
大晦日の空
いつも早起きの私、今朝もまた一段と早く目を覚ましました。
数日前まで、雪がちらついていて、まさに底冷えの京都、冷気が体に染み込んでくる耐え難い寒さだったのですが、幸い今朝は寒気も緩んで。
いつものように、熱い珈琲を傍らに置きながらパソコンを開くところからスタートしました。12月は、ほぼそんな日の連続で、パソコンに根を生やしてしまったかのようです。
東京と京都のコンサートの案内状送付、年賀状、12月末締め切りの原稿がいくつも、その他、訳詞の仕事が重なり、加えて、最大の難関のコンサートプログラムの原稿書き。
2月にコンサートを行うようになってから去年も一昨年も12月は厳しいスケジュールなのですが、今年は更に予期せぬ所用がいくつも起こって、殊の外大変な大晦日になってしまいました。
・・・締切りに追われ、毎日机の前から動けない、売れっ子作家の気分です。
そんな中で、夜が明け、マンションから見た朝焼けの空です。
建物の隙間からやっと見えるだけの小さな空ですが、夜明けと共に刻々と変わってゆく自然の色彩は美しくて、 思わず見入ってしまいます。
紫色が橙に染まり、それが光の中で薄まって、この写真は鴇(とき)色の淡い空ですね。
でもホントにギリギリになってしまいましたが、朝、最後の原稿チェックを完了し、めでたく、どうやら年内にすべてのノルマは完了しました。
一年間、よく働いたな、という達成感がどこか快く感じられます。
大掃除は早くから少しずつしていましたのでこれも楽勝で、今朝は、朝一で買い出しに出かけました。
大晦日の買い物
何回かご紹介したので、もうお馴染みの場所ですね。
わが家からほど近いイノダ珈琲本店です。まだ9時だというのに、皆さんどうしたのですか?というほどの長蛇の列が店先に。いでたちを見ると主には観光客の様です。年末年始を京都で過ごそうと出かけていらしたのでしょうね。
最近人気のイノダのモーニング、結構豪華な「京の朝食」をお目当てに訪れたのでしょうか。その列をかき分けて、私は悠然と店の中に。
私は「京の朝食」は食べませんと看板を掛けたいくらい、険しい目で順番待ちの方に睨まれてしまいましたが、お目当ては珈琲ギフトなので。
父が珈琲大好き人間で、特にここの珈琲が好み、それではお年賀にと、買い求めたのでした。明日元旦はこれを持って逗子に向かいます。
そして、錦市場に。
錦市場の入り口は今年から、錦市場ゆかりの伊藤若冲のタベストリで飾り付けられています。

そして、朝早いのにこの人出です。
昼に近くなるともう一歩も歩けない感じになりますので、朝来たのは正解だと思いました。
観光名所でもあるので、人ごみでの写真撮影も気になりません。

お魚屋さん。縁起物の祝鯛です。
大きくて立派な尾かしらつきの鯛の焼き物ですが、お値段も立派で5000円~8000円。

つきたてのお餅。「のし餅」といっても京都はパウンドケーキくらいの大きさの棒状のものをスライスしてあるのですね。
関東では、板状に伸ばしたものが「のし餅」で、昔は、各家庭で何枚か注文して買っていた記憶があります。
この店も沢山の種類のお餅です。

漬物屋さんも大繁盛。

お花屋さんの店頭にしめ飾り各種が華やかに掲げられていました。
お正月前の活気のある風物詩です。
一年の終わりに
皆様の一年はどんなでしたか。
今自分の書いたブログを読み直しながら、一年間を思い起こしていました。
ブログの記事だけをみても、色々なことがあったのだと改めて思います。
2月の『ゲンズブール・イノセント』、そして、4月の巴里野郎でのコンサート。5月のフランス旅行。10月の女子大での講演。11月のラジオ出演。
シャンソン関係の出来事に新しい展開があって、充実した年だったことに感謝するばかりです。
一歩踏み出すと一歩分、そこでまた、新たな出会いも生まれてくるのですね。沢山の場面の中で、沢山の方たちとの触れ合いの中で、一歩は進んでゆくのだと感じています。
勿論何かをすれば、それは神経とエネルギーを消耗するリスクはあるけれど、それでも来年もまた、そういう全てを含めて、未知の出来事に期待したいと思います。
時の流れには、かけがいのない、人との、時間との、一期一会が積み重なっていることをしみじみと思います。
静かな年の終わり、今年一年、ありがとうございました。
どうぞ良いお年をお迎えください。
いつも早起きの私、今朝もまた一段と早く目を覚ましました。
数日前まで、雪がちらついていて、まさに底冷えの京都、冷気が体に染み込んでくる耐え難い寒さだったのですが、幸い今朝は寒気も緩んで。
いつものように、熱い珈琲を傍らに置きながらパソコンを開くところからスタートしました。12月は、ほぼそんな日の連続で、パソコンに根を生やしてしまったかのようです。
東京と京都のコンサートの案内状送付、年賀状、12月末締め切りの原稿がいくつも、その他、訳詞の仕事が重なり、加えて、最大の難関のコンサートプログラムの原稿書き。
2月にコンサートを行うようになってから去年も一昨年も12月は厳しいスケジュールなのですが、今年は更に予期せぬ所用がいくつも起こって、殊の外大変な大晦日になってしまいました。
・・・締切りに追われ、毎日机の前から動けない、売れっ子作家の気分です。

そんな中で、夜が明け、マンションから見た朝焼けの空です。
建物の隙間からやっと見えるだけの小さな空ですが、夜明けと共に刻々と変わってゆく自然の色彩は美しくて、 思わず見入ってしまいます。
紫色が橙に染まり、それが光の中で薄まって、この写真は鴇(とき)色の淡い空ですね。
でもホントにギリギリになってしまいましたが、朝、最後の原稿チェックを完了し、めでたく、どうやら年内にすべてのノルマは完了しました。
一年間、よく働いたな、という達成感がどこか快く感じられます。
大掃除は早くから少しずつしていましたのでこれも楽勝で、今朝は、朝一で買い出しに出かけました。
大晦日の買い物
何回かご紹介したので、もうお馴染みの場所ですね。
わが家からほど近いイノダ珈琲本店です。まだ9時だというのに、皆さんどうしたのですか?というほどの長蛇の列が店先に。いでたちを見ると主には観光客の様です。年末年始を京都で過ごそうと出かけていらしたのでしょうね。


最近人気のイノダのモーニング、結構豪華な「京の朝食」をお目当てに訪れたのでしょうか。その列をかき分けて、私は悠然と店の中に。
私は「京の朝食」は食べませんと看板を掛けたいくらい、険しい目で順番待ちの方に睨まれてしまいましたが、お目当ては珈琲ギフトなので。
父が珈琲大好き人間で、特にここの珈琲が好み、それではお年賀にと、買い求めたのでした。明日元旦はこれを持って逗子に向かいます。
そして、錦市場に。
錦市場の入り口は今年から、錦市場ゆかりの伊藤若冲のタベストリで飾り付けられています。


そして、朝早いのにこの人出です。
昼に近くなるともう一歩も歩けない感じになりますので、朝来たのは正解だと思いました。
観光名所でもあるので、人ごみでの写真撮影も気になりません。

お魚屋さん。縁起物の祝鯛です。
大きくて立派な尾かしらつきの鯛の焼き物ですが、お値段も立派で5000円~8000円。

つきたてのお餅。「のし餅」といっても京都はパウンドケーキくらいの大きさの棒状のものをスライスしてあるのですね。
関東では、板状に伸ばしたものが「のし餅」で、昔は、各家庭で何枚か注文して買っていた記憶があります。
この店も沢山の種類のお餅です。


漬物屋さんも大繁盛。

お花屋さんの店頭にしめ飾り各種が華やかに掲げられていました。
お正月前の活気のある風物詩です。
一年の終わりに
皆様の一年はどんなでしたか。
今自分の書いたブログを読み直しながら、一年間を思い起こしていました。
ブログの記事だけをみても、色々なことがあったのだと改めて思います。
2月の『ゲンズブール・イノセント』、そして、4月の巴里野郎でのコンサート。5月のフランス旅行。10月の女子大での講演。11月のラジオ出演。
シャンソン関係の出来事に新しい展開があって、充実した年だったことに感謝するばかりです。
一歩踏み出すと一歩分、そこでまた、新たな出会いも生まれてくるのですね。沢山の場面の中で、沢山の方たちとの触れ合いの中で、一歩は進んでゆくのだと感じています。
勿論何かをすれば、それは神経とエネルギーを消耗するリスクはあるけれど、それでも来年もまた、そういう全てを含めて、未知の出来事に期待したいと思います。
時の流れには、かけがいのない、人との、時間との、一期一会が積み重なっていることをしみじみと思います。
静かな年の終わり、今年一年、ありがとうございました。
どうぞ良いお年をお迎えください。


