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新しいシャンソンを新しい言葉に乗せて

   シャンソンの訳詞のつれづれに                      ~ 松峰綾音のオフィシャルブログへようこそ ~

椅子の魅力(1) ~いくつかの椅子~

 お気に入りの椅子を持っていますか?
 どんな椅子ですか?

 椅子って、じいっと見ていると、どこか人間ぽい味わいがありますし、使っている人の歴史というか、生活スタイルを物語っているような面白さを感じて、私は何だか好きです。

 今日は、そんな椅子のスナップを何枚か。束の間、寛いで下さいね。

 * カフェレストランの椅子
 数日前、抜けるように空が澄んでいた日、久しぶりに立ち寄ったお気に入りの隠れ家レストランで。
 赤いチェックのテーブルクロスに、色づき始めた木々の木漏れ日が眩しく光っていました。ゆったりと大きな椅子に赤いクッション。明るい日差しとの相性抜群で、南仏辺りのカフェを彷彿とさせます。ここの椅子は大きくて、ふわっと体を包みこんでくれて、お食事が益々美味しくなる気がします。
        レストランの椅子 

ガーデンチェア


 お店の入り口に二つ並んで置かれていたガーデンチェア。
 ウエルカムボードよりも多くを、雄弁に語っていました。







 * 我が家の椅子たち
 私が家はスペースに比して、椅子の数が多いのではと、今、気が付きました。
 どこに居ても座れるように・・・できれば、心地よく。
 リビングには、食事もおしゃべりも読書も勉強も手仕事も何もかも、そこで出来てしまう大きなテーブルと、いくら座っていても疲れないパーフェクトな椅子が欲しいなと、ずっと前から思っていて、・・・・でも未だ100点満点のものにはなかなか出会えず、・・・・夢はまだ続行中なのですが。
 それにしても、長い付き合いの日々の中で、愛着を感じている椅子たちが我が家にはいくつもあるのです。

 <最古参の椅子>
我が家の骨董椅子
 引っ越すずっと前から使ってきた椅子で、よく見るとかなり年季が入っています。こうなるともう、共に生きてきた盟友みたいな思いもあり、断捨離なんてとんでもなく、布の張り替えもして、今に至っています。
これと組み合わせて使っている丸テーブルは、何と、祖母の若い頃のもの、高級品ではありませんが、今や家宝!大事にしています。






 <逆光に映えて>
回転椅子

 
 回転椅子です。偉そうで、且つ、ちょっと詩情があるかなと。






     <飾り台になってしまった小さな椅子>
小さな椅子
 
 リビングの狭々しさ解消のため、ついに観葉植物と猫のクッション置き台になってしまった可哀そうな椅子。でも結構しっかりと存在を主張して光っています。





 * 朽ち果てそうなベンチ
 昔の家の庭にずっと放置してあったベンチです。
   朽ち果てそうなベンチ
 初めはキットを買ってきて、自分で辛抱強く組み立て、キシラデコール(防腐剤)などマメに塗っていたのですが、いつかそれもしなくなり、雨風にさらされているうちに、まるで自然の一部のように、溶け込んでゆきました。
 腰かける部分が、段々たわんでゆき、いつの間にか人の体に添った形で底が抜けそうな気配に。
 自然が作った造詣美、いよいよ風格が増して、少し痛ましくもありますが、これぞ椅子冥利かと?!この写真は大切にしています。


 * デパートの片隅に
 昔の小学校にでもありそうな、手作りの白木、素朴な椅子。
 結構味があるのに、家具売り場の同じ場所にずっと動かず置かれていて、ついには最近セールの赤札が掛っていました。2,3日前にもまだそのまま。どんな人の手に渡るのでしょうか?
 売り場だったので、写真は撮りませんでしたが、想像してみて下さいね。

 もう一つ。
 実は、大好きな、とびきり素敵な、絵の中の椅子があるのです。
 これを是非ご紹介したかったのですが、長くなりそうですので、次回に譲りたいと思います。どうぞ、お楽しみに!

 余談です。
 そう言えば、思い出したのですが、江戸川乱歩の怪奇小説に『人間椅子』というのがありました。
 大きな肘掛椅子の中に隠れ住んで、その椅子の持ち主の女主人公に恋慕するという明治版ストーカー男のミステリーです。
 椅子の中に人がいるなんて。
 如何にも乱歩の小説らしく、実に気味悪く、艶めかしく描かれていて、フィクションとわかっていても、ぞっとして、しばらくは、大きな椅子にかけたくなくなりました。
 勿論、次回ご紹介したい絵は、こういうのとは全く違い、とても詩的で美しいものですので、ご安心下さい。
 

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