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新しいシャンソンを新しい言葉に乗せて

   シャンソンの訳詞のつれづれに                      ~ 松峰綾音のオフィシャルブログへようこそ ~

五月のパリを行く(5)~ パリphoto点描~

 思えば、パリ旅行から戻ったのは、ちょうど一か月前。
 こうして、ゆっくり余韻を楽しませて頂きましたが、今回で「五月のパリを行く」の最終回としたいと思います。

 「写真を沢山載せて!」とのご要望もあり、今日は、アトランダムに、パリの写真点描をお楽しみいただこうかと思います。

   ヴァンドーム広場 二景
 21時頃になるとようやく、日が暮れ、街に灯りがともり出します。
 何回も通った、宿泊先ホテルへの帰路、ヴァンドーム広場の夜景です。
 広場のモニュメントと、遠くにくっきりと浮かぶエッフェル塔のイリュミネーションにひと時、心を奪われました。
ヴァンドーム広場の日暮れ  早朝のヴァンドーム広場
 そして、同じヴァンドーム広場の早朝の風景。
 夜と朝に、それぞれの空気が流れて。

   カフェ
 カフェは、パリのシンボルですね。
 パリには、一体何軒くらいのカフェがあるのでしょう。
 どの店も、外に面したテラス席が圧倒的に人気のようで、中のソファー席は広々と空いているのに、皆ひしめくように外に向いて腰掛けています。
賑わうカフェ1  開店前のカフェ
 読書したり、おしゃべりしたり、街行く人の流れを楽しみながら。

 私もフランス人になり、テラス席でぼっと向かい側のカフェを眺めていました。
犬の散歩
 カフェの前を、犬を連れた人が沢山通過してゆきます。犬も慣れていて雑踏を上手に主人に従って歩いています。 
 由緒正しそうな大型犬の多い中で、こんな普通のワンちゃんも。

犬が取り持つ縁 
 通行人の女性が、すれ違い際に、犬に話しかけていました。いつの間にか飼い主と結構長いこと話が弾んでいる様子で、犬が取り持つ小さな物語が、勝手に私の中で出来上りました。

 三ツ星とか四つ星とか、きちんとした食事を提供するいわゆる「フレンチ」は『レストラン』。
 それが少しカジュアルな街の食堂という感じになると『ブラッスリー』。
ブラッスリー  ビストロに憩う人々
 お酒を供するフランス版居酒屋という感じが『ビストロ』。
賑わうブラッスリー
 ビストロの店内は大体がレトロで、夜遅くまで開いていますし、ランチ、ディナーなどの時間も特に決まってなくて、いつでもぶらりと気楽に入りことができます。

 一方、お茶やワイン、軽食程度は『カフェ』。結構なんでもありの気取らない喫茶店という感じでしょうか。そして、お茶は、エスプレッソかカフェ・オ・レが似合っています。

サロン・ド・テ

 それに比して、お洒落なティーサロンは、『サロン・ド・テ』。勿論紅茶を注文し、できればケーキも付けてゆったりと過ごしましょう。

 ・・・個人的な感覚なので、この区別が正しいかどうか定かではありませんが、自分流にこんな判断をして、その時々の気分次第、いろんなお店に入っています。

   店先 そして ウインドー 
まずは豪華にエルメスのショーウインドーから。
宿泊したホテルのあるサントノレ通りは、こういうブランドショップが軒を連ねていて、思い思いの斬新な飾り付けをしています。

  エルメスのショーウインドウ    乳母車を押すパパ
 お店の前で、乳母車を押している男性。
 俳優さんみたいに端正な方なのですが、どうやら、奥様は今エルメスでお買物の真っ最中のようで、赤ちゃんをあやしながら外で待機中です。お店の前を行ったり来たりで、フランスのパパも大変なのですね。

本屋さん。
本屋さん  子供服店のディスプレイ 
 子供服のお店のディスプレイ。小さなパリジャンとパリジェンヌがここから生まれることでしょう。でも、向側のビルが反射して写っていて、まるで洗濯物が干してあるように見えますね。
 
 小物雑貨屋さん。
 ワイン屋さんのウインドーの前には、大きなディスプレイ用の瓶が置かれています。「BAD BOY」・・・なかなかです。
 雑貨屋さん  ワイン屋さんのディスプレイ

   見上げれば看板 そして 窓辺
 お花屋さんの看板と、本屋さんの看板。
  花屋さんの看板    本屋さんの看板

これは何の店の看板かわかりますか?
レストランですが、このお店は、鴨のコンフィとかフォアグラ料理が有名らしいので、この絵は、アヒルか鴨なのでしょうか?
そして、窓辺。
 レストランの看板  窓辺

   セーヌ河畔 ノートルダム寺院
 パリの旅の終わりは、やはりセーヌ河畔に向かいたくなります。
 パリッ子はセーヌが大好き、と聞きますが、夕暮れ時にこの河畔に佇んでいると、その気持ちが何だかわかる気がしてきます。
セーヌに架かる橋から 

 ミラボー橋の下を セーヌ河は流れ
 
 われらの恋が流れる


 というフレーズで始まる、堀口大學の名訳『ミラボー橋』(アポリネール原詩)の一節が、じっと河を眺めていたら、しみじみと思い出されました。
 
セーヌ河畔のブキニスト

 岸辺にはブキニストと呼ばれる古本市が。据えつけられているいくつもの緑の大きな箱のふたを開くと古本屋に早変わりする仕組みです。右側に見えるのは、もう店じまいして蓋が閉じられた箱です。
 16世紀の昔から変わらずセーヌ河畔にノスタルジックな風情を添えています。

 シテ島を散歩して、夕暮れのノートルダム寺院に行き着きました。
 『ノートルダム・ド・パリ(パリ・ノートルダム寺院)』は、小説やミュージカルの情景とも重なって、特別な感慨があります。
ノートルダム寺院  ノートルダム寺院2
 以前ブログでも詳しくご紹介しましたが、覚えていてくださるでしょうか?


 これまで、眠っていた旅心が刺激されたのか、旅行から帰ってきてからまだずっと、頭がフランス漬けになっています。
 出かける前より熱心に、地図やガイドブックをチェックし出したり、訳詞作りに火が付いて、次々と新曲も完成させてしまいました。

 本当に久しぶりに出かけた小旅行でしたが、色々な意味でリフレッシュできた気がしています。
 またいつも通りに、普通の生活を普通に、一生懸命頑張ろう。そうすれば、きっと、忘れた頃に、小さなご褒美がもらえることもあるかもしれないな・・・などと殊勝な決意をしつつ、でも、早や、今度は何時出かけようかと、密かにチャンスを狙ったりもしているのでした。

 「五月のパリを行く」・・・・全5話の完とさせていただきます。


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五月のパリを行く(4)~シャンパーニュ地方へ~

 「五月のパリを行く」・・・四回目となりましたが、今日もお付き合い下さい。
 
 パリをゆっくりと満喫する旅。
 そうは言っても、一日くらいは、郊外に出てみるのも悪くないかも・・・ということになり、旅程最終日の日曜、お店は皆閉まっていることだし、Mさんと二人、バスツアーに参加することにしました。

 どうせなら、100%聞き逃さず理解できる日本語ガイド付きに、ということで、いくつかあるバスツアーの中から「シャンパンの故郷、シャンパーニュ地方を訪ねるコース」を選んだのでした。
 Mさんの提案です。
 彼女はお料理・お菓子だけでなく、ワインにも精通していて、ガイドの必要などなかったのではと思うくらいに博識なのです。そしてかなりいける口。
 それに引き換え、私は、情けないことに全くの下戸なので、ワインの良し悪しも皆目わからないのです。
 じゃあなぜ、シャンパーニュ地方なのか、ですが・・・これまで縁がなく、彼女が提案してくれなければ、終生足を踏み入れることなく終わるであろう未知の世界への好奇心が、旅の風に吹かれて、沸々と湧いてきたため。そしてもう一つ、葡萄畑の風景を見てみたかったためでした。

   ランスに出発 
 朝7時30分集合、乗客70名程が乗り込んだ大型バスに、日本人の観光客は8名でした。
 そして、この日のガイドさんは二名。・・・・一人は女性で、フランス語、英語、ドイツ語、ポルトガル語、スペイン語と5カ国語を操り、次々と言葉を変えては、同内容のガイドをしてゆきます。かなり丁寧な説明なので、<×5>、一通り全部終わるのに結構時間がかかります。(その日に乗る乗客の国籍と、言葉のニーズによって、ガイドさんは選ばれるようです)
 彼女の<×5>が終わるのを待って、同一内容のお話を、今度はもう一人のガイドさんが日本語で説明してくれます。
 Yさんという、とても明るくユーモアのある日本人の中年の男性でしたが、何に関しても見識が深いことがにじみ出ていて、懇切丁寧、教えたくて仕方がないという感じの(誰かさんみたいです)、パワフルな説明でした。
 5カ国語分の女性ガイドさんの約半分くらいの時間を、日本語ガイドだけで費やし、しかもあちらは60人。私達は8人で一人を占有。申し訳ないくらい贅沢で、名調子の講義を受けているような感もあり、何だかとても賢くなれた気がします。

バスからの田園風景
 バスの窓から。
 午前中は曇り空で、雨の予報。雲が重く落ちていますが、パリから少し離れると、一面田園風景。フランスはやはり農業国なのですね。

 牧草地に黄色の花が、どこまでも広がっていました。
    
   MUM社の見学から
 ランスの街に到着。ランスはシャンパン発祥の地で、沢山のカーヴ(酒蔵)があるのですが、その中でも代表的なMUMというシャンパンメーカーをまずは見学しました。さすが洒落た門構えです。
MUM社  ガイドのYさん
 ランスの街の歴史から始まり、シャンパンの出来上がるまでの過程を丁寧に説明して下さるYさんです。

 一定の湿度、温度が保たれた薄暗いカーヴ(酒蔵)。
 膨大な数のシャンパンの瓶。すべて熟成に向かって静かに時を待っています。
薄暗いカーヴ  熟成されるシャンパン
 一時間程の密度濃い学習の甲斐あり、私は今やシャンパン通ですが、調子に乗ると大長編になりますので、残念ですが詳細は割愛致します。
 シャンパンの試飲もあり、勢いにつられ少しだけ口に含んでみましたが、カーヴで眠り続けた幾歳月を経た芳醇な香りが広がります。


   ランス・ノートルダム大聖堂
ランス・ノートルダム大聖堂

 1825年までフランス国王の戴冠式が行われていたというランスのノートルダム大聖堂も見学。

 13世紀のゴシック建築で、古城のように威風堂々とした佇まいです。



 地元の人々にとても愛されているという「微笑みの天使像」です。
 不思議な表情をしていると思いませんか。
    微笑みの天使    大聖堂のステンドグラス
 教会の中。ステンドグラスから光が、色を変えて柔らかく差し込んできます。

 日曜日なので、ちょうどミサが行われている最中でした。荘厳なパイプオルガンの音色が反響し、堂内を包み込むように響き渡っていて、身を正したくなる不思議な感動がありました。聴き入っているうちに、ずっと前からここに居るような懐かしさと、遠くに引き込まれてゆくような陶然とした気持ちが湧き上がってきて・・・やがて、ミサ曲を歌う聖歌隊の澄んだ歌声も合わさって・・・。日曜日の教会は何とも言えず素敵です。


 近くのレストランで各自昼食をとることに。
 何気なく入ったお店には中央にグランドピアノが置かれ、壁一面に歌手たちのポートレートが掛っていました。夜はライブハウスになるのでしょうか。
    ゲンズブールのいるレストラン
 中央にゲンズブールの写真も。(銀髪の女性の頭の上あたり)
 「また会えた・・」と心の中で呟いてみました。

   エペルネの街に
 バスは、ランスからエペルネの街へと。
 エペルネもまた、シャンパンの中心地として長い歴史を持った静かで美しい街です。
 
  エペルネの街並    ドン・ペリニヨン修道士の像
 地方の産業振興として、シャンパン(発泡性ワイン)に注目し、改良を重ね良質のシャンパンを完成した修道士のドン・ペリニヨンの像が、訪れた「モエ・エ・シャンドン」というシャンパンメーカーの庭園の一角に建っていました。
シャンパングラスのシャンデリア 
「ドンペリ」というのが、シャンパンの頂点、とんでもなく高価なシャンパンらしいということは知っていましたが、このドン・ペリニヨン修道士の名から取られたものだったのですね。

 「モエ・エ・シャンドン」のロビーに、シャンパングラスのシャンデリアが豪華です。


 カーヴの中は、こんな美しいスタッフが、なんと日本語で解説をしてくれました。こちらも懇切丁寧、且つ、学究的な説明でした。
 カーブのスタッフ   ご夫婦でご案内役
 最後にやはり試飲。お隣りのダンディーな男性は、新婚の「旦那様」なのだそうです。ご夫婦で同じ職場なのですね。

   葡萄畑 ~ミレジム~
 帰りのバスの窓から。
 朝、黒雲が垂れ込めていたのに、お昼近くにはすっかり回復して、気持ちの良い青空になりました。

 見たかった葡萄畑。
芽吹いたばかりの葡萄畑 葡萄畑2
 今年は寒かったため例年より芽吹きが遅く、やっと緑が顔を出し始めたばかりで、風にそよぐ緑一杯の葡萄畑を期待していただけにちょっと残念でした。
 季節と共に、一面に青々と枝葉を広げ、やがて実を付け、見渡す限り丘陵は葡萄で埋め尽くされるのですね。

 以前、このブログでもご紹介しましたが、
『ミレジム ~君が生まれた日~ 』という訳詞を作ったことがあります。
 ワイナリーで働く若者が、我が子の誕生を祝して歌う歌。
 葡萄の出来が最高の年だけ、その葡萄で作るヴィンテージなワインを『ミレジム』というのですが、そのミレジムに匹敵する愛しく最高の我が子・・・という讃歌です。
 葡萄畑、葡萄の丘陵、芳醇なワイン・・・そんな詩の情景を思い出しながら、帰路はこの景色を見ていました。
 今年はこの曲を歌ってみようかなと思います。
 そしてまた、秋の収穫の時、訪れることが出来たら嬉しいです。

 今日はここまでに。
 フランス旅行談もそろそろ、次回は最終回としたいと思っています。



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5月のパリを行く(3) ~地下鉄の切符切り~

 夏のような日差しの中、それでも街は紫陽花色に染まり始めました。
6月ですが、好評につき?!もう少し「5月のパリを行く」・・フランス旅行のご報告を続けてみようかと思います。今日は
(1)~花々とデザートと~、 (2)~シャンソン探訪~ に続いて第三話となります。

   地下鉄に乗ろう
 パリはメトロ(地下鉄)が発達していて、現在全16ラインもあるのだそうです。今回の旅行では、パリの中心部オペラ座界隈に宿泊しましたので、移動はもっぱらメトロで、様々な路線を大いに利用しました。

 では、まずは地下鉄の乗り方から。
地下鉄切符の自動販売機 
 改札口付近には、こんな発券機が設置されています。
 スクリーンにタッチすると、まず、表示言語を選ぶ画面が出てきますが、残念ながら日本語表示はなく、手順を読み解きながら切符購入を。
 とは言っても、切符は行き先に関わらず、全ライン統一料金で、途中何回でも・・・地上に出さえしなければ、・・・乗り換え自由なので、とてもわかりやすいです。しかも有効期限はなく、いつでも好きな時に使えますので、何回も乗る場合にはcarnet(カルネ)と呼ばれる10枚綴りの切符を買うのが便利かと思います。(因みに私はすっかりメトロフリークになり、二回ほどカルネを買い足したのでした。)

 切符をゲットしたら、自動改札口から入ります。システムは日本とほぼ同じですが、切符を通したら、バーを力任せに体で押して進んで下さい。(待っていても自然にバーが開いたりはしませんので。)
 出口では切符の回収はなく、勝手に出ていくだけなので、知らないとホントに良いのかしらと、ちょっと焦ります。

 今回、一番よく利用したマドレーヌ駅。
マドレーヌ駅  電車の到着
 こんな感じの電車ですが、日本との大いなる違いはドアの開閉でしょうか。
 電車がホームに到着しても、ドアは自動では開きませんので、乗りたければ自分で開けましょう(但し閉める必要はありません)。降りるときも同様で、メトロの乗降には、多少の腕力が必要とされるのです。 

 Sortieと書いてあるのは出口です。
 乗り換えはライン番号と終着駅名を確認して進みます。
 地下鉄路線図をいつも携えていれば、割と簡単に、迷わず目的地に到着することが出来ます。
 ただ、日本のような懇切丁寧な車内アナウンスは皆無で、せいぜい駅に着くと一言、怒ったようなぶっきらぼうな声で駅名が一回流れるだけです。
 「ご利用ありがとうございます」とか「お忘れ物ないように」とか「○○線は乗り換えです。」などとは絶対に言いません。
 ・・・降りるも乗るも自分の判断、自分の腕力・・・個人主義とはかくあるものかと妙に納得してしまいました。

 乗り継ぎは、場所によっては、地下道をどこまでも、しかもその間に階段があったりで、ちょっとしたウォーキングですし、古いメトロでは、階段は勾配が急で、まるで寺社の石段のようにすり減っていたりして歴史を感じてしまいますが、でも、エスカレーターは殆どの駅にありませんし、足腰の弱いお年寄りなどは、パリのメトロをどう克服しているのでしょうね。

   地下鉄のミュージシャンたち
 黙々と歩く通路の途中、至るところで、ストリートミュージシャンならぬメトロミュージシャンがそれぞれの音楽を奏でているのが耳に入ってきました。
 パリの地下鉄のミュージシャンは結構音楽レベルが高く、それは交通局が演奏許可するにあたり、オーディションをしているからだと以前に聞いたことがあるのですが、果たして現在もそれは続いているのでしょうか?
メトロ駅7人のミュージシャン 
 彼らの音楽・・・クラシック、ポピュラー、楽器の演奏、歌、個人、グループ、・・・本当に様々です。
 写真がぼやけてしまって殆ど判別できないかもしれないのですが、これは7人グループで大掛かりな演奏をしているところです。なかなか上手でした。お金を集める入れ物に結構大勢の人たちが小銭や紙幣を入れています。

車中のミュージシャン
 今回一番びっくりしたのは、何と車両の中に乗り込んで演奏を始めた人がいたこと、持ち運び用のアンプとスピーカーとマイクを携えて、やおら歌い出したのには本当に驚きました。
 隠し撮りなので、これも写りが悪くごめんなさい。
三曲くらい歌うのに4つか5つの駅を通過したでしょうか?
それから、車両を回り、お金を集めていました。それなりに集まったようで、一仕事終え、電車を降りて行きました。
今度は次の電車に乗り込み、また歌うのでしょうね。
結構上手でしたが、それにしてもかなりな大音量で平然と歌い続けるのです。この光景は以前には見たことはありませんでしたので、最近許されるようになったのでしょうか?(乗客は誰も文句を言ったり車両を移ったりしません)
今回の旅行で、二度ほど同じような場面に遭遇したのですが、メトロはどの路線も大体5分くらい置きに発着しますので、ホームに居て、最大5分間で歌いお金も集めるのは確かに大変。乗客と一緒に演奏も移動してじっくりと聴いてもらおうという知恵者の妙案だったのかもしれません。

   ゲンズブールを訪ねて ~モンパルナス墓地~
 2月に訳詞コンサート「ゲンズブール・イノセント」を開催したことはこれまで何度もご紹介してきた通りですが、皆様に喜んでいただけたことでもあり、「ゲンズブールのお墓参りに行けたら・・・」と密かに思っていました。
塀の向こうはモンパルナス墓地 
 そして、・・・時間の合間を縫って、彼の眠るモンパルナス墓地へと向かったのでした。

 サルトルとボーヴォワール、ボードレールなど、たくさんの著名人、芸術家たちが眠る地でもあります。
モンパルナスから墓地に向かう道。この塀の向こうに庭園墓地が広がります。

良く整備されて、明るい散歩道のような雰囲気です。ここにもマロニエの樹木が葉を広げ、白い花をつけています。
 モンパルナス墓地   花があふれるゲンズブールのお墓
 ゲンズブールの眠る墓石。
 たくさんの花が供えられ、私がお参りしていた間だけでも、大勢の人たちが訪れていました。ゲンズブールの似顔絵、CD,写真・・・・。
 没後20年が経過したのに、未だ彼は愛され、そして如何に永遠のスターであるのかが忍ばれます。
 けれど、多くの意匠を凝らした立派な墓石の立ち並ぶ中で、彼の墓は、このまま通り過ぎてしまいそうなほど簡素でした。
 彼の生前の派手なパフォーマンスとは裏腹に、ひっそりと家族と共に眠っている地。
 私が彼に感じていた「イノセント」な部分が、自然に納得されてくる気がしました。

墓前の地下鉄切符
 メトロの切符が墓前にこんなに沢山供えられていました。
彼のデビュー曲「le poinconneur des lilas(地下鉄の切符切り)」にちなんでのことでしょう。

   地下鉄の切符切り
 日本では『地下鉄の切符切り』という邦題が付けられて、よく歌われている曲ですが、『リラの門の切符切り』『リラ駅の切符切り』という訳題もあります。

 そもそも自動改札となった現代には『地下鉄の切符切り』という言葉自体も死語となり、その存在もピンときませんが、「切符切り」の男が、地下の改札に立ち、乗客の切符に穴をあけ続けるだけのあまりにも単調な仕事にほとほと嫌気がさし、ついにはノイローゼのようになって、そこから逃れるために、自分自身に穴をあける=ピストル自殺をするという悲惨な心境と状況を歌った歌なのです。
 深い闇を抱え持っていたゲンズブール自身の心境を写す、原風景のような詩である気もして、精神分析学的にはなかなか微妙なのではと思うのですが、この歌が、人々の胸に強烈に残って、今も墓石に切符が供えられることになろうとは彼自身予測しなかったことなのではと思います。

 モンパルナスタワーが高くそびえる五月の抜けるような青空の下、ゲンズブールを改めて近くに感じたひと時でした。

   セーヌ河畔の調べ
 この日の夕暮れ時のセーヌ川の岸辺。
 寛ぐ恋人たち。人の波。
セーヌの恋人たち  セーヌ河畔の恋人たち
 何とも言えない詩情があり、セーヌはやはりパリのシンボルなのだなと改めて感じながら、たそがれ時の風情にしばし心を任せました。
 
道行く人と話すミュージシャン
 橋の上で、ここにもストリートミュージシャンたちの奏でる調べ。
 ひとステージ終えて、街行く人と屈託のないおしゃべりをする若者たち。

 そうしている時にもどこか遠くからヴァイオリンの音が風に乗って流れてきました。

 素敵な夕暮れ。
 この日の夕食は、Mさんが予約してくれたシテ島の古いレストランに。
 過ぎてゆく時間を惜しむ、芳醇な旅の一日の終わりでした。


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5月のパリを行く(2)~シャンソン探訪~

   『5月のパリが好き』完成しました
 パリ旅行報告の続きをと思いつつ、前回の記事で、『5月のパリが好き』の訳詞を作ってみようかしら・・・などと口走ってしまいましたので、まずはここから着手、で、結構自信作が出来上がりました!
 今回の私の訳詞ですが、アズナブールっぽい、いなせなパリジャンの独白という感じではなく、ジャクリーヌ・フランソワの歌のように小粋なパリのデッサンのイメージで作ってみました。
 やはり旅行効果でしょうか、詩を書いていてもパリの風景が鮮烈に浮かんできて・・・。
腰おろし煙草ふかし 
   眩しい光の中 花屋の店先に
   薔薇の香りが漂い 朝が目覚めて行く

   腰下ろし 煙草ふかし カフェは賑やかに
   一日が また 始まる          (松峰訳詞)


 少し意訳ですが、一部分だけご披露を!
 ・・・おわかりですよね!
 例の煙草をふかした素敵な花屋の店主さんまで登場させてしまいました・・・映像が自然に詩に刻まれてゆきます。こういう感覚が今回の旅の最大の収穫かな・・・この曲、これから歌って行けたらと思っていますので、いつか機会があれば是非お聴きになってみて下さい。
 さて、では早速、『5月のパリを行く』その二です。

   ねずみの夢見た「サン・マルタン運河」を行く
 今回滞在したのは、castiglione(カスティリオーネ)という老舗ホテル、21時くらいまで日が暮れないこの時期のパリの夜長に、目一杯歩き回って帰ってきても安全便利な地の利をという条件で選んだ結果、地下鉄のマドレーヌとコンコルドの中間地点にある、この上ない立地条件のホテルでした。
ホテル カスティリオーネ  ブランド街
 その上、何と、知る人ぞ知るあのサントノーレ通りに面しており、近隣はサンローラン、シャネル、エルメス、プラダ・・・あり得ないようなゴージャスな通り沿いだったのです。
ブランド街のガードマン 
 更に、ホテルの目の前には24時間体制でこのあたりのブランドショップを警戒するガードマン詰所があり、毎夜帰宅する私たち二人連れを覚えて、会釈までしてくれるようになって、私達の為のSP付き!の安全豪華なホテル暮らしを満喫したのでした。衝動買いの誘惑さえ克服できれば、女性の旅にはこういう宿もお薦めです。

 そんなホテルにぐっすり眠って、一日目、Mさんは早速、日本でも有名な、アラン・デュカスが主催するお菓子教室に参加するため朝早くから出発。
 じゃあ私もと・・・同じく朝から元気にホテルを出ることにしました。夕方の待ち合わせ時間まで、お互いに自由行動、大人の旅はかくあるべし、彼女がケーキなら、私はシャンソンでしょう!というわけで、まず朝一で、サンマルタン運河に向かうことにしたのです。

 BARBARA(バルバラ)が歌う「Gueule de nuit(夜の顔・夜の入り口)」という曲があります。
 この曲、私は大好きで『夜のねずみ』というタイトルで訳詞し、折に触れ歌っていますので、コンサートにいらして下さった方にはお馴染みかと思うのですが、サンドゥニの夜の隙間に生きる「ねずみ」、・・・と自らを称する一人の娼婦を主人公とした歌です。
 「ねずみ」=彼女は、自分が娼婦として生きなければならない宿命を素直に受け入れ諦めつつも日々結構前向きに生きているのですが、気が好い真っ直ぐな気性の女性で、実は密かに想っている彼がおり、彼女の夢は、その彼と一緒に、まだ一度も見たことのないサン・マルタン運河の夜明けを見ることなのです。
サンマルタン運河2 
   夜明け色に染まってゆく
   サン・マルタン運河の空を

   一度も見たことないもの
   ずっと心に描いてきた    
            (松峰訳詞)
 
 
 というフレーズが何度もワルツのリズムで繰り返されていてとても美しい曲です。 ・・・で、私の中では「サン・マルタン運河」は「ねずみ」の憧れの場所そのものですので、夜明けは叶わないにしろ、せめて朝のサン・マルタン運河沿いをメロディーなど口ずさみつつ、散策してみたいなと思ったのでした。
 メトロのレピュブリック駅下車、セーヌ川とウルク運河を結ぶ4.5キロの運河沿いの道を2時間ほどかけて、ゆっくりと歩き始めました。
 でも、「ねずみ」は極めてマイナーな専売特許、一般には、まず『アメリ』ですね。アメリが小石で水切りをしたあの映画の名シーンが印象的かと思います。
更に古くは、1949年のマルセル・カルネ監督の映画『北ホテル』の舞台でしょうか、貧しさの中で翻弄されていく男女の愛憎がなんとも切なく風景と重なっていたのが思い出されます。
サンマルタン運河1 
 爽やかな風景。
 夜の世界にだけ生き暮らしてきた「ねずみ」が見たかったのは、朝のキラキラとした光に照らし出された、こんなさっぱりと抜けるような情景だったのですね。 

 白い花をつけたマロニエの青葉が清々しく5月の風にそよいで、どこまでも並木道は続きます。
 両岸にはお洒落なカフェやお店が連なっていますが、まだ早かったためか、どこも閉まったままで、朝の散歩をする人の姿がまばらでした。

 古色蒼然とした太鼓橋に上って運河を眺めました。
 目はマロニエの梢の高さになって、白い花が見事に咲き誇っているのが良くわかります。
太鼓橋から見た運河  犬と散歩
 遠くまで、静かに続くサン・マルタン運河です。賢そうな犬を連れたお散歩中の男性。

途中、散策終着点のパリ東駅に向かって道を折れると、ヴィルマン公園と表示された小さな公園がありました。華やかな5月です。  パリ東駅に到着です。
ヴィルマン公園  パリ東駅
 
   買い物三昧
 そして、メトロで一路バスティーユまで。
 いよいよ・・・楽譜探し、気合が入ります。

 いくつかいつも立ち寄るお店はありますが、チェック必須店、私の一番のお気に入りはここ、バスティーユのボーマルシェ通りにある<la librairie musicale>という楽器店で、二階が楽譜専門のスペースになっています。
 楽譜屋さん1   楽譜屋さん2
 クラッシックとポピュラーの楽譜に分かれていて、結構広い店内に、ぎっしりと所狭しとばかりの楽譜・・・宝の山です。

 用意してきたリスト片手に、ひたすら探し続け、その他の楽譜もくまなくチェックし、気が付くと3時間近くが経過していましたが、どうやら周囲はそんなお客さんばかりみたいで、さながら図書館のようです。
 お店のお兄さんは、全く当たり前のように邪魔をせず、静かに気配を消していてくれて、さすがプロ! 訊けば大体はたちどころに答えてくれます。

 でも残念なことに、リストアップしてきた楽譜は絶版だったり、出版されていなかったりで、ほぼ全滅でした。
 ポピュラーの楽譜というのは日本でもそうですが、新旧に関わらずレアなものですと、そのほとんどは出版されることがなくて、出版物として手に入れることは至難の業なのです。
 しかも、私が好み訳詞したいと思うものは、特殊な曲が多いようで、結局大体は、譜面おこしから始めざる得ないことになります。
 だったら、楽譜屋さんになど行かなくても・・・という話ですが、本屋さんと同じで、実際足を運んで、表紙を眺め手に取ってみないとわからない閃きや効用は確かにあり、犬も歩けば・・・みたいに、行けば、きっと何かはヒットしてきます。
 そんなわけで、今回も面白そうなものを、直感と衝動とで、十数冊買いこんできました。

 満足して、近くのヴォージュ広場まで足を延ばし、カフェで一息。
 広場は四辺を繋ぐ回廊で取り囲まれています。
   ヴォージュ広場のカフェ   ヴォージュ広場の回廊 
 
 更に、今度はモンパルナスにある大型CDショップまで足を延ばして、ここでも2時間余りの音楽三昧。
 「シャンソン・フランセーズ」というコーナーが、いわゆるシャンソンの売り場なのですが、フランスは、日本よりずっと動きが緩やかなようで、新しいものも勿論豊富ですが、昔のままのCDも売れなくても売り場からすぐには引き揚げず、かなり長く置いてあります。昨年も一昨年もその前もあったな・・・というCDも健在でした。
 音楽の流れる店内で、気持ちよくかなりの数を購入し、荷物はずっしり重くなりましたが、テンションは高くかつ軽やかに、いつの間にか夕方となり、この日のシャンソン探訪は終了、Mさんとの待ち合わせ場所にいそいそと向かったのでした。




 

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5月のパリを行く(1) ~花々とデザートと~

 シャルル・アズナブールのヒット曲で<J’aime Paris au mois de mai>(『五月のパリが好き』)という曲があります。
 日本でも人気があって、「素敵なパリの街に スズランの花が揺れ リラが花咲けば~~」という良く知られた日本語詩で、この時期、歌われる歌なのですが、ウキウキするメロディーもこの季節にしっくりくる・・・と感じて、パリにいる間、何となく口ずさんでいました。
 私は、「新しいシャンソンを紹介する」という自分のコンセプトから、メジャーな曲はこれまであまり多くは訳詞していないのですが、この曲については、かなり違ったイメージができていますし、「是非!」と、薦めてくれた友人もいて、旅行の思い出に自分の訳詞を作ってみようかしらと今思っています。
 アズナブールではなくジャクリーヌ・フランソワが歌っている曲がyoutubeにあがっていました。よろしかったら。↓
 http://www.youtube.com/watch?v=0hjij6zmqvc

 今回のフランス旅行、まずは、<花とお菓子の写真集>ということでスタートしてみようかと思います。

   咲き誇る花々の中で
 春を歌うシャンソンの中に、よく登場する花の筆頭と言えば、まずは「マロニエ」、そして「リラ」でしょうか?
マロニエの並木道 「~~マロニエの並木道~~♪」というシャンソンのフレーズはどっさりとありますし、一昔前の歌謡曲にも、また「銀座マロニエ通り」のように、ちょっと洒落た風の通り名にもなっていますね。
 でも、マロニエの花ってご覧になったことありますか?
 私はマロニエの花咲く季節にパリを訪れたことは、これまでありませんでした。・・・・それが、今回は満喫です。
マロニエの花 
 日本の桜と同様に、一斉に、ここにもあるのだぞ!という勢いで、パリ中に咲き誇っていました。
 かなり背の高い立派な街路樹です。こんな白い花。
 赤い花も時々混ざっていますが、赤は弱く、白のほうが圧倒的に優勢なのだそうです。

 パリは札幌と同じくらいの緯度に位置して、結構気候条件も似ているようです。冬は寒く、春は遅く、4月末くらいから花々が一気に開いて、美しい季節が始まるのでしょうね。そのシンボルのような花。
 マロニエの並木の下に、はらはらと白い花びらが舞って、何とも言えない素敵な風情がありました。
 
 そして「リラ」。 これも今を盛りと咲いていました。
リラ1  リラ2
 宝塚歌劇団のテーマソングになっている「すみれの花咲く頃」という歌をご存知かと思いますが、これは元々「すみれ」ではなく「リラ」だったそうで、日本では「リラ」は今一つわかりにくいので「すみれ」に変えたのだと聞いたことがあります。ライラックのことですね。

 こんな窓辺はパリならではの素敵な設えです。
 家を飾る花   家を飾る2

 似た紫色ですが、こちらは「桐」の花。
 上向きに花をつけるので違いがすぐ判ります。「桐」もパリでは大木になって、実に美しい澄んだ紫色をしていました。
 そして新緑の通り道
 
桐の木   緑の棚の通り道
       

 街のそこここの公園などにも色とりどりの花木があり、まさに百花繚乱、パリの風景に溶け込んでいます。
 五月のパリは紫が際立つ季節でもあります。そして、真っ赤な芍薬の花も。
百花繚乱の公園 シャクヤク


 お花屋さんの店先には色とりどり、華やかに春爛漫です。
花屋さんの店先1 花屋さんの店先2

 こちらもお花屋さんのウインドーです。大輪の薔薇がセンス良く飾られています。
店先のバラ  一服する花屋さん
 このお花屋さんの店主らしき方がお店から出てきて、タバコを一服。
 絵になるなと思わず遠巻きにシャッターを押してみたのですが、ふっとこちらに気付いてにっこりと綺麗な笑顔で挨拶してくれました。
 一瞬で頭の中にちょっと良い物語が出来ました。でも、これは秘密!


   そして、美味しい旅
 旅の相棒Mさんは、ケーキのお教室も自ら開いていらして、パティシエとしての道を目指している方であることは既にご紹介しましたが、今回、彼女と一緒のおかげで、美味しい食事とデザートをたくさんお相伴することができました。

 そのごく一部を写真で追ってみます。

 沢山訪ねたケーキ屋さんの中で、私の一押しはマレ地区にあるこのお店「ジャック・ジュナン」。
元々はチョコレート屋さんなのですが、美味しいケーキも出してくれるということで、連れて行ってもらいました。
ミルフィユとレモンタルト 

バニラクリームの入ったミルフィーユとレモンタルトです。
フランスの伝統的なケーキはやはり濃厚で甘すぎるものも多いのですが、これはさっぱりしていて何とも言えず風味があり、パイのサクサク感も超一流、本当に美味しかったです。

お洒落な化粧室

 お店の隅々まで行き届いたセンスも、全て気に入って、化粧室まで写してしまいました。



キャラメルクレープ

 「ラ・クレープリー・デ・カネット」というクレープの人気店で、ここにも入り、焼き立てのガレットとクレープも頂きました。こちらはデザートのアイスクリームが上に載ったキャラメルクレープです。


 至る処にある美味しそうなパン屋さん。クロワッサンの味はさすが、パリならではです。
パン屋さんの店先  パン屋さんの店先2
 わが友は、パン屋さん、ケーキ屋さん、チョコレート屋さんの前では必ず、じっと観察し、写真に収めます。そうでなければね。やはりプロは違うと感心することしきりでした。

季節のタルトとエクレア
 ここもお薦めのお店でした。「アン・ディモンシュ・ア・パリ」。
 季節のタルトとイチゴのエクレアです。
 この頃になると、さすがに、「これ良かったら食べてくれる?」のセリフが増えてくる私でした。一方、スリムな彼女なのにしっかりと味の研究に余念がなく、それにも再び感心です。

マカロンのディスプレイ 
 パリオペラ座の近くは、フォションの本店やラデュレなど高級店が立ち並んでいます。
 
 
 マカロンもアートですね。

 以上、これらはほとんど一日半くらいの写真で、まだまだ・・・きりがないので本日はこれくらいにしておきます。


 パリのお話のスタートはまずは、<花と団子>。・・・5月のパリの可憐な花々と美味しいデザート、両方とも満喫してきたという今日のご報告でした。まだまだお土産話は色々とありますが、次回をお楽しみに。

   
  ところで、ちょっと、おまけの話
 帰国して三日目。未だ昼夜逆転のジェットラグの中、新幹線で東京に! 結婚式に列席してきました。
 純白のウエディングドレスに身を包んで佇んでいたのは、いつも私のコンサート写真を撮って下さる沢木さん。
 
ウエディング1
 華奢な体にドレスが美しいシルエットを作って、モデルさんのように素敵でした。いつも黒のパンツスーツで重いカメラを何台も肩に掛け,颯爽とシャッターを押すきりっとした面差しを見慣れていましたが、この日の少し照れたような満面の笑顔は、改めて見ると、リスにもウサギにもどこか似ていて、とってもキュートで可愛いかったです。
 <いつも写真を撮り慣れているから、被写体はいかにあるべきか熟知しているのでは>と彼女の友人たちからのもっぱらの評、確かにカメラを向けられても変に動じないで、自然な笑顔がこぼれるところはさすがです。
 体調を壊されてご列席が危ぶまれていた彼女のお父様も、本当に嬉しそうなご様子で終始彼女を見守っていらして、和やかな心に残る結婚式でした。
ウエディング2 

 式場の教会は、外に向かって大きく開放されていて、ここにも美しい5月の光が降り注ぎ、若葉と花々で一杯でした。

 沢木さん、末永くお幸せに!


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ただ今、帰って参りました!

 お陰様で先ほど無事、帰国致しました。

 関空に降り立ったら、なんと空気が暑い!・・・・元々こんなだったかしら?短い間に何たる適応力、体がすっかりパリの気温に順応してしまったのかしら?・・・と、まず思ったのですが、この数日30℃近い夏のような暑さが続いていたのですね。
 パリは18℃~20℃位でとても気持ちの良い季節でした。それでも夜になると急に冷え込んでくるので、持って行ったトレンチコートを重宝していつも羽織っていました。

 出発前、「週間天気予報では、この一週間、パリはずっと雨が続くらしいです・・・。」と旅の相棒Mさんの心配そうな言葉。
 ・・・・またまた自慢してしまいますが、結局一日も降られることなく、帰路の空港でフライトを待っていた間だけ、一天俄かに掻き曇り、どしゃ降りに・・・。別れを惜しむようなこの雨を置き土産にしてパリを後にしたのでした。

 思っていた以上にとても短く感じましたが、でもお陰様で充実して過ごせた楽しい旅となりました。

 5月のパリは、春爛漫、リラ(ライラック)、マロニエ、薔薇、一斉に花が咲き乱れ、とても美しかったです。

パリのリラ
 楽譜屋さんとCD屋さん巡りが今回の旅行の第一優先、それも叶い、結構収穫がありましたし、後は時間に任せてぶらぶらと、これまで私が訳したシャンソンの中に出てくるゆかりの地を散策して過ごしたりしました。
 写真も沢山撮ってきましたので、改めてご紹介いたしますので、楽しみにしていて下さい。

 いつもの旅と一番違ったのは、食べ物かな?
 すでにパティシエでもあるMさんはさすが食通で、お店情報も実に詳細に把握していて、ほとんど毎食、そしておやつタイムも含めて、全てがこだわりのあるお店のチョイスで、私としては夢のようなグルメ旅が実現したのでした。
 持つべき友は、シェフさんかパティシエさんです。
 改めてMさん自慢もさせていただきますので、こちらも是非ご期待ください。
 でもその甲斐あって?!旅行の後半から何となく予感はしていたのですが、帰宅してまず乗ってみた体重計には明明白白、覚悟していたとはいえ困った結果が如実に示されていました。
 美味しかったから、まあ良いか!
 少しずつ節制して戻してゆけば・・・良いですよね!

 私にとっての旅の醍醐味は、何をするというよりもまずその土地の雰囲気に包まれることで、・・・<フランスの空気に触れ、空気を吸ってきたい>と思っていましたが、たとえ数日でも、やはり心身に沁み入ってくるものがあった気がしています。
 今はまだ、ぼんやりと雰囲気でしかありませんが、段々自分の中で熟成されて見えてくればと思います。

 ともあれ、今日はまず、無事帰国のご報告を。
 今は、ぼおっとしているので、時差を速やかに調整し、旅のお土産話を改めてご報告させて頂きますね。



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行って参ります!

 筍パーティーと越前市訪問、今年のGWは楽しい出会いが沢山あったのですが、更に極め付けで、明日からフランスに行って参ります。
 そうは言っても、一週間ほどの小旅行ですので、機内泊などして、ようやくパリに着いたと思った途端、すぐ又、帰路の飛行機の中になってしまうに違いありません。

 出掛ける前は、何かと気忙しくて、どこからか突然仕事が湧き出してくる気がします。
 大事なことを忘れているのではないかと不安になって、何回もスーツケースの開け閉めなどしたり、いつもは気にならずにほったらかしてある家の隅々などを急に磨き始めたりして、自分でも何だか可笑しいのですが、俄か掃除も楽しみのうち、旅行は既に始まっていて、ほんの少しの自分への言い訳と、ある種のおまじない、通過儀礼のようなものなのかもしれません。

凱旋門から見るエッフェル塔
 でも、地図やガイドブックなど広げていると、いよいよ出かける気がしてきて、心が浮き立ってくるものですね。
 「この時期のパリは一番良い季節ですが、朝晩は寒暖の差があるので、念のため、ジャッケットやコートなどを用意しましょう」などと書いてあると、なるほど確かに・・・・と妙に素直になって、荷物はどんどん膨らんできます。

 以前からチェックしていた楽譜やCDなどのリストを作り、買い出し準備も整ってきました。・・・・収穫があると良いのですが。
 今回は、ほとんどずっとパリに滞在して、ともかくも、五月の街、パリの空気を満喫できたらと思っています。
ライトアップのエッフェル塔 
 一週間と少し、ご無沙汰しますが、楽しいご報告がしたいです。
友人のMさんとの二人旅の無事を、どうぞお祈りくださいね。






 

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