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新しいシャンソンを新しい言葉に乗せて

   シャンソンの訳詞のつれづれに                      ~ 松峰綾音のオフィシャルブログへようこそ ~

2013年 年の終わりに

   大晦日の空
 いつも早起きの私、今朝もまた一段と早く目を覚ましました。

 数日前まで、雪がちらついていて、まさに底冷えの京都、冷気が体に染み込んでくる耐え難い寒さだったのですが、幸い今朝は寒気も緩んで。

いつものように、熱い珈琲を傍らに置きながらパソコンを開くところからスタートしました。12月は、ほぼそんな日の連続で、パソコンに根を生やしてしまったかのようです。
 東京と京都のコンサートの案内状送付、年賀状、12月末締め切りの原稿がいくつも、その他、訳詞の仕事が重なり、加えて、最大の難関のコンサートプログラムの原稿書き。
2月にコンサートを行うようになってから去年も一昨年も12月は厳しいスケジュールなのですが、今年は更に予期せぬ所用がいくつも起こって、殊の外大変な大晦日になってしまいました。
・・・締切りに追われ、毎日机の前から動けない、売れっ子作家の気分です。
マンションからの朝焼け 
 そんな中で、夜が明け、マンションから見た朝焼けの空です。
 建物の隙間からやっと見えるだけの小さな空ですが、夜明けと共に刻々と変わってゆく自然の色彩は美しくて、 思わず見入ってしまいます。
 紫色が橙に染まり、それが光の中で薄まって、この写真は鴇(とき)色の淡い空ですね。

 でもホントにギリギリになってしまいましたが、朝、最後の原稿チェックを完了し、めでたく、どうやら年内にすべてのノルマは完了しました。
 一年間、よく働いたな、という達成感がどこか快く感じられます。

 大掃除は早くから少しずつしていましたのでこれも楽勝で、今朝は、朝一で買い出しに出かけました。
 
   大晦日の買い物
 何回かご紹介したので、もうお馴染みの場所ですね。
 わが家からほど近いイノダ珈琲本店です。まだ9時だというのに、皆さんどうしたのですか?というほどの長蛇の列が店先に。いでたちを見ると主には観光客の様です。年末年始を京都で過ごそうと出かけていらしたのでしょうね。
イノダ珈琲店前の行列  イノダコーヒー店内
  最近人気のイノダのモーニング、結構豪華な「京の朝食」をお目当てに訪れたのでしょうか。その列をかき分けて、私は悠然と店の中に。
 私は「京の朝食」は食べませんと看板を掛けたいくらい、険しい目で順番待ちの方に睨まれてしまいましたが、お目当ては珈琲ギフトなので。
 父が珈琲大好き人間で、特にここの珈琲が好み、それではお年賀にと、買い求めたのでした。明日元旦はこれを持って逗子に向かいます。

 そして、錦市場に。
錦市場の入り口は今年から、錦市場ゆかりの伊藤若冲のタベストリで飾り付けられています。
  錦市場入口の若冲のタベストリ   錦市場の賑わい
 そして、朝早いのにこの人出です。
 昼に近くなるともう一歩も歩けない感じになりますので、朝来たのは正解だと思いました。
 観光名所でもあるので、人ごみでの写真撮影も気になりません。
祝鯛

 お魚屋さん。縁起物の祝鯛です。

大きくて立派な尾かしらつきの鯛の焼き物ですが、お値段も立派で5000円~8000円。
 
のし餅




 つきたてのお餅。「のし餅」といっても京都はパウンドケーキくらいの大きさの棒状のものをスライスしてあるのですね。
 関東では、板状に伸ばしたものが「のし餅」で、昔は、各家庭で何枚か注文して買っていた記憶があります。
 
 この店も沢山の種類のお餅です。
棒もち  漬物屋さん
 漬物屋さんも大繁盛。

花屋さんの正月飾り
 
 お花屋さんの店頭にしめ飾り各種が華やかに掲げられていました。
 
 お正月前の活気のある風物詩です。




  一年の終わりに
 皆様の一年はどんなでしたか。
 
 今自分の書いたブログを読み直しながら、一年間を思い起こしていました。
 ブログの記事だけをみても、色々なことがあったのだと改めて思います。
 2月の『ゲンズブール・イノセント』、そして、4月の巴里野郎でのコンサート。5月のフランス旅行。10月の女子大での講演。11月のラジオ出演。
 シャンソン関係の出来事に新しい展開があって、充実した年だったことに感謝するばかりです。
 一歩踏み出すと一歩分、そこでまた、新たな出会いも生まれてくるのですね。沢山の場面の中で、沢山の方たちとの触れ合いの中で、一歩は進んでゆくのだと感じています。
 勿論何かをすれば、それは神経とエネルギーを消耗するリスクはあるけれど、それでも来年もまた、そういう全てを含めて、未知の出来事に期待したいと思います。
 時の流れには、かけがいのない、人との、時間との、一期一会が積み重なっていることをしみじみと思います。
 

 静かな年の終わり、今年一年、ありがとうございました。
 どうぞ良いお年をお迎えください。



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師走東京下町探訪 <その二>

   フランスのクリスマスソング
 穏やかなクリスマスをお過ごしでしたか?
 私は22日に、新宿ヴィラージュでシャンソン仲間との勉強会があり、自作の訳詞レパートリーの中から二曲、クリスマスソングを歌ってきました。
ヴィラージュのクリスマスツリー
一曲はバルバラの「joyeux noël(松峰邦題「素敵なクリスマス」)」という曲。この曲は、前にブログでもこんな記事で少しだけご紹介したかと思います。

 クリスマスの夜、恋人に会いに行く一人の若者と、同じく愛する人のところに向かう一人の女性とがアルマ橋ですれ違うところから話は始まります。
 話はいかにもフランス風の味付けで進んでゆき、びっくりする結末と共に、「祝福あれ 素敵なクリスマス」という言葉で終結します。


 いかにもバルバラ的であり、尚且つフランス的な、意表を突く物語の展開、そしてシニカルでお洒落な感覚満載の大好きな曲です。
 でも、ミステリー小説のようなこの曲の種明かしをしてしまうと、歌を聴く興味が半減してしまいますので、、いつか是非直接お聴きくださいね。

 もう一曲はフランスの代表的なクリスマスソング「petit papa noël (松峰邦題「僕のサンタさん」)」。
 子どものためのあどけなく可愛い曲で、これもこの時期、私の一押しです。
 でも、日本ではなぜか知名度が低く、やはりフランスの曲は浸透しにくいのでしょうか。残念です。

   東京下町探訪<その二> 築地 ~朝食は江戸前寿司を
 さて、大変お待たせ致しました。前回の記事の続きを始めましょう。
まだお読みになっていらっしゃらない方は、まずは→『師走東京下町探訪<その一>』からどうぞ。

 友人のMさんと、豊洲にある豪華新築マンションのゲストルーム宿泊体験、一日目が無事終了したところまでお話ししたかと思います。
 明けて、翌朝。
 いつも以上に熟睡して目覚めた早朝、高層マンションの眼下に、空を青紫色に染めて太陽が昇ってきました。夜明けのしじまの中にビル群、くっきりと稜線を現してくる富士山。
 豊洲に泊まる地の利を生かして、<移転が決まった築地市場を視察しつつ、そこで朝食を!>という美味しそうな話が昨晩のうちに成立しており、いざ出陣。

 エレベーターの中、美しいロビー、ランドセル姿の子供達や通勤通学の人たちが行き交い、ホテルのような高層マンションにも普通に生活が営まれているのだと、当たり前のことに妙に感動してしまいました。
 因みに、シャンソンに、『高層ビルの子供』という曲があるのですが、それが何となく口をついて出てきました。

 <魚河岸の賑わい ターレ> さて、築地の魚河岸に到着。
 8時半くらいでしたが、セリはもう終わった後で、業者の方たちが仕入れた品を整理し積み込んでいるところで、兎に角、人と車の雑踏の中、大変な活気でした。
築地市場に到着
 築地は魚河岸を中心とした場内市場と、それを取り囲むようにして広がっている場外市場に分かれていますが、朝食は臨場感あふれる場内市場でということで、この中に果敢に突入。ここに来ると、お仕事をしていらっしゃる方たちの邪魔をしないよう敏捷な動きが要求されますね。

 特に、この乗り物がすごいのです。
 操縦者一人が、立ったまま大きなハンドルを自在に操作するちょっとキュートな形なのですが、荷台に一杯の段ボールや発泡スチロールの箱を山積みにして、人でごった返す狭い路地も何のその、躊躇することなくかなりの勢いで突進してきます。
巧みなターレの運転  行き交うターレ
通称「ターレ」という名前の運搬車です。
思わずウィキペディアで調べてしまいました。
動力源となるエンジン、モーター、操舵装置、駆動輪の全てが車台前部に回転可能に保持されたターレットに納められている。そのすぐ後方に運転台があり、運転者はターレット全体を回転させて操舵する。駆動輪となる前輪は360度回転するため最小回転半径は小さく、狭い場所での運用にも適している

 <横断は信号機に従って>という守られた生活に、いつの間にか慣れてしまっていたことに愕然とするくらい、道を歩くこと、道を渡ることに全神経を集中させます。
 <ここではきっとターレが一番、人はその邪魔をしないよう自己責任で歩く必要がある>、<それが築地の不文律に違いない>と勝手に確信しました。
 それにしても、操縦が実に巧みで、スピードを緩めないでスルスルと擦れ違う妙技など、ただただ見とれてしまいます。
 食材の品定めの技術、お魚をさばく技術、などと同様にターレを操る技術も長年、築地が培ってきた職人技なのかもしれません。

 <マグロ ゴロゴロ> マグロがゴロゴロ

 何と言ってもお江戸の台所、築地ですから、あらゆる種類の鮮魚が半端な量ではありません。
 
 でもマグロ、無造作にそこら辺にゴロゴロ転がっています。

マグロのさばき  マグロのブロック売り
デパートのマグロ解体ショーなんて目じゃない!あっという間に見事にさばいてゆきます。
 そして出来上がった切り身はこれ。巨大ビーフステーキの様ですね。

 <江戸前寿司 そして 珈琲> 細心の注意を払い市場を偵察しながら、場内の外れにあるお目当ての<魚がし横丁>に辿りつきました。
魚河岸横丁  有名店の行列
 もう既にそれぞれのお寿司屋さんの前には長蛇の列です。さて、どの店に入ろうか、悩むところで、ガイドブックに載っているお店の行列は半端ではありませんでした。築地のお店はどこも本当に美味しいと聞いていましたので、大行列のお店と、誰も入っていないお店だけは避け、あと少しで番が来そうなお店に決めました。
 敷地の関係で、間口が狭く10人くらいで一杯になってしまいますが、清潔で感じがよく、本当に美味しかったです。
いくらなんでも無理かなと思いつつ、15貫もある<おまかせ寿司>を注文しましたが、完食でした。お値段はそれなりですが、でもこの鮮度と美味しさなら納得です。余韻を楽しみたいので、しばらくは私、お寿司断ちするつもりです。
寿司屋さんの明朗メニュー
 お店の看板に、メニューの写真がわかりやすく載っていて、それぞれにABC・・・とアルファベットが打ってあり、価格も明示されていました。
 店内は外人のお客さんが圧倒的に多かったので、これは外国人の方のためのサービス、こうしておけば、日本語がわからなくても安心して注文できますね。

 同じ並びに、昭和初期の香りのするレトロな珈琲屋さんがあったので、入ってみました。ウナギの寝床のような狭いスペースですが、若い女性二人で仕切っていて、テキパキとした働きぶりにとても好感が持てました。河岸で働く常連の方が多いみたいですが、気持ちのよいやり取りを聴きながら、幸せな満腹感を味わいました。

 <ぶらぶらと場外に>「衣食足りて礼節を知る」・・・余裕を持って視察再開。
 こんな本屋さんもありました。『マグロのすべて』『築地 魚 さばき方と料理』さすがです。
魚河岸の本屋さん  厚厚卵焼き
 そして場外に。八百屋さん。佃煮屋さん。実演販売の卵焼き屋さん。
本家吉野家
 『吉野家』も。・・・明治32年創業で本家はここ築地なのだそうです。築地で働く人たちのために初代店主が 「はやい・うまい・やすい」を目指して店を開いたと説明がありました。
 そして「波除(なみよけ)神社」。・・・江戸時代は元々、築地一帯は海であったものが家綱の時、大規模な埋立事業が完成したのだそうですが、その際に工事と埋立地の安寧を祈願して建立され、以来築地の守護神社として今日に至っています。

 こうして歩いてみて、改めて、長い歳月の中で、築地に独特な文化が育まれていることを肌で感じた気がします。
 「築地市場」という言葉自体がただの地名ではなく思いが込められていること、それだけに、ここに関わってきた方たちの深い愛着も頷けます。
賑わう場内市場
 建物の老朽化、流通、敷地の狭さ、様々な今後への限界から、検討の末、豊洲への移転が決まって、今将来に向けての準備が着々と進んでいるようです。
 考えてみると築地も埋立地から始まり、長い月日を経て、今のような文化を作ってきたのですね。
 これから豊洲市場もまた、色々な問題をクリアしつつ、未来型の独自な文化が生れて行くのでしょう。
 Mさんと、「後10年20年したら、今日一緒にお寿司を食べたことを誰かに話したりするのかしら?」「<新築地市場>と命名して、築地の名前を残したい気もするけれど」とか色々と話しながら築地を後にしました。

   六本木 ~サントリーホール オルガン プロムナードコンサート
 この日の締めくくりはサントリーホールのパイプオルガンコンサートでした。サントリーホールでは月に一回、お昼に無料オルガンコンサートを行っていますが、この日はクリスマスにちなんだプログラムで編成されていて、とても楽しかったです。
 バリトンとのジョイントもあり、大好きなフォーレの『夢のあと』なども素敵なフランス語で歌って下さって大満足。

 年の瀬、心に残る一泊二日の東京探訪小さな旅のご報告でした。




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師走東京下町探訪 <その一>

 このところコンサートの話題が続いてしまいました。
 当日までの準備段階をしっかり踏むことが、目下の私の最優先課題になっていますので、ついその進捗状況など語りたくなってしまいます。

 でも今日は閑話休題、少し話題を変えて。
 忙中閑、忙しさの隙間を縫って、東京小さな散歩、ほっと心寛いだことをお話しようかと思います。
 もしかしたら一種の逃避行動かなという気もするのですが、でも、誰にでも少しは<忙しい時ほど寄り道をしたくなる>心境ってあるのではないでしょうか。また、こういう時の寄り道は少しだけ後ろめたい分、結構楽しくて、普段なら出会えない思わぬ収穫も沢山あったりしますよね。
 別のことをして遊びたくなる、でも、遊ぶほどの根性もない時には、一番遠い事から着手してみる、ずっと前に<試験勉強中に、無性に大掃除がしたくなる>というお話をしたかと思いますが、最近、そういう気持ちもざわざわと動いているのを感じます。
 でもまあ、<大変なときほど、固まり過ぎずに>と言い聞かせています。精神をリラックスさせることの効用は大きいですから。

   上野 ~「下町で第九」
 さて、まずスタートは年末の第九から。

 ご存知、台東区が年末恒例で開催している台東区民合唱団による第九の合唱を12月8日に聴きに行って参りました。

 以下は台東区の広報からの紹介文です。
台東第九公演(台東区HPより) 第九公演は、東京芸術大学、台東区民合唱団及び台東区で構成する「台東第九公演実行委員会」により、区民の皆さんの芸術活動に参加する機会、芸術に触れる場の提供を目的として、昭和56年から実施しています。
 市民合唱団による「第九を歌う会」は現在様々な地域で盛んに開催されていますが、この台東区の第九は今年で33回目になるそうで、まさに老舗ですね。

 久しぶりの上野、公園口を降り立つと、銀杏並木は名残りの黄葉、道に敷き詰められた枯葉をカサカサと踏みしめ、時々空を見上げながらゆっくりゆっくり歩いてみました。
銀杏の黄葉 歩道の落ち葉 銀杏の落ち葉
 枯葉の独特な香りが、踏みしめる足元から香り立ってきます。
 初冬の冷ややかな空気を頬に感じつつ、<色々あった一年が過ぎて、今、年の瀬の中を歩いている>という、どこかすっと心地よい感覚に満たされていました。

 そして、東京芸大奏楽堂に到着。
芸大奏楽堂 
 第九で一年の締めくくりという方々が多いのでしょうね。広いホールは一杯の観客に埋め尽くされていました。
 チケットを手配してくださったSさんのお蔭で、私はオーケストラボックスのすぐ近くの前列でゆったりと鑑賞させて頂きました。
 指揮者の息使いがまさに聞こえてくる特等席で、今回はタクトを振る指揮者の、音楽をリードする決然とした意志のようなものをとても身近に感じた気がします。
 タクトの先に、オーケストラと250人の合唱が溶け合い、素敵なハーモニーが生れ出てきます。最後にソロで歌うソプラ、アルト、テノール、バスの四人のソリストの伸びやかな声が更に美しく調和して最高潮を迎えます。
 「やはり音楽は良い」・・・という超シンプルな感想を抱きながら心地よい余韻と共にフィナーレ。

 今回の四人のソリストは東京芸大の大学院生が務めたのですが、その中のアルトソリストの藤田彩歌さんは、実は私の教え子なのです。
藤田彩歌さん
 彼女はつい先月も新国立劇場のオペラハウスで上演した『秘密の結婚』で、癖のある難役に抜擢されオペラデビューを果たし、将来が大いに期待される新人なのですが、華のある彼女の舞台をいつも聴きたくなって可能な限り駆けつけるようにしています。
 公演後のほっとした彼女の表情です。

 12歳の時に教えて、それから今に至っているのですが、彼女に限らず、教え子の方たちが、それぞれの自分の道をしっかり歩んでゆく、その成長を見守ることができるのは教師冥利に尽きますね。
 これからの更なる飛躍を願う幸せな一日でもありました。 
夜の奏楽堂前のイルミネーション
 帰りの奏楽堂。まだ18時にもならないのに、もう陽が落ちて、クリスマスイルミネーションが静かに光っていました。



   豊洲 ~高層マンションゲストルーム宿泊
 そして数日後。
 仲良しのMさんから、「豪華マンションのゲストルームに泊まってみない?」というお誘いがあり、即快諾。
 彼女のお友達が先頃入居した新築高層マンションが豊洲にあり、とても眺めが良いからそのゲストルームに体験宿泊を、という嬉しいお話でした。
 今、こういうゲストルームが人気なのだとよく雑誌などで目にしますが、これまで全く縁がなかったので、これは「何事も経験」、面白そうかなと。

 Mさんとお昼に待ち合わせ、今回は<東京発見小さな旅>というコンセプトで行こうとまとまり、ではまずリニューアルされた東京駅見物からスタートということになりました。
ランチをした新丸ビルのレストランからの眺めです。
東京駅北口付近  東京駅中央口付近
 偶然、駅舎の全貌がよく見える特等席が空いていて、<強運の私たち>と幸先よく意気揚々。
 昔の面影を残した設計と聞いていましたが、こうやって改めて眺めてみるとなかなか落ち着いた良い感じなのではと思います。月日を経て、また新たな歴史が刻まれ風格を増して行くのでしょう。
はちみつ色のツリー

 ぶらりと銀座を歩いて、豊洲のマンションへと向かいました。

 銀座にはこんな蜂蜜色のクリスマスツリーも飾られています。

 到着したマンションは、ツインタワーになっていますが、中央がロビー階で繋がっていて、どこまでも広い!
そしてこれが、本当に豪華な一流ホテルの仕様なのです。コンシェルジュも美しい女性たちが何人も待機していて、まさにホテルのフロントのように整然としています。
鍵を受け取り、46階のゲストルームに向かいました。

 東南角部屋、二方向大きく視界が開けて、広々として、インテリアも素敵なスイートルームが準備されていました。
ゲストだから良いけれど、日々の生活がこういうモデルルームのようなお部屋では落ち着かないかも・・・と言う感想で二人一致してしまいましたが。

夕暮れ時の部屋からの眺めです。
高層マンションからの夕景1  高層マンションからの夕景2
 46階の部屋に泊まるのも初めての経験。
 正面に東京湾、そしてその向こうにくっきりと富士山が見えます。
 眼下左側には隅田川が流れ、右側には、築地に代わってこれから建設予定の豊洲市場の広大な敷地が広がっていました。

 夕食は、もんじゃ焼きかお好み焼きかなどと迷った末、おでん屋さんに!ということになり、ゆりかもめに乗って薄暮の東京の街を眺めながら新橋へ。行列のできるおでん屋さんでお醤油色の濃い、これぞ関東風おでんを美味しくいただきました。
  銀座通りのツリー1   銀座通りのツリー2
 帰路の銀座通りを彩るクリスマスイルミネーション。

 マンションに戻り、部屋からの夜景です。
 沢山の窓に点る灯りを見ていると、その一つ一つに、それぞれの人の暮らしがあることがしみじみと感じられます。
高層マンションからの夜景
 こうして過ごす屈託のない時間に、心が自然に満たされてゆきました。
 健康で、心置きなく一緒にいられる友達と、何とも言えず優雅な時間が持てることの幸せを思いました。
 <良い年の終わりを有難う>とお互い言い合いながらで、持つべきものはやはり良き友です。

 そして、翌日もちょっと楽しい冒険だったのですが、長くなりましたので、ここでひとまず休憩致します。続きはまたご報告致しますので、引き続きお読み下さいね。



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『君は誰にも似ていない』京都公演 詳細


 師走ももう半ばですね。
 でもまだお正月になってもらっては困る、諸事は山積みで、いつもの三倍速で全力疾走しないと追いつかない、・・・・お恥ずかしいのですが、私は目下、これぞ師走というスリリングな醍醐味を味わっております。

 それはさておき、今日は、前回の新橋シャミオール公演に続いて「松峰綾音訳詞コンサート『君は誰にも似ていない』in 京都」のご案内を致します。

   東京に続いて ~京都巴里野郎編~
 さて、ご案内チラシはこちらです。
京都コンサートチラシ
 同じチラシ?
 前回の記事でご紹介した、新橋シャミオールでの『訳詞コンサートVOL.7』とどこが違うか?
 ・・・デザインは全く同じですよね。
 でも文章が微妙に違います。

 クリックしてもまだ小さくて読みにくいでしょうか?
 今回も主な文字情報を以下に書き出してみたいと思います。



    松峰綾音 訳詞コンサート in 京都
     『君は誰にも似ていない』
    ~新しいシャンソンを新しい言葉に乗せて~

 
   松峰綾音の訳詞と歌でお届けするシャンソン、フレンチポップスの魅力
   今回ご紹介するのは、フランスの新星、実力派シンガーソングライターの
   ケレン・アンとオリヴィア・ルイーズ
   彼女たちの< 誰にも似ていない >魅力的な個性と卓越した音楽性、
   そして繊細な詩の世界を、お楽しみください
     Voc.  松峰綾音
     Pf.   坂下文野
    2014年3月1日(土)
    シャンソンライヴハウス 巴里野郎

    TEL 075-361-3535
    京都市下京区四条河原町下ル
    三筋目東入 柳川ビル2F

       16:30開場 17:00開演
       料金 ¥4,000(ワンドリンクお菓子付き 自由席) 
       チケットのお申込み・お問合せ(松峰)

 好評にお応えし、今回も「予想される質疑応答集」で、ご案内して行きたいと思います。

   質問とお答えコーナー 京都編
<その一>
  「『君は誰にも似ていない』、タイトルは同じなのに、なぜ<VOL.7>ではないのですか?」
  「<VOL.7>に準じていますが、すべて同じというわけではありませんので、こちらは<in京都>と致しました。」
 コンサートのコンセプトについては、前回のブログ記事に記しました。
 まずはお読み頂いてから<その二>にお進みください。→
『君は誰にも似ていない』<1>コンサート詳細

<その二>
  「じゃあ、<VOL.7>と<in京都>、どこが違うのですか?」
  「まず出演者が違います。新橋での<VOL.7>での友情出演のお二人はここでは加わらず、ピアニストも三浦高広氏から坂下文野さんに代わります。でも、松峰は出演します。」

<その三>
  「曲目、プログラムは?」
  「『君は誰にも似ていない』という今回のコンサートの基本は同じですが、若干、曲目や構成を変えるつもりで考えています。
 <VOL.7>はヴォーカルとヴァイオリンが加わる良さを最大限生かして。
 そして<in 京都>ではピアノとだけの共演の味わいを効果的に。それぞれ、一番良い形で皆様に楽しんで頂けたらと思っています。」

<その四>
  「巴里野郎は前に出演したライヴハウスですね?」
  「そうです。前にライヴ出演とソロコンサートを行ったお店です。
 でも、いつものライヴ出演という形ではなく、今回は自主公演で、自分流のコンサート形式で全てを企画開催することになりました。」
新生巴里野郎
<その五>
  「巴里野郎」は閉店になったと聞きましたが。」
  「巴里野郎の生みの親の初代オーナーが今年4月末を持って閉店なさったのですが、その後、新たなオーナーのもとで、新生巴里野郎として再スタートしています。初代の思いのこもった由緒ある素敵なシャンソニエ、私は大好きなお店ですので、この灯を灯す一助になればと考えています。」

<その六>
  「チケット予約制なのですね。」
  「はい、そうです。」
 シャンソニエの営業は、チケット予約の形はとらず、その時ぶらりと入ってきて聴くことOKというのが通常ですが、今回はいつもの訳詞コンサート形式ですので、チケット制で前もって申し込みをして頂くことに致しました。このブログからお申し込みの方は、ブログのメール(管理者へのメール)にお問い合わせください。

<その七>
  「当日券はありますか?」
  「・・・わかりません。」
 席にゆとりがあればOKですが、シャンソニエですので席数に限りがあり、申し込みが一杯になってしまう可能性があります。ご希望の方はできるだけお早目に申し込んで下さった方が安心です。」

<その八>
  「場所を教えてください。」
  「京都の街は通り名がそのまま住所に記されますので、まず迷わず辿りつけます。
巴里野郎地図
  京都市下京区四条河原町下ル
  三筋目東入 柳川ビル2F

 という住所の意味は、
 「<四条河原町>交差点をスタートラインとして、河原町通りを少し下って(=南に歩いて)ください。三つ目の角を東(=この場合は左側)に曲がると、すぐ柳川ビルが見えますよ。看板が出ていますので、さあ、2階に昇りましょう!」と読み解いて下さい。
 ちなみに<四条河原町>は、京都の<銀座四丁目交差点>ともいうべき繁華街の中心で、交差点角には高島屋デパートがあります。

 以上、八項目のご案内でした。


 私は晩秋の花粉症?の名残りがまだ何となく喉に残っていて、イガイガしているのですが、皆様は如何ですか?
 コンサートの輪郭がはっきりとしてきたことですし、早くすっきりと完治して、歌に集中したいなと切望してしまいます。
 でも、何事も焦りは禁物ですね。
 弱っているところがあると、何でもない時には気付かず、力任せに突っ走っていたことも、ゆっくりと見えてきて、それがまた結構大切だったりするのかなって思っています。



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『君は誰にも似ていない』 1 コンサート詳細

 さて、今日は、訳詞コンサートのお知らせです。
 
訳詞コンサート(7) 君は誰にも似ていないチラシ

 来年2月に訳詞コンサートVOL.7を行うことになりました。
  
 そして、コンサートチラシが出来上がりました。こちらです。
 
 コンサートタイトルは 『君は誰にも似ていない』。
 ポップで、アヴァンギャルドで、これまでにない奇抜なデザイン、びっくりなさったのではと思うのですが、つい数日前に出来上がって、まだ湯気が立っている状態です。
 これから皆様にご案内をお送りしようと思っているところですが、兎も角、一番にこのブログでご紹介させて頂きますね。


   まずは東京 ~新橋シャミオール編~
 クリックして頂きますと大きくなりますが、それでも読みにくいかもしれませんので、主な文字情報を以下に書き出してみたいと思います。

  松峰綾音 訳詞コンサート VOL.7
    『君は誰にも似ていない』
  ~新しいシャンソンを新しい言葉に乗せて~


 松峰綾音の訳詞と歌でお届けするシャンソン、フレンチポップスの魅力
 友情出演の二人を迎えて、今回ご紹介するのは、フランスの新星、実力派シンガーソングライターのケレン・アンとオリヴィア・ルイーズ
 彼女たちの< 誰にも似ていない >魅力的な個性と卓越した音楽性、そして繊細な詩の世界を、お楽しみください


   Voc.  松峰綾音
   Pf.    三浦高広
    (友情出演) Voc.:石川歩, Vl.:佐藤美園

   2014年2月15日(土)
   新橋シャミオール
   TEL 03-3572-1431
    新橋駅徒歩1分

   昼の部
    13:00開場 13:30開演
   夜の部
    16:30開場 17:00開演

     料金 4,000 (ワンドリンクお菓子付き 自由席)
     チケットのお申込み・お問合わせ(松峰)


 以上なのですが、恒例により、予想される質疑応答集を。
 ご質問は十項目で足りるでしょうか?

   質問とお答えのコーナー
<その一>
 「このチラシには色々な人の写真が載っていますね。結局、誰を特集するのですか?」
 「・・・・ケレン・アンとオリヴィア・ルイーズの二人です。」
 大勢の人がいるみたいに見えるかもしれませんが、それは錯覚で、・・・よ~くご覧頂けると二人の写真だとわかるのではないでしょうか。


<その二>
 「どの人がケレン・アンで、オリヴィア・ルイーズなのですか?トランプの神経衰弱みたいで・・・。」
 「ピストルを持っている人。そのすぐ下の正面を見ているモノクロの写真の人。そして左下に横たわっている人がケレン・アンです。
   従って、そのほかの写真は全てオリヴィア・ルイーズとなります。」
 言い忘れましたが、実は、ひっそりと私の写真も一枚入っているのですが、どこに隠れているかわかりますか?

<その三>
 「・・・・・。」
 「溶け込み過ぎていますね。
ピストルを掲げているケレン・アンのすぐ後ろ。背後霊みたいにマイクを待って歌っている横顔が私、松峰です。」

<その四>

 「この写真は、もしや前回のコンサートで使った写真ではありませんか?」
 「よく気付いて下さいました。実は、今年2月の『ゲンズブール・イノセント』のコンサートチラシに採用した写真です。」
 デザイン的、色彩的にしっくりとくる気がして、今回もこれを再び使うことと致しました。お許しください。

<その五>

 「『君は誰にも似ていない』というコンサートタイトルの意味は?」
 「なかなか哲学的な言葉なのではと、結構気に入っています。
 言葉に違わないように、取り上げる二人のミュージシャンの個性と創造性を追求したいです。二人を中心にして現代のフレンチ・ポップスの世界に触れて行けたらと思っていますが、ブログでも、また改めて記してみます。」

<その六>

 「なぜいつも2月のコンサートなのですか?確かこれで三回、2月が続いていますよね?」
 「寒いのが好きだからです。」
 ・・・・ウソ!
 でも、ごめんなさい。なぜか本当に偶然、そうなってしまうのです。
 何も決めてないうちから、「今度は2月の何日なの?」と結構多くの皆様からお声をかけられました。それで、自然とそう導かれて行ったのかもしれません。寒いさなかでお客様には大変申し訳ないのですが、どうぞ体調にお気を付けて、是非お越し下さい。

<その七>
 「今回も昼夜の二回公演なのですね」
 「はい。」
 前回のコンサートと時間帯も同じ。もう一度、二回公演にチャレンジしてみたいと思っています。 
 ちなみにもうすっかりおなじみになりました会場、
シャミオールの地図を載せておきます。←クリックしてどうぞ。JR新橋駅から歩いてすぐです。

<その八>
 「Vl.って?」
 「ヴァイオリンのことです。」
 今回はヴァイオリンが演奏に加わります。
 私の訳詞コンサートでは弦楽器が入るのは初めてですので、これまでとはまた一味違ったハーモニーになるのではと今からとても楽しみです。
 今回はいつもご一緒して下さる三浦高広氏のピアノに加えて、前回に続きヴォーカルの石川歩さん、そしてヴァイオリンの佐藤美園さんのお二人が友情出演して下さいます。
 出演者は素敵な方ばかりです。ご紹介はまたゆっくりと。ご期待ください。
 
<その九>
 「チケットの申し込み方法は?」
 「このブログのメール(管理者へのメール)にお問い合わせ下されば迅速に対応させて頂きます。昼夜二回公演となりますので、どちらをご希望か明記頂けると幸いです」

<その十>
 「京都公演はないのですか?」
 「京都公演も少し形は変わりますが、開催致します。」

   松峰綾音 訳詞コンサート in 京都
   『君は誰にも似ていない』
    ~新しいシャンソンを新しい言葉に乗せて~
   
   3月1日(土)16:30開場17:00開演
   「シャンソンライヴハウス 巴里野郎」
での自主公演です。

京都編については、お話が混乱してしまいそうですので、日を改めてご案内させて頂きます。

 今日は、まず、新橋シャミオールでのご案内をさせていただきました
 いよいよコンサートが胎動し始めました。
 こうして準備してゆく一つ一つのプロセスに心を込めながら、より良いものを生み出してゆけるよう、全力を尽くせたらと思います。



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