
いつの間にか師走になりました。
「一年の経つのは早いですね」という言葉が、挨拶代わりのこの季節ですが、楽しいこと、悲しいこと、ささやかでも色々な出来事があり、でも兎も角も、健康で乗り切ることが出来たことに感謝しつつ、この一年の日々に改めて思いを馳せたりしています。
とは言っても、今の自分には、<思いを馳せ>も<感謝>も本当はお預けで、もう来週に迫っている師走のコンサート、これを無事にやり遂げなければ、何もかも始まらず、従って終わりもしないのです。
いつものことですが、10日前のこの時期になると、やはり緊張感と高揚感が募ってきます。
そして、それとは別の、現実的な様々な段取り・手配・連絡・調達のような、コンサートに伴う諸事が次々と湧き出てきます。
<心穏やかに、ただ粛々と>というこれまでに会得したはずの<我が極意>を心に呟きつつ、日夜奮闘している今日この頃です。
満席、心から感謝致します
12月13日(土)に開催されます「松峰綾音訳詞コンサートvol.8 in京都 『街の素描』」ですが、お陰様でこれまでに沢山の皆様からご来場のご希望があり、先週で既に満席となりました。
現在まだ、お問合せを頂いており、キャンセル待ちをして頂いている状況です。
本当に有難く、コンサートを前にこれほど幸せなことはありません。
ご希望下さる全ての方に是非お聴き頂きたい気持ちなのですが、会場の『巴里野郎』はシャンソニエの限られたスペースですので、それも思うに任せず、嬉しい悩みとなっています。
今回初めていらして下さるお客様、「応援しているから」「楽しみにしているから」とおっしゃって毎回お聴き下さるお客様、10月18日の新橋内幸町ホールでの公演にお越し下さって、「もう一度京都でも違う雰囲気の中で聴いてみたいから」と遠路、足を運んで下さる何人かのお客様、・・・・歌い手冥利、訳詞家冥利に尽きます。
皆様のお気持ちにお応えして、喜んで頂けるステージになるよう、ベストを尽くしたいと心から思います。
坂下文野さんとの時間
京都公演は、内幸町ホールでの『街の素描』のコンサートツアーとなりますので、歌う曲目等、同様のプログラムで行いたいと考えています。
ただ、今回はピアノだけで、シンセサイザー、ベース、アコーディオンは加わりませんので、演奏自体はシンプルで、同じ曲でもかなり違った趣きでお聴き頂くことになるのではと思います。
ピアニストも坂下文野さんに代わりますので、坂下さんの、女性ならではの柔らかい感性の中で、また新たな音楽が紡ぎ出されてくることでしょう。
石川歩さんは内幸町ホールに続いての友情出演。
コンサートホールからシャンソニエに、二人で今度はどのようなステージが展開できるか、今からとても楽しみです。
坂下さんとは既に何回か音合わせをしてみました。

とてもお忙しく活躍されている方ですので、その時間の隙間を見つけては、京都、大阪、どこへでも、彼女の居るところに駆けつけてのリハーサルです。
この写真は京都祇園にある、『キャンディ』での坂下さんです。
ジャズのライブハウスで、夜はライブの熱気に満ちているのでしょうけれど、この日は、まだ誰もいない午前中の音合わせでした。

こんなお店です。ジャズの神様が降りてきそうな気配が漂っています。
そして、先日は、会場となる『巴里野郎』でも音合わせをしました。
いつも笑顔の坂下さん。

ご案内のフライヤーが入り口にも、座席のフラーヤー立てにも置かれてありました。

すっかりお馴染みになったシャンソニエ『巴里野郎』。
ここにはずっと前からシャンソンの神様が宿っている気がします。
高瀬川 初冬の情景
『巴里野郎』は高瀬川沿いにあります。
練習の後、一人でぶらぶらと川に沿って木屋町を散策してみました。
金曜の夕暮れ時、紅葉見物の観光客が賑やかに行き交っていました。
高瀬川に浮かぶ落ち葉は鮮やかな深紅ではなく、桜並木の黄葉ですが、川の緩やかな流れに、何とも調和して独特の風情を醸し出している気がします。

木屋町を三条まで上ってゆくと、川沿いの粋筋の雰囲気に、若者が集うカフェなどが立ち並ぶ賑やかな街の香りが加わってきます。
おまけの話
同窓の大先輩のお宅が室生仁和寺の近くにあり、先日何人かでお訪ねしました。
ご自宅は粋を凝らした数奇屋作りの建物で、重要な建造物として、建築の世界では高い評価を受けているのだと伺っていたのですが、普通にここで生活していらっしゃることが不思議になるほど、端正で雅やかで、家自体が静謐な空気に満たされ、さすが京都ならではの文化の奥深さを目の当たりにして感じ入ってしまいました。
屋根を包み込む美しい紅葉。

玄関前の瀟洒な植え込み。

月見台と名付けられた縁先の風情も御簾が掛けられて趣きに溢れています。
京都も名残りの紅葉と共に、冬が訪れ始めました。
「一年の経つのは早いですね」という言葉が、挨拶代わりのこの季節ですが、楽しいこと、悲しいこと、ささやかでも色々な出来事があり、でも兎も角も、健康で乗り切ることが出来たことに感謝しつつ、この一年の日々に改めて思いを馳せたりしています。
とは言っても、今の自分には、<思いを馳せ>も<感謝>も本当はお預けで、もう来週に迫っている師走のコンサート、これを無事にやり遂げなければ、何もかも始まらず、従って終わりもしないのです。
いつものことですが、10日前のこの時期になると、やはり緊張感と高揚感が募ってきます。
そして、それとは別の、現実的な様々な段取り・手配・連絡・調達のような、コンサートに伴う諸事が次々と湧き出てきます。
<心穏やかに、ただ粛々と>というこれまでに会得したはずの<我が極意>を心に呟きつつ、日夜奮闘している今日この頃です。
満席、心から感謝致します
12月13日(土)に開催されます「松峰綾音訳詞コンサートvol.8 in京都 『街の素描』」ですが、お陰様でこれまでに沢山の皆様からご来場のご希望があり、先週で既に満席となりました。
現在まだ、お問合せを頂いており、キャンセル待ちをして頂いている状況です。
本当に有難く、コンサートを前にこれほど幸せなことはありません。
ご希望下さる全ての方に是非お聴き頂きたい気持ちなのですが、会場の『巴里野郎』はシャンソニエの限られたスペースですので、それも思うに任せず、嬉しい悩みとなっています。
今回初めていらして下さるお客様、「応援しているから」「楽しみにしているから」とおっしゃって毎回お聴き下さるお客様、10月18日の新橋内幸町ホールでの公演にお越し下さって、「もう一度京都でも違う雰囲気の中で聴いてみたいから」と遠路、足を運んで下さる何人かのお客様、・・・・歌い手冥利、訳詞家冥利に尽きます。
皆様のお気持ちにお応えして、喜んで頂けるステージになるよう、ベストを尽くしたいと心から思います。
坂下文野さんとの時間
京都公演は、内幸町ホールでの『街の素描』のコンサートツアーとなりますので、歌う曲目等、同様のプログラムで行いたいと考えています。
ただ、今回はピアノだけで、シンセサイザー、ベース、アコーディオンは加わりませんので、演奏自体はシンプルで、同じ曲でもかなり違った趣きでお聴き頂くことになるのではと思います。
ピアニストも坂下文野さんに代わりますので、坂下さんの、女性ならではの柔らかい感性の中で、また新たな音楽が紡ぎ出されてくることでしょう。
石川歩さんは内幸町ホールに続いての友情出演。
コンサートホールからシャンソニエに、二人で今度はどのようなステージが展開できるか、今からとても楽しみです。
坂下さんとは既に何回か音合わせをしてみました。

とてもお忙しく活躍されている方ですので、その時間の隙間を見つけては、京都、大阪、どこへでも、彼女の居るところに駆けつけてのリハーサルです。
この写真は京都祇園にある、『キャンディ』での坂下さんです。
ジャズのライブハウスで、夜はライブの熱気に満ちているのでしょうけれど、この日は、まだ誰もいない午前中の音合わせでした。


こんなお店です。ジャズの神様が降りてきそうな気配が漂っています。
そして、先日は、会場となる『巴里野郎』でも音合わせをしました。
いつも笑顔の坂下さん。


ご案内のフライヤーが入り口にも、座席のフラーヤー立てにも置かれてありました。

すっかりお馴染みになったシャンソニエ『巴里野郎』。
ここにはずっと前からシャンソンの神様が宿っている気がします。
高瀬川 初冬の情景
『巴里野郎』は高瀬川沿いにあります。
練習の後、一人でぶらぶらと川に沿って木屋町を散策してみました。
金曜の夕暮れ時、紅葉見物の観光客が賑やかに行き交っていました。
高瀬川に浮かぶ落ち葉は鮮やかな深紅ではなく、桜並木の黄葉ですが、川の緩やかな流れに、何とも調和して独特の風情を醸し出している気がします。


木屋町を三条まで上ってゆくと、川沿いの粋筋の雰囲気に、若者が集うカフェなどが立ち並ぶ賑やかな街の香りが加わってきます。
おまけの話
同窓の大先輩のお宅が室生仁和寺の近くにあり、先日何人かでお訪ねしました。
ご自宅は粋を凝らした数奇屋作りの建物で、重要な建造物として、建築の世界では高い評価を受けているのだと伺っていたのですが、普通にここで生活していらっしゃることが不思議になるほど、端正で雅やかで、家自体が静謐な空気に満たされ、さすが京都ならではの文化の奥深さを目の当たりにして感じ入ってしまいました。
屋根を包み込む美しい紅葉。


玄関前の瀟洒な植え込み。

月見台と名付けられた縁先の風情も御簾が掛けられて趣きに溢れています。
京都も名残りの紅葉と共に、冬が訪れ始めました。


