
どのように、新年をお迎えになりましたか?
お正月はゆっくりとなさっていますか?
でも今日はもう3日。
こうして、今年も時間は飛んでゆくのでしょうか。
・・・・ただでさえせっかちな私は、もう助走の構え充分で、これでは、典型的な貧乏性、ワークホリックの見本みたいなもの。
「いらちになったらあかんちゃ~う?」って、京都生まれのちょっと口の悪い友人S氏にいつも諌められています。
ちなみに「いらち」は、京都、大阪方面で「気ぜわしい・気が短い・すぐいらつく」ような人を指す言葉で、「苛々する」から来ているのでしょうね。
何でもすぐカウントダウンしてしまう私みたいな人種は、大いに危ないのでしょうけど、「いらち」か、「用意周到・早や手回し」かの境目は、カウントダウンした後の気持ちの持ち方にあるのではと、・・・・・すなわち、パニックで自滅に向かうか、士気が高まってゆくかの違いなのだと、S氏に逆突っ込みを入れては、「ほなら、眉間にしわ寄せるのやめ~や」と逆襲されています。
・・・・良い友達です。
蛇足ですが、「いらち」のアクセントは「ら」にあり、「ド・レ・ド」位の音の高さで発音してみてくださいね。
* * * *
さて、私のお正月。
うららかな日射しの中の三が日です。
元旦は、恒例ですが、我が家でのお雑煮、おせちを済ませた後、近くの八坂神社に初詣に出かけました。
鴨川の朝。白鷺が何羽も群れ集って、白い光りを反射していました。
向こうの峰々にはうっすらと雪が積もっています。クリスマス位から、毎日ちらちらと雪が舞っている京都ですが、元旦は嘘のように明るく温かい日射しでした。
南座前を通過。まだ9時前だというのに、四条通りはもうかなりの人の数です。
祇園花見小路はさすがにまだひっそりと。
昔ながらの祇園の街並みには独特の風情がありますね。
そして八坂神社。
祇園の中心にあり、芸事成就の神様でもありますので、髪を小さく結った、舞妓さん見習い中らしい着物姿の女性が、一心にお参りしているのによく出くわします。この日もそんな姿を何人か目にしました。
私も家族の健康、家内安全から始まり、2月のコンサートの成功のことまでしっかりと祈願してきました。
毎年、同じ場所で同じように祈る・・・一年が無事だったことのお礼と今年もという願いを・・それは何よりの恵みなのだとしみじみと思ってしまいます。いつ何が起こるか分からない人の世ですものね。
熱心な信者でもないのに初詣なんて・・・という考えもあるでしょうけれど、私は、感謝し、手を合わせ、お正月という節目に、身を正し、思いを新たにするという機会が生活の中にあるのはとても良いことなのではと思っています。
家に戻り、山のような年賀状の束をカバンに詰め込んで、新年の挨拶に東京に向かいました。
* * * *
逗子の実家。
子供の頃から慣れ親しんだ大好きな湘南の海の景色です。
逗子の披露山公園の高台から。
眼下に開ける海。
本来ならば真正面に富士山が見えるところなのですが、残念ながら春霞のように霞んでしまっています。
江の島。鎌倉の海岸線。
海に浮かぶヨットの白い帆先。
近くに立ち並ぶ白亜の建物は逗子マリーナというリゾートマンションです。
かすかに潮の香。
逆光に光る海。波頭がキラキラと眩しい光に反射して吸い込まれそうでした。暗く写ってわかりにくいですが、三浦半島の方へと続く光る海です。
実家は、家族が一堂に会して賑やかでした。
ついこの間、ブログでご紹介しましたように、姪のKちゃんの結婚式で皆で集まったばかりでしたが、新婚のKちゃん夫婦も訪れていて、もっぱら結婚式や新婚生活の話題と余韻で盛り上がりました。
二人はとても仲睦まじくて、微笑ましく、Kちゃんも一生懸命、新たな生活を作り上げて行こうと頑張っていることが伝わってきました。
それを温かく見守る彼女の両親。
自立し親から旅立ってゆくことを嬉しく思う気持ちと、家に不在になったことにまだ慣れず、一抹の寂しさもあり、少し複雑な気持ちなのだろうと余所ながら察せられました。きっとそれはKちゃんも同じなのでしょうね。
段々日が経つと共に、それぞれに、自然な生活の形が出来てくるに違いありません。
* * * *
私は年賀状のやり取りをマメにするほうですし、教え子も多いので、普通の方よりかなり多くのお年賀状を頂くのではと思います。
年賀状でしか連絡し合うことのなくなった旧友、でも、見慣れた文字を見て、変わらず元気そうだと安心しますし、何もないとは言ってもやはり一年の月日ですので、その人の人生の中での色々な出来事の痕跡が短い文面から受け取れたりもします。
若い教え子の方たちは、それこそ、一年の変化は大きく、就職、結婚、出産、人生の大きな節目を次々に経験して逞しく豊かに成長されてゆく様子がよくわかり、そういうお知らせを頂けるのは教師冥利に尽きると感じています。
反対に、教師だった私が、今教職を離れ、違う道をこうして歩んでいることも、若い彼女たちにとってはなかなか衝撃的なのかもしれないと思うのですが。
自分なりの進み方しかできませんけれど、心を込めて・・・と思います。
そんなお正月です。
さて、そろそろ。
当面の目標のコンサートまで、一カ月ですので、これから忙しくなります。全力投球で頑張りますね。
お正月はゆっくりとなさっていますか?
でも今日はもう3日。
こうして、今年も時間は飛んでゆくのでしょうか。
・・・・ただでさえせっかちな私は、もう助走の構え充分で、これでは、典型的な貧乏性、ワークホリックの見本みたいなもの。
「いらちになったらあかんちゃ~う?」って、京都生まれのちょっと口の悪い友人S氏にいつも諌められています。
ちなみに「いらち」は、京都、大阪方面で「気ぜわしい・気が短い・すぐいらつく」ような人を指す言葉で、「苛々する」から来ているのでしょうね。
何でもすぐカウントダウンしてしまう私みたいな人種は、大いに危ないのでしょうけど、「いらち」か、「用意周到・早や手回し」かの境目は、カウントダウンした後の気持ちの持ち方にあるのではと、・・・・・すなわち、パニックで自滅に向かうか、士気が高まってゆくかの違いなのだと、S氏に逆突っ込みを入れては、「ほなら、眉間にしわ寄せるのやめ~や」と逆襲されています。
・・・・良い友達です。
蛇足ですが、「いらち」のアクセントは「ら」にあり、「ド・レ・ド」位の音の高さで発音してみてくださいね。
* * * *
さて、私のお正月。
うららかな日射しの中の三が日です。
元旦は、恒例ですが、我が家でのお雑煮、おせちを済ませた後、近くの八坂神社に初詣に出かけました。

鴨川の朝。白鷺が何羽も群れ集って、白い光りを反射していました。
向こうの峰々にはうっすらと雪が積もっています。クリスマス位から、毎日ちらちらと雪が舞っている京都ですが、元旦は嘘のように明るく温かい日射しでした。
南座前を通過。まだ9時前だというのに、四条通りはもうかなりの人の数です。


祇園花見小路はさすがにまだひっそりと。
昔ながらの祇園の街並みには独特の風情がありますね。


そして八坂神社。
祇園の中心にあり、芸事成就の神様でもありますので、髪を小さく結った、舞妓さん見習い中らしい着物姿の女性が、一心にお参りしているのによく出くわします。この日もそんな姿を何人か目にしました。
私も家族の健康、家内安全から始まり、2月のコンサートの成功のことまでしっかりと祈願してきました。
毎年、同じ場所で同じように祈る・・・一年が無事だったことのお礼と今年もという願いを・・それは何よりの恵みなのだとしみじみと思ってしまいます。いつ何が起こるか分からない人の世ですものね。
熱心な信者でもないのに初詣なんて・・・という考えもあるでしょうけれど、私は、感謝し、手を合わせ、お正月という節目に、身を正し、思いを新たにするという機会が生活の中にあるのはとても良いことなのではと思っています。
家に戻り、山のような年賀状の束をカバンに詰め込んで、新年の挨拶に東京に向かいました。
* * * *
逗子の実家。
子供の頃から慣れ親しんだ大好きな湘南の海の景色です。
逗子の披露山公園の高台から。
眼下に開ける海。

本来ならば真正面に富士山が見えるところなのですが、残念ながら春霞のように霞んでしまっています。
江の島。鎌倉の海岸線。
海に浮かぶヨットの白い帆先。
近くに立ち並ぶ白亜の建物は逗子マリーナというリゾートマンションです。
かすかに潮の香。

逆光に光る海。波頭がキラキラと眩しい光に反射して吸い込まれそうでした。暗く写ってわかりにくいですが、三浦半島の方へと続く光る海です。
実家は、家族が一堂に会して賑やかでした。
ついこの間、ブログでご紹介しましたように、姪のKちゃんの結婚式で皆で集まったばかりでしたが、新婚のKちゃん夫婦も訪れていて、もっぱら結婚式や新婚生活の話題と余韻で盛り上がりました。
二人はとても仲睦まじくて、微笑ましく、Kちゃんも一生懸命、新たな生活を作り上げて行こうと頑張っていることが伝わってきました。
それを温かく見守る彼女の両親。
自立し親から旅立ってゆくことを嬉しく思う気持ちと、家に不在になったことにまだ慣れず、一抹の寂しさもあり、少し複雑な気持ちなのだろうと余所ながら察せられました。きっとそれはKちゃんも同じなのでしょうね。
段々日が経つと共に、それぞれに、自然な生活の形が出来てくるに違いありません。
* * * *
私は年賀状のやり取りをマメにするほうですし、教え子も多いので、普通の方よりかなり多くのお年賀状を頂くのではと思います。
年賀状でしか連絡し合うことのなくなった旧友、でも、見慣れた文字を見て、変わらず元気そうだと安心しますし、何もないとは言ってもやはり一年の月日ですので、その人の人生の中での色々な出来事の痕跡が短い文面から受け取れたりもします。
若い教え子の方たちは、それこそ、一年の変化は大きく、就職、結婚、出産、人生の大きな節目を次々に経験して逞しく豊かに成長されてゆく様子がよくわかり、そういうお知らせを頂けるのは教師冥利に尽きると感じています。
反対に、教師だった私が、今教職を離れ、違う道をこうして歩んでいることも、若い彼女たちにとってはなかなか衝撃的なのかもしれないと思うのですが。
自分なりの進み方しかできませんけれど、心を込めて・・・と思います。
そんなお正月です。
さて、そろそろ。
当面の目標のコンサートまで、一カ月ですので、これから忙しくなります。全力投球で頑張りますね。


