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新しいシャンソンを新しい言葉に乗せて

   シャンソンの訳詞のつれづれに                      ~ 松峰綾音のオフィシャルブログへようこそ ~

『in京都』準備、進んでいます

   修行の日々を抜けると
 2月15日のシャミオールでのコンサートまで、後三週間を切り、いよいよ準備も佳境となって参りました。

 もっと直前になると、観念して、曇りは拭われ、悟りの境地に落ち着くのですが、実は今頃のこの時期は、結構苦しくバタバタとした心持ちで過ごしています。
 会場やスタッフとの打ち合わせや諸連絡、チケット送付等の手続き一切、プログラム作成、お出しするお菓子などの準備・・・・細々と取り上げて行くと際限がないような実務が一気に山積みされて、勿論一番肝心な歌の仕上げや共演者との合わせも大詰めで、それが普通の日常の中に流れ込んできますので、結構手一杯になっています。

ロボットのデザインTシャツ 私の大好きな曲で、コンサートでも時々歌う『ロボットミューラとマーガレット』という曲があるのですが、家事一切、何でもパーフェクトにこなしてくれる優秀なナノテク家事ロボットが我が家にもいてくれたらなと、そうしたらロボット扱いなどせず、大いに可愛がって大事にするのだけれどな、などと、いつもこのタイミングで、まだ会ったことのないミューラを愛しく思い描いたりしています。

 コンサート前2~3週間を如何に余裕を待って心穏やかに過ごせるか、ここにこそ人間性が試されているような気分ですし、この過ごし方が、コンサートの出来栄えにもかかってくるような気がしてこれは一種の精神修養でもあります。

 こんな時には、手の込んだお料理を一心に作って美味しく食べるのが一番、ピカピカ拭き掃除などしてみるのが二番、・・・・そんなことしか思いつかず、でも身の回りの小さなことから整えるのが、充足感に繋がることってあるかもしれません。


 そんな中で、先日、シャミオールでのコンサートの二週間後3月1日に開催する、京都「巴里野郎」公演の初ピアノ合わせをしてきました。
 『in 京都』の準備も今まさに始動しています。

   「巴里野郎」でのピアノ合わせ
 『松峰綾音訳詞コンサートin京都』、今年はシャンソニエ「巴里野郎」で開催致します。
 昨年4月1日に『巴里野郎30周年記念ソロライヴ 松峰綾音訳詞コンサート』を行ったことを覚えておいででしょうか。
 あのコンサートが、実は、<巴里野郎閉店さよならライブ>にもなってしまったわけで、4月末日を持って惜しまれつつ、クローズされたのです。
 存続を願う声が大きく広がったと聞いていますが、新たなオーナーに代替わりして「新生巴里野郎」が今再開されています。
 「巴里野郎」は歴史のある大好きなシャンソニエでしたから、あの時からちょうど一年後の3月1日、私の中ではメモリアルな日に、ここでコンサートを行いたいと思ったのです。

久しぶりで足を踏み入れる「巴里野郎」。
初ピアノ合わせが出来ることになりました。

 階段を昇ると、見慣れた扉、ステンドグラスの剽軽なウサギの顔。
 アコーディオンの文字がパリカナイユを模しているのもそのままです。
  懐かしい扉のロゴ    受付のレンガ壁とチラシ
 入り口カウンター横には、『君は誰にも似ていない』・・・私のコンサートチラシが置かれてありました。
 そして壁の煉瓦に、フランス語の文字がたくさん記されているのがお分かりでしょうか?
 この店を訪れた歴代の音楽家や歌手たちの残した貴重なサインなのでしょうね。

 テーブルや椅子の位置など変化していますが、基本的には以前のクラシカルな風格を残したインテリアです。
  新生巴里野郎のインテリア2    新生巴里野郎のインテリア1
 初代オーナーの思いのこもった調度品もそのまま。
 ステージの床のすり減った立ち位置も懐かしいです。

   ピアニスト 坂下文野さん
 そしてピアノは、一年前にも共演させて頂いた坂下文野さん。
 当日歌うのは東京と同様の20曲、しかも新曲が殆ど、「巴里野郎」に向かう時、初リハーサルの緊張感がありました。
ピアノ合わせ中の坂下さん
 でも合わせ始めて、すぐに意気投合、気持ちの良いハーモニーが生み出されてくることに感激しました。
 坂下さんのピアノの、女性らしい優しくて温かい響きと、その中に潔い力強さが融合した魅力が何とも素敵です。
 そして、何より嬉しいのは、私の詩の世界を細やかに理解しようとして下さることです。一曲ずつ、まずは、詩をじっと読んで下さって、曲想について訊ね確認し、それからその世界に寄り添いながら伴奏をして下さること。
 有難うございます。
 そして、よろしくお願い致します。
 3月1日、当日まで、まだ何回かリハーサルをする中で、二人で創り上げる音楽を更に磨きあげて行けたらというわくわくする期待がありますし、お聴き下さる皆様に本当に喜んで頂ける素敵なコンサートにしてゆきたいと心から願っています。


   坂下文野さん プロフィール
 この二枚の写真、随分印象が違いますね。
左はいつもの笑顔。そして右は女優さんのような表情。
     坂下文野さん    坂下文野さん
「二枚、どちらでもどうぞ!」とお貸しくださいましたので、では二枚とも、ご紹介してみました。
 そして以下がプロフィールです。国内外で広くご活躍なさっていらっしゃる超多忙な方なのです。

 坂下 文野(ピアニスト)
 シャンソン、ラテン、ジャズ、クラシックと 幅広く演奏するマルチピアニストとして 全国各地で活動。優しく、そして力強い ドラマティックな演奏スタイルは多くの 聴衆を魅了し、海外でも支持を得ている。
 メキシコ・キューバにおいて数々の フェスティバル、ピアノリサイタル、 キューバ人ピアニストAruan Ortisとの 二台のピアノによるコンサートを行う。 2008年四月にはパリ、ピギャールの Theatre de dix Heuresにおいて コンサートに出演。



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ラジオ放送間近です

   ラジオ放送は明日です
先週木曜日、FMヨコハマに再び収録に行って参りました。

前回は秋のシャンソンの特集を中心にした放送でしたが、あれから約三か月、時の巡る早さを改めて感じています。
桜木町の駅、眼前に大きく横浜の風景が開けていました。
一つの風景は、色々な出来事や経験を折り重ねながら、段々と懐かしいものとして心に刻まれてくるものなのかもしれません。
 
 数日前からの悪天候が嘘のような、高い空。
くっきりとした空と雲に、じっと見とれました。
  横浜の空    帆船と大観覧車
 <空が綺麗>というそんな小さなことが、気持ちをすっと落ち着けて、幸せを運んできてくれる、人の感情って結構単純なものですね。
 観覧車の大時計が10時26分を指していました。何だか清々しい今回のスタートです。

 収録本番。
 パーソナリティーの本村さんとも、更に息が合い、当意即妙な間合いを楽しめましたし、スタッフの皆様とも番組をより良く創り上げて行こうとする強い意志のようなものを共有し合えた気がして、とても充実した幸せな時間でした。
 
 今回も、皆様に興味を持って聴いて頂けるでしょうか?
 
 3回目の放送は、明日1月25日(土)がFMCOCOLO、1月26日(日)がFMヨコハマです。(時間等詳細は「FMラジオ放送 スケジュールのお知らせ」に記しましたので、ご参照ください)
 今回は、国(日本、フランス、アメリカetc )によって、同じ曲に歌詞が全く異なったものが付けられている例をいくつかご紹介し、それぞれの文化の特徴を考えてみる特集をしてみました。
 
 そして、4回目放送は、2月1日(土)と2月2日(日)です。
 こちらは、あまり知られていないけれど飛び切りの、冬のお薦め曲特集です。
 皆様に気に入っていただける曲があると嬉しいのですが。
 
 明日から早速放送がありますので、どうぞまた是非お聴きになって下さい。

 そしてお願いですが。
 よろしかったら、ご感想などを、FMヨコハマ宛てにお送りになってみて下さいね。
 昨年の秋から始まった新番組でもありますし、良い番組を作りたいという高い志を持ったスタッフの方たち、きっと反響を知りたいのではと思います。今後の番組作りに積極的に取り入れてゆかれるのではと思いますので。
 勿論、私へのメッセージも!
 このブログ宛にもご感想大歓迎です。
 聴いて頂ける方がいると思うと、<よ~~し次も!>と大喜びで頑張れてしまう超単純な私です。

   耳を澄ます ~「注文の多い喫茶店」探訪~
 日本文化を再発見して、それが外国と繋がれて行く・・・その懸け橋となっている魅力的な人や対象を紹介しようというコンセプトでこの番組が成り立っていることもあって、番組制作スタッフの皆様はそれぞれ、いつも新しいもの、良いものを追求しようとする好奇心に溢れているのを感じるのですが、そういう中で、ひときわ、キラキラと輝いている素敵な女性スタッフに出会いました。   
 知的好奇心というものは、人を美しくするのだなと彼女を見ていて改めて思います。
 その彼女から、「松峰さん、京都に面白い喫茶店があるんですよ」というお言葉。
 で、私、早速探検して参りました。

 京都、出町柳駅すぐ。
「柳月堂」という老舗パン屋さんが、その二階で経営している喫茶店です。

ごく普通の看板が見えてきます。
     柳月堂    柳月堂入口

 ここかしらと目をやると、名曲喫茶という説明書きに音符ののれん。
入室の注意書き
 くぐって二階の階段を上ると、レトロな雰囲気の入り口が。

「お話をされるお客様はてまえの部屋をご利用下さい」と書いてありました。

 ということは、<お話をなさりたくない方>のいることを想定しているわけで・・・・。

 兎も角、入ってみました。

 カウンター カウンターの飾り物
 こちらが、お話をしても良い部屋、カウンターのインテリアが素敵です。平日の昼下がり、まだ誰もいません。

 奥がまた別の扉になっていて、いよいよ問題のお部屋探検です。
 「リスニングルーム」と書いてあります。
 下で買ったパンの持ち込みが出来るらしいのですが、この部屋の前、レジのある控えのスペースに、関所・・・・注意書きのボードがありました。

* パンを召し上がる方はビニールをあらかじめ切って、こちらでお皿に出して、それぞれでお持ちください。
* 御手拭の袋も切ってから入室です。
* 上着も部屋に入る前に脱いで、そっとお持ち下さい。


 ???
 賢治の童話、『注文の多い料理店』みたい!
 <金属製のものを外してからお入り下さい>・・・・なんて書いてなくてほっとしましたが。

* 本を読まれる場合はページをめくる音に注意して下さい。
* ものを書く場合はノック式のボールペンはご遠慮ください。
* 眼鏡を置く音にもご注意ください。


 すごーい!
 なんという徹底ぶり。
 中に入ると数人のお客様、若い方たちがそれぞれ一人で、じっと流れてくるクラシックに耳を傾けています。
席に着くための足音も、息をするのも、忍ばせるほどの静寂。
リスニング室
 コンサートホールでもここまで徹底するのは難しいのではと思われます。
 大きな黒革のソファーが10席ほどと、隅っこには、読書用の電気スタンドを置いた机といすのスペースもあり、その他に何もしない人のための「静寂席」が中央に。・・・「ここは何もしない人の席です。ものを書くこともご遠慮ください」という注意書きがテーブルに張ってありました。
 黒革ソファーにそっと腰を沈めると、しばらくして、音もなくウエイトレスさんが注文を取りに。楚々としてどこまでも密やかに。息だけでお互いにそっと話して珈琲を注文しました。
レコード棚  レコード棚2
 席の横には大量のクラシックレコードや音楽書が図書館のように整然と並べられていました。

 入室した時には丁度、ブラームスの荘厳な調べが流れていました。
リクエスト帳
 リクエストも受け付けてもらえるようで、一人一曲までなのだそうです。
 そして、希望を記入するノートの横には、またしても注意書が。
 「同じタイプの曲が重ならないように、留意して選曲して下さい。」と書いてあり、リクエストする方も生半可では太刀打ち出来そうにありませんね。

 前方に大きなこだわりのスピーカー。
 さすが素敵な音で、ゆっくりとクラシックと、そして何より静寂を満喫しましたが、兎も角、面白かったです。
 店主の方の徹底したこだわりのお陰で、お客さん、というよりリスナーも、さすがに身を正して、しっかり耳を傾けようという心構えが出来てきます。
 広いリスニングルームに同席する何人かの人との間に、そういう暗黙の了解が取り結ばれているのを感じ、心地よい清々しさがありました。
 時間が音楽の中にだけ流れるようなひと時に、心を遊ばせる事が出来ました。

 飛躍しますが、ラジオの収録の時に今回も感じた、<じっと心を凝らして見えないところに向かって声を届ける、音を発信して行く時の心地よい緊張感、耳と心が鋭敏に研ぎ澄まされてゆくような感覚に似ている>とふと思いました。


 数曲堪能して、店を後に。
 音楽チャージ料を飲み物代とは別に500円払います。
 学生時代に「名曲喫茶」というのが結構あって、割と通ったりしましたが、今思えばなんのなんの。
 オーナーさんとおぼしき、風格ある男性がレジにいらっしゃったので、色々インタビューしてみようかと思ったのですが、めったなことも聴けない気もして、この日はまだ一見さんなので取りあえず静かに帰って参りました。

 「注文の多い喫茶店」、ラジオとは全く別のお話かもしれないのですが、ラジオとご縁が出来てから、この頃、音の世界が別の魅力を待って感じられてきたような気がして、なんだか楽しいです。



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世界の片隅に ~お正月の便り~

   年賀状
 お正月休みも過ぎ、色々なことがすべて普通に動き出すと、身の引き締まるような新年の思いも少しずつ薄れるようで、そういう順応性ってちょっと嫌だなと我ながら思ってしまいます。
元旦の車窓からの富士山
 この連休、頂いた年賀状を、住所変更などチェックしながら、改めてしみじみと読み直しています。
一年間は早く過ぎますが、それでもそれぞれの方に色々な変化があってそれがお正月の便りの中から垣間見えてきます。

 私は手紙を書くことが元々大好きですし、妙に筆まめで、加えて、教え子たち始め、文通している方の数も半端ではないので、きっと聞いたらびっくりなさるほどの枚数の年賀状のやり取りをしています。虚礼廃止の対極にあるような私のお正月です。
 でも、葉書や手紙って、その手触りの中に血の通ったものが流れている気がします。
 私の一番若い教え子たちは、今は結婚ラッシュで、素敵なウエディングの写真入り葉書、一年位経つと今度は赤ちゃん誕生、可愛いベビーが私の年賀状の中には沢山いて、<少子化と言えどもまだまだ明るい将来がある>と確信できます。

   上海から
 前にもご紹介したことがありましたが、上海でテレビディレクターとして活躍しているNさんから、今年もお年賀状と、新春を寿ぐプレゼントが届きました。
上海からのお正月グッズ
 午年にちなんだプレゼント。
 馬の意匠は颯爽として、何となくおめでたい感じが良く伝わってきます。
 毎年、干支の飾りを置かせて頂くうちに、春節のお祝い飾りが我が家にすっかり似合うようになりました。

上海からの年賀状
 これがお年玉付き年賀状なのですね。
 裏には抽選番号の数字が記されていました。
 意外と一等当選葉書だったりしても、それを確かめるすべもなく、我が文箱にしまわれて、日の目を見ることもないのだろうなどと夢想したりしてちょっと楽しい気分です。
 
 大気汚染の深刻さや悪化する日中関係のことなど、現地で生活していると、頭の痛い問題が沢山あるようなのですが、でもいつも明るい微笑みを絶やさない彼女ですから、優しい笑顔でバリバリと仕事をこなし、困難を乗り切ってゆくのだと思います。
 Nさん、良い一年を!

   パリから
 アメリカの大学で教鞭を執っている、大切なお友達のKさんから、いつも頂くクリスマスプレゼントが、今年は少し遅れて届きました。
 その包みの中に、彼女のお嬢様のYちゃんからのパリのお土産も入っていました。
 Yちゃんがまだママのお腹にいる頃から、そして生まれてからも殆ど毎年、私がアメリカに行くか、或いはKさんが日本に帰国して、一度は会い、その成長ぶりを目の当たりにしてきました。赤ちゃんの頃、ちょこちょこと走り回っていた幼児の頃、はにかみ屋さんの少女時代、そして、ママの日本人の血とパパのアメリカ人の血の両方を受け継いで美しく、そして聡明に成長し、今、大学生になって、パリに留学しています。  
パリからの年賀状
 そのYちゃんが添えてくれた絵葉書には、短期間ですっかりマスターした、流暢なフランス語と、ママから習ったひらがな書きの日本語の両方で、メッセージが。
 「小さい時からいつも見守っていてくれてありがとう。パリの生活はとても楽しく、満喫しています。」と書かれた言葉に、胸が熱くなりました。
パリからのお土産 Yちゃんからのプレゼント。
 エッフェル塔の写真立て、フランスのバタークッキー、そしてCamargue(カマング)の「塩の花」。希少の岩塩ですね。
 シャンソンを作る時のために・・・と、いつも彼女が編集したお薦め曲CDや今流行っているポップス曲集など、毎年、心尽くしの贈り物を頂いて私の嬉しいコレクションもお正月と共にいつも数を増して行くのです。

   レクイエム
 お正月の楽しい便りの中に、実は一昨日、訃報が入りました。
 心優しい大切な友人の突然の知らせでした。

 私は信州が好きで、季節ごとによく出かけていることはご存じの通りですが、
 そのご縁で知り合った方。
 浅間高原にお住まいで、一年に一回はお訪ねして楽しくお話をしていました。
冬の浅間高原 このブログもいつも愛読して下さって「山男」さんのハンドルネームでいつもコメントを下さった方です。
 お年賀状が今年は届かず、気になっていたところでした。
 お体を悪くされて、年の暮れの突然のご逝去だったそうです。
 
 長く老齢のお母様の看護をされていて、昨年の夏の終わりにお会いした時、「なかなか東京に行けないけど、来年のコンサートは絶対聴きに行くから頑張って!」ととても楽しみにしていて下さいました。
 いつも励まして下さる優しい方でした。
 そこに行けば、当然会えるはずの方がいらっしゃらなくなる、今その寂しさで一杯になっています。

 コンサートで聴いて頂こうと思って、「山男」さんのイメージにぴったりの歌を一曲目に歌う準備をしていました。
 まだ悲しさが先に立っていますが、でも、今度はレクイエムとして、心を込めてお届けできたらと思い始めています。

 『世界の片隅に』という歌も時々コンサートで歌うのですが、その一節、
 
 この世界に小さな私とあなたがいる それだけでいい

 この世界の中では、出会いと別れが、突然に、交互に訪れます。
 一期一会の時を、大切にする一年でありたいと思います。
 


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『君は誰にも似ていない』<2> 共演者たち

 麗らかなお正月をお過ごしですか。
 私は実家の逗子で、家族とお正月を過ごして、2日に京都に帰ってきました。(幸運なことに、3日の新幹線の混乱は避けられました。)降り立った駅周辺の賑わいに、京都の街は例年より観光客が多い気がしたのですが、そういえば、ホテルや旅館も今年は満室に近い混み具合だと聞きました。
そうだ 京都、行こう。(2014)
「そうだ 京都、行こう。」・・・年末年始に泊まりがけで冬の京都旅でしょうか。風情がありますね。
 JRの今回のポスターは、宮川町、舞妓さんの写真です。
 「ここに来なければ、今ごろ、何してた?
 きっと、こたつで、うたた寝してた」
 ・・・・母と娘が一緒に京都

 というキャッチフレーズも心にくいカッコよさです。
 東京では頻繁に流れるテレビCMやポスターも、当然なのでしょうが、京都ではまず見ることがありません。

 さて年も変わり、いよいよコンサート準備も佳境に入ってきました。
 今日は、共演者のご紹介を致します。

   ピアニスト 三浦高広氏
 昨年、清泉女子大での講演の際、伴奏をして下さった三浦先生のポートレートです。穏やかで自然な表情がとても素敵です。
三浦高広先生
 今回の訳詞コンサートはVOL.7ですが、でも実際は、一日二回公演や、東京と京都のツアー公演だったりしていますので、正確には、延べコンサート回数は、これまでに既に10回を超えています。
 その1回目からいつもご一緒して下さったこと、改めて感謝の思いで一杯になりますし、先生のピアノの音色に包まれて、私のコンサートの月日が重なっていることを感慨深く思います。
 コンサートを創り上げるためには、全体としての統一感と、メリハリのある曲の構成を考えることが必要になります。そういう曲自体のアレンジ、音楽監督、コンサート全般の監修、総てに渡ってお世話になっているのです。
 
 先生をご紹介するいつもの文章ですが、今回もそのまま載せたいと思います。 
 
 「新しいシャンソンを・・」の言葉通り、私が取り上げているシャンソンの殆どは、生まれたての原石のような曲ばかりですので、これに磨きをかけ、独り立ちできるよう育てるプロセスにかなり心血を注いで、日々、時間と動力を費やしています。
 候補曲と出遭うまでがまず一大仕事なのですが、この後、音源から譜面を作成し、そして、曲のアレンジは、先生がいつも手掛けて下さっています。
 かなり変わった曲を持って行っても、「面白いですね」と寛容に受け止めて下さるので、これまでずっと、安心して色々な挑戦が出来てきた気がします。
 訳詞の言葉と溶け合うような、素敵な曲に更に生まれ変わらせて下さいます。
 今回のコンサートもどんなアレンジになるのか、楽しみにして下さいね。


   ヴァイオリン奏者 佐藤美園さん
 ベース、ドラム、シンセ、そして前回加わって頂いたアコーディオン、これまで色々な楽器に伴奏して頂いたのですが、ヴァイオリンは今回が初めてなのでとても楽しみです。

佐藤 美園さん
友情出演のお一人、佐藤美園さんです。
 楚々としてしなやかな美しい方で、一心にヴァイオリンを奏でている横顔など、思わず見とれてしまいそうになります。

 実は、彼女は、ピアノがご専門、5歳の時からずっと研鑽を積んでこられ、私も以前、聴かせて頂きましたが、人柄通りの優しく余韻のある音色が心に残ります。
 これまで、合唱やヴァイオリン演奏などの伴奏をなさる機会が多かったとか。

 ピアノとは全く異なる音色と表現方法に惹かれ、大学在学中にヴァイオリンを始められたということです。大学のオーケストラで活動なさり、コンサートミストレスを務めていらっしゃいました。
 「好きでやっていただけなので、ピアノと勝手が違って・・・」と心配そうな彼女ですが、努力家で、ひた向きに一つのことを追及していく情熱をいつも感じます。
 私のコンサートも第一回目からずっと聴いて下さり、楽しんで頂いていること、私の訳詞コンサートへの思いを細やかに感じ取って、それに寄り添うようにバックアップして下さること、それが、よくわかりますので、それこそが何よりのパートナーなのではと、彼女と出会えたことをとても嬉しく思っています。

 彼女からのメッセージをご紹介致します。
 毎回惹き込まれるように聴いていた訳詞コンサートに、今回参加させて頂けることになり、嬉しい気持ちと緊張感でいっぱいです。
 それぞれの歌の世界がより鮮明に、ドラマチックに浮かび上がるように、ヴァイオリンの音色の特性を生かしつつ、歌に寄り添う演奏が出来たらと思っています。


   ヴォーカリスト 石川歩さん
 もう一人の友情出演者は、前回の『ゲンズブール・イノセント』にもご出演頂いた、石川歩さんです。
  前回のステージの折のポートレートです。
石川 歩さん
 彼女は元々クラシックを歌われている方ですので、私とは声質も随分異なるのですが、デュエットしていると気持ちがぴったりと合い、ハーモニーも不思議なくらい溶け合って、歌っている私たち自身、心地よい幸せを感じます。そういう方とまた再びご一緒出来て嬉しいです。

 改めて、石川さんのご紹介です。
 国際基督教大学卒業。現在は翻訳・演出家として、海外のドキュメンタリー番組の日本語版を制作されているキャリアウーマンです。
 中学から合唱を始め、歌う楽しさに出会い、合唱のほか、ミュージカルやオペラ、アンサンブルなど、現在も活発な音楽活動をしていらっしゃいます。
 「シャンソンに挑戦したのは前回のコンサートが最初でしたが、すっかり『新しいシャンソン』に魅了されてしまいました。」とのお言葉。
 前回は、クラシックの曲を主に歌って頂きましたが、今回はガラリと趣向が変わりますので、どうぞご期待ください。
 
 彼女からのメッセージです。
 前回に引き続き、「新しいシャンソン」を歌わせて頂くことになりとても幸せに思っています。今回はよりシャンソンらしい曲に挑戦します。皆様にお楽しみ頂けるよう、それぞれ色合いを変えて、歌の世界をお伝えできたらと思います。

 昨年末、クリスマスに近い日、一回目の全員での顔合わせがありました。クリスマスの飾りが華やかなヴィラージュでのレッスン。そして早速、譜面確認。曲合わせをしている様子をカメラに収めてみました。
練習風景1  練習風景2

 既に息もぴったりで、当日に向けて気合が入ります。
      練習後に一休み

 皆でベストを尽くしますので、楽しみになさって下さいね。








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2014年 素敵な一年となりますように

 明けましておめでとうございます
 昨年中はたくさんの皆様に温かく支えて頂きながら、かけがえのない時間を過ごしてゆくことができました。心から感謝しています。
 どうぞ今年もよろしくお願い致します。

 午年ですね。
 駿馬のように、清々しく迷いなく自分の人生を駆け抜けてゆきたいですね。
2014年賀はがき

 皆様にとりまして、健康で希望に満ちた幸多き一年でありますように。
 困難があっても乗り越えてゆける勇気と力を持てますように。
 優しさの中で温かく人と繋がってゆけますように。

 世界が平和と自由を希求し続けますように。
 より良い未来の実現に向かって、誠実な歩みを進めてゆかれますように。
 自然の驚異の前で謙虚でいられますように。

 沢山の祈りを込めて2014年を迎えました。
 今朝も変わらない静かな夜明けです。

 いつも自慢してしまう私の祖母は、丙午(ひのえうま)の生れ年でした。
 丙午は、情熱的過ぎて暴れ馬だから、昔は女性の生まれ年としては歓迎されなかったのだと、話してくれたのを思い出します。
 でも、祖母と同じ午年生まれは、何となく良い人が多い気がして、私は結構好きなのです。
 今朝は祖母の様々なことが懐かしく思い出されました。
 優しくて大きくて、そして真っ直ぐで潔く、飛びきり朗らかな人でした。
 祖母自慢を始めると尽きることのない、今でも超おばあちゃん子の私です。

 さて、これからいつも通り、お雑煮とおせちで新年をお祝いしたいと思います。
 そして、いつも通り、八坂神社に初詣。その後東京に。
 いつも通りの実家へのご挨拶です。

 どうぞ佳き元旦をお過ごし下さいね。


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