FC2ブログ

新しいシャンソンを新しい言葉に乗せて

   シャンソンの訳詞のつれづれに                      ~ 松峰綾音のオフィシャルブログへようこそ ~

ホームページの開設

         待望のホームページができました!! 
                     是非ご覧ください ⇒
ブログバナー2


このページのトップへ

ライヴ・コンサートのお知らせ

松峰綾音 ライヴ・コンサート・イベントのお知らせ
                     (2018. 11. 10 現在)
                                                               (通常のブログはこの下の記事から始まります)

<2018年12月>
    『新しいシャンソンと朗読のひととき』 Vol. 4
     「デリシャス クリスマス」     

デリシャスクリスマスポスター
 2018年12月22日(土)
    開場:12:30    開演:13;00
    於 巴里野郎KYOTO
    料金 ¥4,000(ドリンク付) 前売り ¥3,700


    <「あの時の味」って誰にでもあります>
これが今回のコンサートのコンセプトです。
胸の深いところと繋がるような味わいをテーマにした飛び切りのシャンソンと、文学作品の朗読をお楽しみください。


「『デリシャスクリスマス』は12月22日です (2018.11.10記)



<2019年4月>

   『綾音・達人夜話』4回シリーズ第四夜   
 
                 
夜話
     第四夜
 4 / 6(土)18:00~  
ゲスト 未定

  
 会場 四季AIR(京都 四条河原町から南へ7分 仏光寺公園近く)

   ワインを楽しみながら・・・参加費2000円

   
                  詳細は決定次第お知らせいたします。 
   
 
              


<2019年6月> 
  「音楽の祭日 松峰綾音訳詞コンサート in 清水寺」

       2019年6月21日(金) 
          於 京都 清水寺 成就院
                                            料金 無料(要 申込み)

 清水寺でのソロコンサートは来年です。


ご予約・お問合わせは、いずれも管理者のメール(ブログ左下)、または WEB のコンタクトからお願い致します。

 詳細は、順次ブログにてお知らせして参ります。

 


このページのトップへ

11月 軽井沢にて

   「FM軽井沢」に出演しました
 突然のご報告ですが、11月9日(金)に「FM軽井沢」に出演致しました。

 今夏、軽井沢で素敵な方々と出会う機会があり、楽しい時間を過ごしたことを「勝手にファン倶楽部」の記事の中でご紹介しましたが、そんな夏のご縁からお声を掛けて頂き、今回「FM軽井沢」に出演する運びとなったのでした。

 「 KARUIZAWA Smile Days 」という番組。
 12:00~13:30までの情報番組なのですが、途中にゲストコーナーがあり、軽井沢に縁のある様々なジャンルのゲストが、パーソナリティーとお話をするという趣向になっています。

 <この日、スタジオを訪れたゲスト>という事で。

 夏の軽井沢の仲間たちと、訳詞や歌や朗読や、日仏の文化・気質の違いや、etc,etc・・・日頃から思っていることなどを、耳を傾けて下さるのに任せて、楽しくおしゃべりしていたのですが、「そういう感じをそのままスタジオに持ってきて、自然にお話しして頂ければよいので。」との、ラジオ局の方からのお招きでした。

 私は、割と何でも用意周到に準備をしてしまう性質ですので、
 「では、打ち合わせは?」 「リハーサルは?」 「台本は?」 とお伺いしたのですが、
 「変に決めてしまうと、自然な会話が出来なくなりますので、台本など一切なしに。
 その場で臨機応変に自由にお話して下さい。」とのお答え。
 
 それで、一度お電話で、パーソナリティーの方とトピックスを簡単に確認しただけで、当日のスタジオ入りとなったのでした。

 楽しい気持ちでお話が出来ますように
 この日は頭がクリアで、当意即妙な会話となりますように
 万一にも、声が出なくなったりしませんように

 そんなことを思いつつ、ワクワクしながら。

 全国的にも10月上旬のような暖かい一日だという事、軽井沢もポカポカと汗ばむ日差しで、やはりやはり私は晴れ女なのだと、神がかり的な確信が湧いてきたのでした。
軽井沢駅構内
 「FM軽井沢」のスタジオは、軽井沢の駅舎の2階にあるのです。
 駅構内には、こんなクリスマスツリーが新幹線の改札口の正面に飾られていて、観光客を穏やかに迎えていました。
駅前の紅葉
 
駅前広場の真ん中には、シンボルツリーのように大きく葉を広げた紅葉の大木が鮮やかに染まっていました。

 そして「FM軽井沢」に。
FM軽井沢
 パーソナリティーの塚越景子さんが優しい笑顔で迎えて下さいました。
 旧知の間柄のように、あっという間に打ち解けて、談笑しつつ、簡単な確認を。
 塚越さんは一足早く録音ブースに入り番組がスタートしました。

 夏以来となるT氏とも再会。
 放送局は時間との戦い、皆様、それぞれにてきぱきとお仕事をこなしていらっしゃることが初めて訪れた私にもよく伝わってきて、心地よい緊張と高揚感に包まれています。

 T氏の温かい心配りと度量が、現場を頼もしく取り仕切っています。
 「優しい風のように話して下さればよいですので」との一言が、爽やかに胸に刻まれました。
収録風景1
 そして出演時間。
 9月の採薪亭演奏会のライヴ録音から二曲を流して下さり、それを受けながらお話は進んでいきました。
 <軽井沢との関わり><なぜシャンソンなのか><日々の訳詞の活動について><朗読とシャンソンとの結びつき>などの話題へと発展して行き・・・

「いつもゲストコーナーは15分位が目安なので」と伺っていたのですが、塚越さんの巧みなリードでお話は弾み、結局30分間ほどの出演時間となり、ちょっとびっくりです。
収録風景2
 「楽しかったですね。」と言い交わして、お名残惜しくスタジオを後に出来たのは本当に幸せでした。

 ラジオ出演は4年前の「FMヨコハマ」以来ですが、ラジオ局の持つ雰囲気って私は大好きですし、マイクの向こうに、目には見えない、でも耳を澄まして下さる方々を感じ、声と言葉だけで繋がり合う、そのような気配を身に受けることは本当に素晴らしいことだと今回も痛感しました。
 素敵なご縁を頂けたことにとても感謝しています。

   そして11月の軽井沢を歩く
落葉の道
 解放感と高揚感にしばらく浸っていたい気がして、少し軽井沢を散策してみようと思いました。
 いつもの年なら、11月のこの時期はもう落葉も終わってしまっているのに、まだこんなに鮮やかで美しくて感動です。
青空とカラマツ


ドウダン、紅葉、落葉松。
 期せずして落葉松の金色に輝く最後の黄葉を見ることができました。

 落葉松の針葉が風に乗ってキラキラと針の雨のように降りしきってきます。


 歩道を埋める金色の枯葉。
落葉 落葉2
  落葉松の落葉もこんなに道を埋めています。

    遠くから眺める山並みは落葉松の峰。
   全山黄葉1
  東山魁夷画伯の描く一幅の日本画のように、幻想的に浮かび上がる山々です。

 そして夕暮れ時。
 締めくくりはプリンスモールに少しだけ立ち寄ってみました。
 夏は人ごみで賑わっていますが、この時期はさすがに人もまばらで、しっとりと紫がかった靄に包まれる日暮れの空が、胸に沁み通ります。
軽井沢モール1 軽井沢モール2
 イルミネーションが光り始める頃、冷気が急に流れ・・・秋が冬に急速に入れ替わって行く軽井沢を、肌で感じることの出来た嬉しい一日となりました。



このページのトップへ

『デリシャス クリスマス』は12月22日です

   あの時の味
 今年は、ゆっくり年の瀬を過ごすつもりでいたのですが、急遽12月にコンサートライヴを行うことが決まりました。

 思えば、「新しいシャンソンと朗読の夕べ」シリーズをスタートしたのはちょうど2年前、シリーズ第一回目が『クリスマスの贈り物』で、12月10日だったかと思います。
 早いもので2年が過ぎようとしているのですが、今回、12月22日(土)に、シリーズ4回目を開催することを思い立ちました。
 先日ピアニストの坂下さんとお話していた時の、「クリスマスのライヴは何といっても特別感があって楽しいですよね」との彼女の呟きがきっかけになったのですが、そういえばクリスマスの曲をしばらく歌っていなかったことにも思い当たり、また、最近、お気に入りのクリスマスソングを訳詞したことも弾みになったのかもしれません。

 ただあまりに急ですので、何もかもが大変!!
 まずは皆様にご案内をと思います。
デリシャスクリスマスポスター
 ご案内チラシはこちらです。
 赤いパンツスーツ姿が、サンタさんが躍っているみたいで面白のでは。
 こんな感じで、ちょっとお洒落に、弾けた曲も何曲かご披露するつもりです。

 タイトルは
  『デリシャス クリスマス』

  「あの時の味」って誰にでもあります


 が、今回のコンサートのコンセプトです。

 誰にでも「あの時の忘れられない味」ってありますよね。
 それはこの上ないご馳走でお腹いっぱいになった幸福感かもしれませんが、でも記憶に残り続け、五感に刻まれる味って、必ずしもそういうものだけでもないのではないでしょうか。

 別れの時のほろ苦さとか、もしかしたら悲しさや苦しさで喉を通らなかった味が生涯忘れられなかったりすることもあります。
 或いは、本当はささやかな食べ物だったり飲み物だったのかもしれないけれど、それがとてもかけがえのない懐かしい思い出と直結していたり、・・・・そんな胸の深いところと繋がるような味わいをテーマにして、飛び切りのシャンソンと、文学作品を朗読で、ご紹介するつもりです。

 テーマを考え、曲構成を練っている時ってとても楽しくて、お客様も興味を持ってくださるかしらと、あれこれ思いが膨らみます。

 「デリシャス」ってそういう言葉。
 デリシャスなクリスマス前々夜をお過ごし頂けますように。

    コンサートのご案内
   日時: 2018年12月22日(土)
          12:30開場 13:00開演 
   料金: ドリンク付き4000円 前売りチケット3700円

       歌 朗読: 松峰綾音
        ピアノ : 坂下文野

     会場: 巴里野郎KYOTO
               Tel 075-361-3535

     プログラム 『 一房の葡萄 』 有島武郎 作 他 朗読
               「 お茶の時間 」ヴァンサン・ドレルム
               「 冬の庭 」 アンリ・サルバドール
       「 僕のサンタさん 」 レイモンド・ヴァンシー  他

 前売りチケット制はこれまでなかったのですが、クリスマスですので今回特別、ささやかですがプレゼントさせて頂くことに致しました。
 お申込み・お問い合わせは、私宛に、WEBのコンタクトからどうぞ。
 チケットをお送りさせていただきます。

 細かいことですが、今までは「新しいシャンソンと朗読の夕べ」というシリーズ名で進めてきましたが、今回は「新しいシャンソンと朗読のひととき」に変更、お気づきになりましたか。
 開演が13:00ですので、夕べではないので、これは正確にお伝えせねばと!
 お時間をお間違えの無いように、よろしくお願い致します。

 連休の前の土曜日。「シャンソンと朗読」でクリスマスを楽しんでくださいね。



このページのトップへ

「綾音達人夜話 第三夜」終了致しました

   「第三夜」
 麗らかな秋晴れとなった文化の日、夕暮れ時18時から、「綾音達人夜話第三夜」がいつもの会場、「四季AIR」で開催されました。
 お陰様で、とても楽しく充実した会となりましたので、今日はその様子をご報告したいと思います。

 今年の4月、高瀬川沿いの満開の桜を窓辺から眺めながら、「日本語で紡ぐ」という演題で山田弘明氏と哲学と文学・音楽とを対比し、翻訳の問題を取り上げたのが第一回目。
 そして前回二回目は、祇園祭の賑わいが街に溢れる7月。
 「バレエ・オペラ・ミュージカル・シャンソン」の演題で、フランス音楽舞踊劇の歴史と特徴について、西田稔氏と熱く語り、そして今回が第三回目となったわけです。

 これまでの全てを繋ぐテーマは「ことばを超えるもの」。
 シャンソン訳詞を通して見えてくるフランスと日本の再発見を様々な分野のゲストをお招きして、改めて考えてみたいというのがこのシリーズの骨子になっているわけですが、今回のテーマは「国民性」ということで、演題は「シャンソンに見るフランスとアメリカ そして日本」です。

 当初から予約で埋まっていたのですが、それでも更に当日ぶらりと訪れて下さったお客様もいらして、ギャラリーの空間に入りきれないほどで、座る場所を確保するのに精一杯の状態、まさに満員御礼の嬉しい悲鳴でした。

 対談のゲストは国際文化芸術プロデューサーの前田哲央氏、明朗で颯爽とした好青年という感じの素敵な方です。
 事前に二度程打ち合わせをしたのですが、フランスで生れ、11歳の時までフランスで生活なさっていらしたとのこと、興味深いお話もたくさん伺って、この日の対談の中に是非取り入れたいと思っていました。
前田さんと
 ご両親がシャンソンをお好きで、幼い頃、ピアフやモンタンなどの往年のスターの歌声を聴いて育ったのだとか。オーソドックスなシャンソンの王道をよくご存じだったのですね。

 始まる前のツーショットです。
 二人ともとても畏まっている感じです。これから始まる夜話に心地よい高揚感が溢れます。



    「シャンソンに見るフランスとアメリカ そして日本」
 80分間の予定で講演はスタート。
 初めに前田さんのご紹介と講演の概要を説明しました。
 そして今回は具体的にシャンソンを数曲取り上げて、進めていきました。

 「国民性によって歌詞は変容する」・・・・これまでコンサートの中で、折に触れてお話してきたことなのですが、国によって同じ曲でも全く違った歌詞が付けられる、それを比較してみた時、そこに、ものの考え方、感性、習慣、・・・国民性が見えてくるということ。
 フランス語の詩、英語の詩、日本の詩を、具体的に比較し、その特徴を考えることから、お話を進めていきました。
 
 最初に取り上げた曲は「comme d’habitude 」(仏)。
 英語詞と日本語詞のタイトルは「マイウエイ」。
 講演風景

 そして、もう一曲は「Terry's Theme 」(「テリーのテーマ」)。
 チャップリンの映画「ライムライト」のテーマ曲です。
 英語詞と日本語詞のタイトルは「Eternally(エターナリー)」とされており、一方、フランス語詩は「Deux petits chaussons」・・・・私は「小さなトーシューズ」というタイトルを付けて折に触れて歌っている大好きな曲です。

 「マイウエイ」も「テリーのテーマ」も皆様聴き覚えのある曲ですので、親しみを持って耳を傾けて下さっていたようでした。
 訳詞による世界観の違い、曲自体の印象が全く変わってくること等、新鮮な発見をしていただけたのではないでしょうか。

 ゲストの前田さんに、このような国民性の相違についての感想を伺いながらお話を進めて行ったのですが、でもそれだけではなく、マイウエイの一節を歌って頂いたり、フランス語詩の朗読をして頂いたりと色々なリクエストをしてしまいました。
 歌も朗読も楽しげにこなして下さって、和気藹々とした雰囲気が会場に流れました。

  フランスと日本との文化の比較の例として、更に二曲、取り上げました。
 私も自分の訳詞での歌を何曲かご披露して、コンサートと講演会と対談とが楽しく融合したような、あっという間のひと時でした。

 講演やコンサートを通していつも伝えたいと思っていることは、

 「真にグローバルであることは、まず自国を知るということ」

 これに尽きるかなと思っています。
 自国に深い見識を持ち、他国に向かうのでなければ、他国の何物も見えてこないのではないでしょうか。
 国際的であること、他国を理解し、協調しながら付き合ってゆくことの基盤に、自国への理解と誇りを持たなければと痛感しています。
 言葉と日々向き合う自分の立場からは、言葉、日本語の真の美しさを味わい学ぶことが大事なのではと思います。

 そんな日頃の所感をお話しして締めくくったこの日の夜話でした。
 (自慢話! この日も含めて三回とも特に時間を計らないのにぴったり予定通りの80分で終了。昔、教壇に立っていた時からの私の特技なのです!!)
懇親会
 終了後に同会場でのワインパーティーにもほとんどの皆様が残って下さり、あちこちで、芸術論議や音楽談義が起こった、賑やかで楽しい打ち上げでした。
 
「綾音達人夜話」は、全4回シリーズとなります。
 最後の回は来年の4月6日(土)、まだ対談のお相手は決まっていませんが、決定しましたら改めてお知らせ致します。
しばらく先ですが、どうぞ次回をお楽しみに是非いらして下さい。


 

このページのトップへ

小さな秋の便り

   京都の秋
 深まる季節、この時期の京都は清澄な秋の風情に包まれ、古都の矜持が漂っているような気がします。

 明日24日は十五夜、知人に誘われて嵯峨本願寺でのお月見コンサートに行って参ります。
 演目は声明、合唱、シャンソンの三部立てで、日暮れから音楽を楽しみながら、お寺が振る舞って下さるお月見団子とお茶を頂き、月を愛でるという会で、とても楽しみです。
 嵯峨嵐山の古刹でのお月見、写真が上手く撮れましたら、また改めてご報告致しますね。

 実は、昨日もいつものメンバーとの十三夜のお月見の宴があり、参加したいと思っていたのですが、生憎都合がつかず叶いませんでした。

 前にブログでもご紹介したことのある正伝寺での観月の会、宴たけなわの頃に、それぞれが短歌を作り、皆様の前で読み上げるといういささかハードルの高い宴なのですが、昨日出席した友人から、速報メールが届き、「こんな歌を詠みました」と出来立てほやほやの作歌が送られてきました。
 メール通信もこうなると何だかとても優雅で、<ここは京都>としみじみと感じてしまいます。

 正伝寺に限らず、京都にいるとこの時期、様々な寺社などでの観月の会にお誘いを受けることが多いのですが、<月への憧憬>という、宗教心に満ちた雅やかな文化をずっと大事に生活の中に生かし続けていることを肌で実感します。
 近年、薄れつつある様々な日本の年中行事ですが、<自然への畏敬>と密接に結びついて行われてきたのでしょうし、花鳥風月に心を止め、季節にふと留まる日本人のこだわりを、生活の中で私も柔らかく受け止めて、持ち続けていけたらと思うのです。

 花より団子。
仙太郎お月見団子
 京都の人が並んで買うこの時期の人気スイーツはお月見団子です。
 写真は、大好きな和菓子屋さん「仙太郎」のWEBから転載させて頂きましたが、白いお餅は満月、餡は月を囲む空と雲を模しているとのこと、私も今年も列に並んだ一人です。

 そして、昨日は時代祭り、こちらも残念ながら、見ることが出来ませんでしたが。
約二千人が参加するという時代行列は、明治維新から始まり、時代を遡って平安朝まで約千年間の変遷が再現されてゆきます。
 勇壮でそして雅やかな、各時代を再現する衣装に身を包んだ人々の長い長い行列が大路を荘重に歩み進むのです。
  時代祭(京都新聞)
                        (時代祭2018:京都新聞より)
 それをただじっと眺めていることに、最初は少々戸惑い、退屈になってくるのですが、それでもこらえ、見続けていると、やがてそれに慣れてきて、時を忘れるぼんやりとした快い酩酊感に包まれます。

 思えば京都のお祭りは葵祭りも祇園祭りも皆、行列がゆっくりゆっくり通り過ぎてゆくのをただひたすら見ているというもの・・・・阿波踊りのような観客参加型のお祭りが大好きな人には、気が狂うほど緩慢なのではと思いますが、でも、きっとそれこそが古都たる所以で、この時間の流れを心地よく感じられてくる不思議が京都の魔力なのかしら、なんていつも思っています。

 今朝の新聞で読んだのですが、昨日の時代祭りの最中に馬が暴れ出してしまい、怪我人が数名出たのだそうです。
 武士に扮した騎手の持っていた槍が馬の腹にあたったためと報じられていました。この不幸なアクシデントが今後に深刻な影響を与えなければ良いのですが。

   銀座の秋
 一方、巷では、カボチャや魔女のハロウインの飾りがあちこちに溢れています。
 「ハロウイン??」と首を傾げた一昔前から考えると隔世の感がありますね。
 
 世界のいたるところにお祭りはありますし、お祭り好きは人類共通のものという気がしますが、でも他国の祭事をどんどん取り入れて、日本風にいつの間にかアレンジしてしまうのは、さすがあっという間に文明開化を遂げた<換骨奪胎の我が国>と感心するばかりです。
 
 そんなカボチャで溢れる中、先日、銀座に行きました。
 仕事の打ち合わせだったのですが、お昼をという事になって,「ヒガシヤ ギンザ」というお店にご案内頂きました。
 <新しいお茶の愉しみ方>をコンセプトに、お洒落にお茶を供するお店、和食のランチコースもあって、器一つ一つ、提供するタイミングなども行き届いていて、ゆったりとした美味しい時間を堪能しました。
 最後のデザートタイムに『どのお茶を召し上がりますか』と持ってきてくれたのがこの籠です。
ヒガシヤのお茶
 秋ならではの玄米、五穀、柿、銀杏・・・様々なブレンド茶の原材料が籠に盛られていて、とてもお洒落でした。
実った稲穂と丸々とした柿が<秋の恵み>を楽しく感じさせてくれます。
 お店の若い女性は可愛らしくて説明も心がこもっていたので、思わず話が弾みました。
 持っていたコンサートパンフレットを勢いに任せて彼女に進呈して、記念に一枚。
柿のフレーバーティー
 私が注文した「柿のフルーツティー」がこちらです。

 こうして写真をUPすることも「喜んで」と快諾して下さいました。
 こんな一期一会の小さなご縁にほっとするひと時です。

 後半の打ち合わせは場所を変え、カフェで。
カフェにて
 カフェに向かう道すがら、たまたまある知人の事を話題にしていたらその瞬間、ばったりとその方と遭遇してびっくり。
 勿論ただの偶然なのですが、偶然もまたご縁、心が和みました。
モンブラン
 『ここのカフェのモンブラン、銀座でも美味しいって有名なんですよ』と勧められ、それではと頂いてみたのですが、和栗が上品な甘さでとても美味しい秋の味、仕事にも食べ物にも素敵なセンスを持った友人と一緒の充実した一日でした。 


 取り留めなく綴ってみた私の10月です。


このページのトップへ

採薪亭演奏会のご報告

 台風一過、このところ秋晴れの爽やかな日が続いています。

 さて、お待たせ致しました。
 採薪亭演奏会の写真が届いてきましたので、これをご紹介しつつ、改めてコンサートのご報告させて頂きたいと思います。
東福寺
 静謐で動かし難い荘厳さを持つ東福寺大慧殿、お彼岸、中秋の名月の前日、そして第二部に朗読する『蜘蛛の糸』・・・物語の背景となる極楽の蓮池の情景やお釈迦様の姿なども自然と心に浮かんできて、いつも以上に襟を正す会場入りとなりました。
開始前
 清められて塵一つなく、既に全ての準備が整えられた大慧殿で、音響や照明などの最終チェックをしながら、開場時間を待つ時、いつものように、コンサート直前の高揚感と集中力が溢れてきましたが、それと同時に祈りの場所の持つ穏やかな充足感もありました。

 私と坂下さんのために用意して下さった控室は、仏様が何体も安置されており、見守って頂いているようで何とも有難く、また畏れ多くもあり、いつもよりお行儀よく静かに端座していたような気がします。

   第一部 日本茜のドレスで 
休憩2
 初めにあたって、『音は奏でる 言葉は囁く』のコンサートタイトルをまずは主催者である東福寺即宗院の杉井玄慎和尚様がご紹介下さいました。

 耳を傾けて音を味わうこと、心を澄まして言葉を聞きとること、そして発すること・・・そのことの深い意味がお話の中からしみじみと伝わってきます。
一部1 『雨だれ』からスタート。
 そしてこの日のサプライズ!
 スペシャルゲストの和尚様に、コンサートテーマに即して書かれたご自身の文章を朗読して頂きました。
1部5
 『狸の独り言』と名付けた3つの文章で、<雨だれがやがて勢いよく樋を伝い、風の音と合わさって自然のハーモニーを奏でる>という様子を擬音を交えて楽しく表現して下さいました。

 会場が盛り上がる中、雨に因(ちな)んだ曲を数曲ご披露。
1部6
 その後、第一部最後には採薪亭特別バージョンとして、私がアレンジしたシャンソン風『山寺の和尚さん』で締めくくりました。
 途中から和尚様にも再び加わって頂き、狸が腹鼓みを打つ音を模して、木魚を叩いて頂きました。
 おそらく和尚様も初体験の演奏、私もきっと最初にして最後のこの曲のご披露になったのではと思います。

 音楽は心楽しむもの、皆で心併せて奏でるもの・・・最初のご挨拶の言葉を体現した、客席とステージとが一体となったひと時でした。

 休憩に入る前にドレスの説明も。
 実は今回のこのドレスは、着物の反物から作ったものなのです。
一部3
 日本茜という植物から染めた絹織物。
 茜色と言っても真っ赤ではない、夕暮れ時のほんのりと染まる空の色、鴇色にも近い何とも言えない柔らかく上品な色彩。
 東福寺にご縁の深い染織作家の上原晴子さんが染められたもので、これを拝見した折に私は一目で気に入ってしまい、この日のコンサートで是非ともドレスにして着用できたらと思ったのでした。

 仲良しの東京のデザイナー(「サロン・ド・ハナ」のオーナー)と散々苦心して考えたデザインです。
 着物の生地は本来直線裁ちするように織られているものですので、それでドレスの曲線を出すのはとても難しいのだそうです。

 リボンのような飾りは帯結びに見立てて、中の花芯は帯締めで演出してみました。
一部4
この日は上原さんもお客様でいらして下さり、皆様の前でご紹介。
素敵なお着物姿です。

サプライズ満載の第一部を終えて、休憩時間に入りました。
休憩は約一時間、このように贅沢に時間を取れないのが一般的なコンサートの実情ですが、この採薪亭演奏会はまさにヨーロッパの音楽会のように、ワイン片手にゆっくりと寛ぐというコンセプトを取り入れているようです。
休憩3 休憩1
 後援者である京都の老舗「前田珈琲」が出張してサーブして下さる飛び切り美味しいケーキと珈琲、サンドウィッチ、ワインの数々。
 お客様も楽しそうに取り分けて下さいました。

   第二部 『蜘蛛の糸』の静寂から
 芥川龍之介の作品『蜘蛛の糸』の朗読からスタート。
 読んだことがある方が多いのではと思われるお馴染みの物語、勧善懲悪を語る教訓的なお話と思われがちですが、実際読んでみるとそうとも言えず、身につまされたり、罪人に同情したり、人というものの性を思い知らされたり、なかなか複雑な思いに駆られてきます。
2部1
 「改めて聴いて心に衝撃を受けた」「朗読で聴くと一語一語が胸に響き深く理解できる」「蜘蛛の糸が見えてきた」等々、今回のコンサートの中で一番反響が多く寄せられました。

 私自身は、以前は主人公に感情移入していたのですが、今回は朗読しながら、男が地獄に再び落ちてしまった後のお釈迦様の悲しげなため息と、その背景にあるどこまでも美しく薫り高く香っている極楽の蓮池の風情が心に沁みてきました。

 しかし極楽の蓮池の蓮は、少しもそんな事には頓着致しません。その玉のような白い花は、御釈迦様の御足のまわりに、ゆらゆらうてなを動かして、そのまん中にある金色の蕊(ずい)からは、何とも云えない好い匂が、絶間なくあたりへ溢れて居ります。極楽ももう午(ひる)に近くなったのでございましょう。

 そして『言葉は囁く」のテーマのもと、二部は進みます。

和気藹々と歌い語り・・・・。
    2部3   2部2
 坂下さんがにっこりと微笑みながらトークを聞いていたり・・・・。

最後は客席の皆様にも加わって頂きたくて、いつもの『たびだち』を合唱しました。
2部4 2部5
 初めていらしたお寺関係のお客様も多くいらしたのに、いつも以上に大きな声で楽しげに唱和して下さって、本当に嬉しいコンサートの締めくくりとなりました。

 「音と言葉」が素敵に響いたひと時、お越しくださいましたお客様、応援して下さいました皆様に改めて感謝申し上げます。



このページのトップへ

「採薪亭演奏会」無事終わりました

 9月23日、気持ちの良い秋晴れの一日、楽しくコンサートを終えることができました。
通天橋
 お一人だけ、急用ができ参加できないとのご連絡がありましたが、後は全員お出で下さるという文字通りの満席。
 お越し下さいました皆様、これまで応援し支えて下さいました皆様方に心から感謝申し上げます。

  『昼下がりのシャンソンと朗読』~音は奏でる 言葉は囁く~
 というコンサートタイトルのもとで、第一部は「音は奏でる」をテーマとして進めて行きました。
大慧殿
 少しブラックで、シャンソンぽい洒脱なアレンジを加えた『山寺の和尚さん』で第一部の幕を閉じたのですが、主催者である和尚様にも特別にご出演いただき、パーカッション、あるいはドラムに見立てて木魚で加わって頂きました。
 本邦初公開の『山寺の和尚さん』、私の歌と坂下さんのピアノ、和尚様の木魚の音が楽しいハーモニーを奏でて、客席は大盛り上がりでした。

 第二部は芥川の短編小説『蜘蛛の糸』の朗読からスタートし、「言葉は奏でる」のテーマをイメージしながらシャンソンを6曲と詩の朗読で構成してみました。
 
 今回はお客様のお一人が写真撮影を引き受けて下さいました。
 写真が届いてきましたら、それをご紹介しつつ改めてコンサートの詳細をお伝えして行こうかと思います。
 
 今日は取り急ぎ、まずは無事終了したことのご報告第一報をお知らせ致しました。
プラの忘備録
 お越し頂いたお客様から既に色々なご感想をお寄せいただいていますが、その中で、こんな素敵なブログを見つけました。
 懐かしい旧友からの心優しい文章です。
 ブログを最近始められたそうなのですが、コンサートの詳細を生き生きと綴って下さっていますので、よろしかったら是非ご覧になって下さい。
 「PUNAの忘備録」というブログ名で、日常の様々な出来事を見る視野が繊細で温かくとても魅力的です。



このページのトップへ

採薪亭演奏会は明日です

 9月23日、秋分の日、明日はいよいよ採薪亭演奏会です。

大慧殿
 昨日は最終打ち合わせと会場確認のため東福寺大慧殿に行って参りました。

 3年ぶりの大慧殿は秋の気配に包まれていました。

 コンサート直前の会場の佇まいには、いつも心惹かれます。
 本番を待つ気配・・・・それは自分の心が生み出す思いに他ならないのですが、でもお客様が賑やかな談笑の中で次々と訪れて、 やがて客席がいっぱいになってくる情景が鮮やかに浮かんでくるからでしょうか。

 大慧殿の大広間はもうすでに美しく整えられていました。
 明日は満席で迎える140席が整然とステージを取り囲んでいます。
会場風景1
 主催者の方の細やかな心配りは、会場作りにも行き渡っていて、客席の椅子もステージが見えやすいようにと三つの異なった高さのものが前の人の頭に重ならないようにゆとりを持って配置されています。
 色々な席に座って確かめてみたのですが、どの席からも不思議な位ステージが良く見えて、ここまでの設えはなかなか出来るものではなく、本当に感激してしまいました。
 控室も、休憩時に供される珈琲やお菓子・軽食を準備する配膳室の準備も早や完了していました。
会場風景2
 
 ステージに小道具の傘を広げてみました。
 ライト、音響などの確認をゆっくりと済ませ、こちらの本番準備も万全です。

 コンサートの準備を始めて一年近くの間、私自身も様々な出来事があり、体調の良くない日が続いたりしました。

 台風や地震等の災害も重なり、未だその爪跡を残して大変な思いをしていらっしゃる方々も多くいらっしゃる中、こうして無事コンサートの日を明日に迎えることが出来たことに感無量です。
渡月橋破損
 京都も殊の外、台風の被害が大きく、「まだ不自由な状態だけど、明日はすべて忘れて、束の間気分転換をさせてもらうから」という嬉しいメールも届いています。


今の気分をこんな葉書にして皆様にお送りします。

     気合

     <飛び切り楽しくて素敵な時間になりますように>
 明日は思いを込めて、コンサートに臨みたいと思います。


このページのトップへ

「勝手にファン倶楽部」

 9月に入りました。

 ブログを書いている今、まさに大型の台風21号が暴風雨を伴って通過しています。
 そして、地を叩きつけるように激しく降る雨音、いつもなら勢いのある雨は小気味良くて嫌いではないのですが、台風となると話は別、・・・どうか、各地に深刻な被害をもたらしませんように。
 皆様、充分お気をつけになってくださいね。

 戸締りをしっかりとして、懐中電灯とキャンドルを脇に並べながら緊張していますが、でもこんな日だから、楽しいご報告をしたくなりました。

   「松峰綾音さんの練習風景」
 前回の記事『夏の軽井沢 落葉松の中で』で、軽井沢の音楽仲間のことをご紹介致しました。
 実際に顔を合わせるのは7~8月の間の数日だけなのですが、職業も年齢も異なる方たちと、自然に集まり語らう時間を持ってから、いつの間にかもう数年になるかと思います。

 今年は『落葉松』の動画制作をして下さったのですが、実はそれを撮影しつつ、密かなるサプライズが更に二つ用意してあったのでした。

 一昨日、突然一本の動画と説明メールとが届き、本当にびっくりしてしまいました。

 皆さん時々挙動不審で、何だか怪しい??とは感じていたのですが、まさか、こんなメイキングビデオを編集していらしたとは驚きです。
練習風景2
 普段過ぎる顔を人前に出してはいけないのではと、とても戸惑ったのですが、「もう完全に出来上がったので、OKと言えばすぐUPするから」「飾らない顔を見せるのは大事だから」「傑作だから是非載せよう」等々、半ば強引に押し切られてしまいました。
練習風景3
そして、私のWEBの動画集に加えたのは「松峰綾音さんの練習風景」
と題されたこの動画です。
 私的過ぎてごめんなさい。
 でも何度も見ているうちに、今は、自然な自分がそのまま現れているのも素敵なことかもしれないと感じてきましたし、この夏の幸せな時間が蘇って、何より、皆さんで関わって下さった時のワクワクする楽しさをお伝えできたらと思っています。

 「勝手に松峰綾音ファン倶楽部」
 この動画の最後に「勝手に松峰綾音ファン倶楽部の面々」とキャプションがついていますが、これが二つ目の嬉しいサプライズだったのです。

 筆頭にある「動画好きの隣のオジサン」はこの動画を企画し作成して下さったいわば仕掛け人。
 皆様、様々な分野で活躍していらっしゃる方たちばかりなのですが、「アッシらは名乗るほどの者ではござんせん」(ちょっと紋次郎気取りでした)と各々が勝手に考案したWEBネームでご登場です。
 
 「松峰さんには関わりなく、すべて自分たちで勝手に思いついて行動し、蔭ながら応援するファン倶楽部をねつ造」との告知もありました。

 「勝手に松峰綾音ファン倶楽部」の発足は2018年8月21日なのだそうです。
 「落葉松」の動画を作って下さった、そしてカレー定食を皆で食べたあの私の誕生日です。

 冗談が大好きな明るい方たちばかりなのですが、その個性に圧倒されて既にボチボチと会員が増え始めている気配です。
会則もできているそうなのですが、私には何も教えて下さいません。
 
 「ファン倶楽部」などと言って頂き、畏れ多く恐縮するばかりなのですが、人とのつながりの中で様々な出会いがあり、こんな風に温かく応援していただけるのは、本当に幸せなことだと心から感謝しています。

 そして先日、「動画好きの隣のオジサン」が、「「某FM放送局の某ディレクター」を「勝手にファン倶楽部」会員にお誘いしたいので、まずはご紹介から」とランチタイムを設定してくださいました。
Tさんと
 三人でのお食事風景。
 FM軽井沢のT氏です。
 ご了承を得ましたので、ツーショットを載せさせて頂きます。
 
 ラジオの魅力について思いを込めて語ってくださり、放送界におけるご自身の役割や仕事に対して、誠実で真っすぐな矜持を持っていらしてとても清々しく素敵な方でした。

 あっという間に時間が過ぎ、「続きはまた今度!」
 こういう、さらりとして温かい邂逅って得難いですよね。

 そして、WEBネーム「ミキサーこと動画編集人」さんからも、こんなコメントを頂きましたので、ご紹介致します。
 「ハリウッドが常用している動画アプリを僕も使っていますが感性がなかなかついていけず、目下、必死で動画編集に取り組んでおります。今後も磨きをかけますので、来夏も是非ご期待ください。」


 夏も終わり、気が付けば9月23日の東福寺採薪亭演奏会が近づいてきました。

 残暑の京都ですが、しっかりベストを尽くしていきたいです。
 

このページのトップへ