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新しいシャンソンを新しい言葉に乗せて

   シャンソンの訳詞のつれづれに                      ~ 松峰綾音のオフィシャルブログへようこそ ~

春爛漫 ~京都花便り~

 先週一週間、重度の花粉症で完全にダウンしていたのですが、呻いているうちにいつの間にか三月が過ぎていました。
 ようやく、鬱陶しさも峠を越して、気が付いたら四月。
 麗らかな陽射しの中で、京都の桜も一気に満開になりました。

 この数年、友人のMさんと一緒に、京都でお花見をするのが私の恒例となっています。
 (Mさんとは、神出鬼没、共にフットワーク抜群で穴場探訪をする仲、このブログにも時々そっと登場している方です)
 その彼女が、今年はHさんというお友達と、一昨日京都入り。
 折から絶好のお花見日和、それで、早速三人で咲き誇る桜の中を散策してきました。
 今日は京都桜フォト散歩です。

   白川沿いの料亭 ~春の味覚
 正午に、新幹線で到着するお二人との待ち合わせは、直接、お料理屋さんでということになりました。祇園白川筋にある、私のとっておきのお店です。

 お店に向かう道すがら。
 本当に良く晴れた青空に、くっきりと稜線を描く遠景が鴨川の向こうに広がります。川沿いには桜。遠くから見ると柔らかくこんもりとしたクレヨン画のようなピンクのシルエットです。
春爛漫の鴨川  高瀬川沿いの桜並木
 そして、先斗町辺り。
 高瀬川沿いの桜は、艶っぽく絢爛と咲き誇っていました。

 開店時間よりかなり早く行って順番待ちをしてみました。
 カウンター席なので、到着順に奥の席に案内されるのですが、このお店の特等席は、やはり何と言っても一番手だけがゲットできる、一番奥の窓側の席、白川に面していますので、澄んだ水の流れ、窓越しの木々の揺らめき、そして白川を挟んでそぞろ歩きする人たちの楽しげな様子がすぐ目の前に一望できます。
 この日は、心掛け良くしっかり並んだ甲斐あって、お目当ての特等席を友人のために用意することが出来ました。
 しばしお二人を待ちながら、窓際の風景にシャッターを切ってみました。
  窓辺からの桜  白川に遊ぶ鷺
 桜。そして、柔らかいさ緑色の柳が風に揺れます。
 鷺(さぎ)が水辺で気持ちよさそうに遊び、桜の花びらが静かに舞います。

 皆が揃って。
 季節感に溢れるお料理の数々、旬の食材が供せられ、目にも香りにも、勿論、味覚にも快く沁み入ってきます
 お話だけじゃ、あまりにもですから、食べログにならない程度に今日は少しだけ載せちゃいましょう。
筍の含め煮
筍(たけのこ)の含め煮です。優しいお出しの香りが写真からも漂ってきそうですよね。

筍と蕗と生麩と・・・木の芽が添えられて。

板前さんの腕捌き
 向かい合った板場は目下調理中。桜餅を作っているのでしょうか?
 道明寺粉を蒸かし、成形してゆく過程を目の当たりにしながら、その手際の良さにうっとりと見とれてしまいました。
 このお店には、何回か通っているので顔見知りになっている板前さんですが、いつもさりげなく、穏やかで寡黙で、でも、細やかな心配りが行き届いていて、安心して寛げる雰囲気作りを自然にして下さっているのだなと思います。これも 美味しいおもてなしの一つなのではないでしょうか。

 飛躍しますが、ふと、コンサートにもどこか似ているのではと感じました。
 始まる前に既に、客席に、期待感や、幸福感を充足させられたら素敵だなといつも思っているのですが。
 美味しいお料理、素敵な音楽、共に、作り出す時の願いと思いとが、その味わいを一層増してゆく気がします。

 「おくどさん」と呼ばれる大きなかまどから、香ばしいおこげの香りがふんわりと薫ってきて、これぞご飯の匂いです。
春の揚げ物 
 揚げ物も旬の素材。器は筍の形。
 そして、敷き紙には、「姉三六角蛸錦~~♪」という、京都の道筋を数え歌にした「京の通り唄」が書かれています。
道明寺のあんかけ
 先ほど板前さんが作っていたのは、デザートの桜餅ではなく、「道明寺の葛あんかけ」でした。
 桜色に仕立ててあって、中に包まれたアナゴも百合根も溶けそうに柔らかく、器に盛られた春爛漫。

 その間にも窓辺には、観光客が賑やかに行き交い、ちょうどお店の前は写真スポットであるらしく、頻繁にこちらに向けてシャッターが切られます。
 打掛姿の花嫁さん。挙式の前の記念撮影でしょうか。
桜の下の花嫁  ウエディングドレスでの記念撮影
 お店を出ると、どうしたことか、結婚式の撮影ラッシュ、和装洋装、何組ものカップルが白川沿いで記念撮影をしていました。
 びっくりしましたが、どうやら台湾の方たちの結婚式ツアーのようで、記念撮影会をしているようです。
 桜の花びらが楽しげに舞っていました。

   花々の小径
 初対面のHさんは人柄の良い素敵な女性で、すぐに意気投合しました。
 Hさんとお話しを交わしながら、<色々な偶然でこれまでご縁のなかった方と知り合いになり、共に束の間の時間を共有する、不思議な一期一会の中で、人は生きているのだな>と、何だか感慨深く感じてしまいました。
桜と人力車  Mさんといつも歩く「哲学の小道」を、汗ばむような温かい日差しの中、桜に包まれながら、三人で和やかに散策しました。

人力車に乗っているのは外国人の方、人ごみで思うに進めず、道行く人に見られながら少し恥ずかしそうでした。
哲学の道(紅桜・つばき)


 花の額縁に飾られたような一枚。
 
石楠花(しゃくなげ)が蕾をつけています。そして紅桜に椿。



みつまたの花 哲学の道(沈丁花) 哲学の道(枝垂桜)
  みつまた。沈丁花。しだれ桜・・・・

 せせらぎを包む桜のトンネル。
 そして、白い雲と溶け合う青空の中の、桜 桜 桜
哲学の道(桜のトンネル)  青空に映える桜
 
  今年の桜便りです。 




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