を何度も読み返していたことなど、思い出します。
 4月16日の四谷でのコンサート、まだ散り際の桜が艶やかでしたから、それを思うと、今年は随分早い開花です。

  <桜があんなに美しいのは桜の樹の下に人の屍体が埋まっているからだ>
  <だから桜花は人を狂気に導くのだ>

 科学的には、<桜の花びらには覚せい剤にも似た作用を持つエフェドリンが含有されているからだ>などと聞きますが、それとは対極の、陶然とした美意識でいっぱいだったあのコンサートの雰囲気が、とても懐かしく感じられます。  
 <できればまたいつか再演したい>と今年の桜を見ながら、ふと思ったりしました。

 さて、その桜を写真で。

   <目黒川>
 スタートは一週間前の「目黒川お花見クルーズ」から。
ヤマツピア
 毎年お花見をご一緒するMさん、今回も彼女のアイディアで、最近人気の目黒川沿い桜スポットを船で楽しもうという話になりました。

 東品川の天王洲アイル駅近くに、ヤマツピア桟橋があり、ここから約70分のクルーズが出発します。
数日前、季節外れの雪が降った東京、でも、この日は陽射しも強く急に開花宣言が出されたのでした。
目黒川1 目黒川2
 品川、大崎、五反田、目黒、・・・山手線を追いかけるように、ビルが立ち並ぶ両岸を、筏のような覆いのない小さな舟で目黒川を進む小さな舟旅です。

 まだ3分咲き程でしょうか。辺りの様子を見ながらおずおずと咲き始めたという風情の固い桜です。

   <千鳥ヶ淵>
 目黒川クルーズの翌日、更に眩しい日差しの中で、千鳥ヶ淵を散策してみました。
 一晩で見違えるように開いた花、ニュースでは「今日は満開です」と言っていましたが、でもさすがにまだ花の風情は初々しくて、6分咲位に思えました。
千鳥ヶ淵1 千鳥ヶ淵2
 上野と並ぶ東京のお花見のメッカ千鳥ヶ淵、人出も半端ではなく、ボートハウスも順番待ちのようです。

   <京都・・・我が家の近くの小さな公園にて>
 これは一昨日の写真です。
 京都も東京より一足遅れて咲き始めました。
   桜1
 陽射しと桜に誘われて、いつもは静かな公園が親子連れで賑わっていました。
公園1
 後ろには図書館が隣接しています。
 小さな子供たちがシャボン玉に興じていました。懐かしくあどけない光景に、長閑な時間が流れます。
公園2

 光の中にキラキラした桜と、風を受けながら空に広がるシャボン玉が美しく調和していました。
 シャボン玉がかすかに撮れているのですが、確認できるでしょうか。

   <鴨川 木屋町 高瀬川>
鴨川
 いつもの散歩コースですが、これは昨日の写真です。

 朝陽を受ける四条大橋からの遠景。
 桜と柳が柔らかく両岸を彩って、岸辺に遊ぶ人たちを和ませています。

 四条木屋町は観光客の人並。
 千鳥ヶ淵の風情とはまた違うお花見の賑わいです。
  四条ー木屋町  木屋町3

 毎年親しんでいる高瀬川沿いの桜は満開に近く、殊の外華やかでした。
 お花見に備えて、川を浄化する方たちの姿が見えます。
木屋町2


 川の中央に規則的に、ライトアップのための照明器具がいくつも据えられています。




   
 

    ジョイントライヴが決まりました
 この高瀬川を少し行ったところにライブハウス「巴里野郎」があります。
 最近の京都での私のホームグラウンドとなっていますが、4月27日にジョイントライヴを開催することが決まりました。
巴里野郎パンフ

 日時 4月27日(金)18:30開場 19:00開演 
 出演 堀内環(vocal) 夏原幸子(vocal・朗読) 松峰綾音(vocal・朗読)
     坂下文野(piano) 
 会場 巴里野郎KYOTO  
 料金 5000円(ワンドリンク付)
 

 桜が散り、葉桜のさ緑色が風に揺れる頃、連休の前の週末、今回は通常のお店ライヴとなります。
 私はいつも自主企画のソロコンサートを中心に活動しています。
 その中で、たまにこうしてお店の企画で出演することもあり、これまで二人で共演ということもありましたが、今回のように三人でのライヴは初めての経験です。
 それぞれの個性がより面白く重なり合って楽しいステージになればと、思いが膨らみます。
 堀内環氏とはこれまでも時々ご一緒させて頂いており、今回は4回目の共演となります。
 夏原幸子さんとは初めてのジョイント、まだお目にかかったことはないのですが、演劇出身の方で朗読も取り入れたステージをなさる大ベテランと伺っています。
 新しい出会いの中で、きっとたくさんの刺激を頂けるのではと今からワクワクします。

 ひと月後、よろしかったら皆様どうぞお出かけくださいね。
 お申込み、お問い合わせはいつものようにWEB松峰綾音までお願い致します。



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「京の冬の旅」 その三 「東福寺・即宗院」

 さて、前回、前々回に引き続きまして、<京の冬の旅 非公開文化財特別公開 観光バスの旅>、今回で最終回、今日は「東福寺 即宗院」を詳しくガイドしてみることにします。束の間の京都歴史探訪をお楽しみください。

 その前に、まだお読みになっていらっしゃらない方は、「京の冬の旅」その一 序章「京の冬の旅」 その二 幕末の足跡を先にご覧下さい。
 
   「東福寺 即宗院」 
   <続く道>
 2015年9月、もう2年半前となりましたが、「東福寺即宗院」主催の「採薪亭演奏会」に出演させて頂く機会を得ました。
 (その折掲載したブログ記事1ブログ記事2、はこちらです)

 「採薪亭(さいしんてい)」とは、東福寺の塔頭(たっちゅう)、即宗院(そくしゅういん)の境内にあった茶亭(焼失して現存しない)で、西郷隆盛が新撰組や幕府の追っ手を逃れて参謀の隠れ家とした場所、月照上人と幕府転覆の密議を交わした庵でもあります。
 これに因み、即宗院では、年に一度「採薪亭演奏会」という音楽会を開催なさっています。
 私はこれまでに東福寺を何度か訪れているのですが、ただ、コンサート絡みの打ち合わせでしたので、この度、即宗院でも非公開文化財の特別公開があることを知り、改めてその史跡を味わってみたいと思ったのです。

ガイドの旗

 「即宗院」に向かいます。

 ガイドさんの旗の後を離れず歩き続けることに、いつの間にかすっかり慣れてきました。 

 三門に向かう足取りをふと止めて目を上げると、遠くに通天橋。
 苔が青々と白塀に映え美しく続き、やがて東福寺境内へ。
通天橋 白壁

 広大な境内の北東側に「偃月橋(えんげつきょう)」が現れ、この橋を渡ると「即宗院」の山門です。
えん月橋  即宗院山門

   <即宗院 庭園・宝物>
 室町時代に薩摩の大名・島津氏久の菩提を弔うために創建されたという東福寺の塔頭寺院「臥雲山(がうんざん) 即宗院」。
 島津藩の菩提寺として、とりわけ幕末・維新の歴史に深い関わりを持ってきた寺院で、その史跡が今も多く残されています。 
小門
 更に小門を進むと、端正な美しい庭園が開けます。

 近衛家が御所の東御堂として建立し、その子である藤原兼実が、この地を山荘「月輪殿(つきのわどの)」と名づけた。
 現在の即宗院の庭園は、その跡地であり、寝殿造系庭園の原型を留めた自然の景観のある庭園が昭和52年に、往時のまま復元された。


 やはりここでもボランティアガイドの若い方たちが甲斐甲斐しくガイドを務めていましたが、いつもはお忙しくてなかなかお話を伺うことが出来ないという、前ご住職がこの日はお出ましになり、軽妙でわかりやすい語り口の中に、寺院の歴史、幕末の群像との関わり合いを詳しく説明して下さいました。
 その中に、さりげなく織り込まれ、語られる法話が、しみじみと心に沁み入り、心地よい余韻が残りました。
 
 自然を生かしながらも端正に設えられた庭園にどこか懐かしい温かみを感じましたが、4000坪もあるというこのお庭の手入れは庭師を入れず、殆どをご自身でなさっていらっしゃるとのこと。
    庭3
 『若い頃、師匠である先代の住職に修行の極意を尋ねたところ、「何も考えず、ただ庭の手入れだけをしていればよい」と言われた。何のことだか充分に理解しないままに何十年間その教えを守ってきて、今ようやく「自然の中にある」意味が分かってきたところなのです』と静かに語られていたのが印象的でした。
 お話を伺いながら、<晴耕雨読、花鳥風月に心を寄せる生活の如何に芳醇であるか>が思われました。

 本堂では島津家ゆかりの品々、篤姫が将軍家輿入れの際に立ち寄り使用した火鉢等々、また、勝海舟が譲り受けたという西郷直筆の掛け軸や、西郷の座右の銘『敬天愛人』と記された書、慶喜自筆の掛け軸など、貴重な宝物が特別展示されていました。

 西郷の憂国の思い、同朋への愛、海舟との通じ合う絆、篤姫の心情、慶喜が置かれた立場と生き方・・・・和尚様が語られる一つ一つの品の由緒は、幕末の群像それぞれの生き方や思いを映し出す生き証人のようであり、この日一日、訪れた寺社の映像と重ね合わさって、この時代の息使いが聴こえてくるような気がしました。

   <東征戦亡の碑>
 慶応4年の鳥羽伏見の戦いでは、西郷はここを薩摩軍の屯所とし、裏山に砲列を敷いて、幕府軍に砲撃を加えたという。
 更に、明治維新で戦死した霊を供養するため、明治2年には、「薩摩藩士東征戦亡の碑」を建立した。


 塔頭を出て、裏山の山頂に向かいます。
 砲撃は京都を攻撃するためではなく、洛中に大砲の音を響かせて脅すための示威行為だったといわれています。
彩薪亭跡
 嘗て、茶亭「採薪亭」があったのは裏山に向かうこの辺り。
 今でも狸 猿、猪が出没すると聞きましたので、当時はどんなにか寂しい場所だったか、でも、隠れ家には最適だったことが頷けます。
碑に向かう道

 急な石段をひたすら登り、「東征戦亡の碑」に辿り着きました。

 鳥羽伏見の戦いや戊辰の戦闘で戦死した524名の薩摩藩士の霊を供養するため、西郷は半年ほど斎戒沐浴を行い、戦死者の名前を揮毫し、自筆の「東征戦亡の碑」を建立した。
 西郷の弟の吉二郎や西郷の縁者の名もある。正面の碑は西郷の自筆で、薩摩から出て大政奉還までの足跡が書かれている。

東征戦亡の碑
 
苗字のない下級の兵隊の名前まで一人一人漏らすことなく、西郷自身の手で名を刻んだのだそうです。
全部で5機設置されており、全てが故郷の鹿児島に向いて、西向きに置かれてあります。

西郷謹書

「西郷隆盛謹書」と読み取れますね。

・・・・・・

こうして、この日の観光バスツアーは終わりを告げたのでした。
西郷隆盛を中心とした幕末追体験の小旅行、三回に渡る長い記事になってしまいましたが、楽しんで頂けたでしょうか。
 
実は西郷隆盛と京都との縁はこれに留まらず、彼が奄美大島に遠島になった時、結ばれた妻との間に設けた息子、菊次郎が、長じて父とともに西南戦争に従軍し、父亡きあと、1904年、第2代の京都市長に就いているのです。
第二琵琶湖疏水の建設、上水道の建設、道路拡築、市電敷設という大事業に取り組み、京都の近代化に貢献した立志伝中の人物で、京都の近代化のリーダーとなったのです。

 ・・・・・・・

 生活しているとつい見逃しがちになってしまいますが、京都は歴史の宝庫、折に触れ、これからもっと興味を広げて様々な散策をしてみたいと思います。
心の風景もきっと広がってゆきますよね。

 そして、今年9月23日には、2015年に続いて再び「採薪亭演奏会」に出演致します。
最善を尽くしますので、あと半年後、どうぞ皆様お越しくださいますように。



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