
この数日の麗らかな陽射しの中で、京都の桜も一気にほころび始めました。
いよいよお花見シーズン到来、街はもう華やかな賑わいを見せています。
花の名所のそこここでライトアップが始まり、<しづ心なく・・>ではありませんが、桜ならではの心騒ぐような高揚感が既に高まっている気がします。
来週からは、京都探訪の友人たちと共に、桜に染まる忙しくも楽しい日々が続きそうです。
訳詞コンサート vol.9
さてそんな中、今年のコンサートの日程が決まりました。
詳細はまだですが、まずは第一報を今日はご案内させて頂きますね。
* 松峰綾音訳詞コンサート vol.9
11月14日(土)東京 新橋 シャミオール 昼夜二回公演
* 松峰綾音訳詞コンサート vol.9 in京都
12月5日(土)京都 巴里野郎
昨年は訳詞コンサート vol.7 『君は誰にも似ていない』と、vol.8 『街の素描』を続けて行いましたので、今年一年、コンサートは控えて、充電期間にしようと考え、冬中、寸暇を惜しんでひたすら訳詞作りに勤しんでいたのです。
ところが、素敵な曲に沢山出会ううちに、コンサートの構想が沸々と湧き上がってきて、冬眠から覚めた熊みたいに覚醒し、皆様にこれをご紹介したいという思いがどんどん募ってきました。
ホームグランドとなった「シャミオール」、そして「巴里野郎」での公演です。
「シャミオール」でのコンサートは、これまでずっとアーティストシリーズを企画してきました。
今回も引き続き、一人のアーティストの特集を中心に展開してみようと思います。
実は前々から是非ご紹介したいと思っていた男性ビッグアーティストがいるのです。
その彼を特集するつもりですが、既に訳詞が出来上がっている曲に加え、新たに10曲余りの訳詩も先ごろ完成しました。
「彼とは誰でしょう?クイズ」みたいですが、今すぐにご紹介したい気持ちを抑え、コンサートタイトルや詳細が決まってから、改めてきちんと発表ということにさせて頂こうと思います。
いつもながらかなりマニアックなのですが、これはまさに<希少価値あり!>、とても素敵ですので、楽しみにしていらしてくださいね。
そして日程をまず、手帳に記し、予定して頂けたら、とても嬉しいです。
それにしても、普通からすると、一年に数回のコンサートは当たり前なのかもしれませんね。
でも、私の場合は、兎も角、度を越えたこだわり性ですし、コンサートで歌う曲の半分は新曲ですので、新曲発掘から始まって、訳詞作り、譜面おこし、アレンジ、全てを整えながらの作業になり、実現するまでに相当の時間を要するのです。
それで、年に1回、2回といっても、準備が忙しくて、・・・・でもこれは勿論、好きでやっていることなのでこの上なく幸せなことであり、こんな風に<ゆっくり・じっくりのこだわりペース>をこれまで許して下さっている協力者、スタッフ、お客様のお陰であることはいうまでもありません。
そのような訳で、今、11月、12月に向けて動き出したところです。
「採薪亭演奏会」~松峰綾音訳詞コンサート in 東福寺~
というわけで、vol.9コンサートの開催を決めた矢先だったのですが、先ごろ、思わぬご縁で東福寺からコンサートのお話を頂きました。
* 「採薪亭演奏会」
松峰綾音訳詞コンサートin東福寺『巴里の香り』
9月13日(日)12時開場 12時30分開演
於 京都 東福寺 大慧殿
臨済宗東福寺派大本山「東福寺」は、日本最古の伽藍を有する京都を代表する威風堂々とした名刹ですが、秋は人で埋め尽くされる紅葉の名所、人気スポットとしても良く知られていますね。
東福寺宗務本院=大慧殿(だいえでん)は、この東福寺の広大な敷地内にあり、通常は信徒の方々が集う法話会や法事、また、全国の東福寺派寺社の僧侶が一堂に会する集会、勉強会などで使われているとのことです。
ここで、数年前から年に一度『採薪亭(さいしんてい)演奏会』が開催されていて、これまではクラシックを中心に様々なジャンル、楽器の音楽会が企画されてきたのだそうです。
ご縁があり、昨年の京都でのコンサートを聴きにいらして下さった東福寺の方が、今年は、私に白羽の矢を立てて下さって、「訳詞コンサートを是非!」という有難いお話を下さいました。<シャンソンコンサートは初めて開催する>ということで、本当に光栄に思っています。
これまで、自主公演のコンサートを通してきた私ですが、今回は招待コンサート、そしてお寺という場所でもありますので、「ご要望や条件は?」とお伺いしたのですが、「何の制約も感じないで、自由に、松峰さんらしい企画でなさって下さい」とのお言葉を頂き、益々感激です。
これから選曲等の詳細は詰めて行きますが、『巴里の香り』というコンサートタイトルで、シャンソンの香りを満喫して頂きながら、シャンソンの持つ多様な世界をお伝えし、楽しんで頂けたらと夢膨らみます。
この東福寺コンサート、まだ正式には公表前なのですが、チケットは寺社関係の皆様の分で既にかなり埋まっているようです。フライヤーなど出来てきましたら、詳細と共にすぐにブログにご案内させて頂きますので、ご希望の方は出来るだけ早めにご連絡下さったほうが確実かもしれません。
春の東福寺
会場となる大慧殿を数日前に訪れました。
ピアノの設置、音響機材のチェックなど会場の事前確認も必要でしたので、伴奏をお願いする坂下文野さんにもご一緒して頂きました。
文字通り超多忙の活躍をなさっている坂下さん、いつお会いしても温かい笑顔で溌剌としていらして、この日も9時という早い時間の打ち合わせにも関わらず快く同行して下さって、感謝で一杯です。
バスを降りてから、風情ある参道を15分ほど歩きます。

三門が近づく辺りで、通天橋の美しい姿が見えてきました。

秋は、一幅の錦絵のように絢爛とした紅葉、黄葉で埋め尽くされる景色ですが、今はもみじの新芽が、血が巡るように赤く色付いて、足元の苔の緑も鮮やかで、春ならではの躍動感を感じます。
そして三門。
朝の冷気に包まれて、禅寺らしい閑寂な趣が漂ってくるようです。

朝の光の中で。

会場となる「大慧殿」です。
百畳以上ありそうな整然と清められた大広間で、そこに立つだけで身が引き締まるような清々しさを感じました。
主催者のご住職は「懐の深い」という言葉がぴったりの、快活で慈愛に満ちた素敵な方で、和やかに丁寧に打ち合わせをしてくださいました。
9月・・・思いが膨らみます。
帰り際、通天橋を坂下さんと一緒にぶらり散策。
音楽談義にも花が咲いてとても楽しいひと時でした。

弥生3月の終わり。
そして、私の新年度4月も、桜の便りと共にこうしてスタートします。
いよいよお花見シーズン到来、街はもう華やかな賑わいを見せています。
花の名所のそこここでライトアップが始まり、<しづ心なく・・>ではありませんが、桜ならではの心騒ぐような高揚感が既に高まっている気がします。
来週からは、京都探訪の友人たちと共に、桜に染まる忙しくも楽しい日々が続きそうです。
訳詞コンサート vol.9
さてそんな中、今年のコンサートの日程が決まりました。
詳細はまだですが、まずは第一報を今日はご案内させて頂きますね。
* 松峰綾音訳詞コンサート vol.9
11月14日(土)東京 新橋 シャミオール 昼夜二回公演
* 松峰綾音訳詞コンサート vol.9 in京都
12月5日(土)京都 巴里野郎
昨年は訳詞コンサート vol.7 『君は誰にも似ていない』と、vol.8 『街の素描』を続けて行いましたので、今年一年、コンサートは控えて、充電期間にしようと考え、冬中、寸暇を惜しんでひたすら訳詞作りに勤しんでいたのです。
ところが、素敵な曲に沢山出会ううちに、コンサートの構想が沸々と湧き上がってきて、冬眠から覚めた熊みたいに覚醒し、皆様にこれをご紹介したいという思いがどんどん募ってきました。
ホームグランドとなった「シャミオール」、そして「巴里野郎」での公演です。
「シャミオール」でのコンサートは、これまでずっとアーティストシリーズを企画してきました。
今回も引き続き、一人のアーティストの特集を中心に展開してみようと思います。
実は前々から是非ご紹介したいと思っていた男性ビッグアーティストがいるのです。
その彼を特集するつもりですが、既に訳詞が出来上がっている曲に加え、新たに10曲余りの訳詩も先ごろ完成しました。
「彼とは誰でしょう?クイズ」みたいですが、今すぐにご紹介したい気持ちを抑え、コンサートタイトルや詳細が決まってから、改めてきちんと発表ということにさせて頂こうと思います。
いつもながらかなりマニアックなのですが、これはまさに<希少価値あり!>、とても素敵ですので、楽しみにしていらしてくださいね。
そして日程をまず、手帳に記し、予定して頂けたら、とても嬉しいです。
それにしても、普通からすると、一年に数回のコンサートは当たり前なのかもしれませんね。
でも、私の場合は、兎も角、度を越えたこだわり性ですし、コンサートで歌う曲の半分は新曲ですので、新曲発掘から始まって、訳詞作り、譜面おこし、アレンジ、全てを整えながらの作業になり、実現するまでに相当の時間を要するのです。
それで、年に1回、2回といっても、準備が忙しくて、・・・・でもこれは勿論、好きでやっていることなのでこの上なく幸せなことであり、こんな風に<ゆっくり・じっくりのこだわりペース>をこれまで許して下さっている協力者、スタッフ、お客様のお陰であることはいうまでもありません。
そのような訳で、今、11月、12月に向けて動き出したところです。
「採薪亭演奏会」~松峰綾音訳詞コンサート in 東福寺~
というわけで、vol.9コンサートの開催を決めた矢先だったのですが、先ごろ、思わぬご縁で東福寺からコンサートのお話を頂きました。
* 「採薪亭演奏会」
松峰綾音訳詞コンサートin東福寺『巴里の香り』
9月13日(日)12時開場 12時30分開演
於 京都 東福寺 大慧殿
臨済宗東福寺派大本山「東福寺」は、日本最古の伽藍を有する京都を代表する威風堂々とした名刹ですが、秋は人で埋め尽くされる紅葉の名所、人気スポットとしても良く知られていますね。
東福寺宗務本院=大慧殿(だいえでん)は、この東福寺の広大な敷地内にあり、通常は信徒の方々が集う法話会や法事、また、全国の東福寺派寺社の僧侶が一堂に会する集会、勉強会などで使われているとのことです。
ここで、数年前から年に一度『採薪亭(さいしんてい)演奏会』が開催されていて、これまではクラシックを中心に様々なジャンル、楽器の音楽会が企画されてきたのだそうです。
ご縁があり、昨年の京都でのコンサートを聴きにいらして下さった東福寺の方が、今年は、私に白羽の矢を立てて下さって、「訳詞コンサートを是非!」という有難いお話を下さいました。<シャンソンコンサートは初めて開催する>ということで、本当に光栄に思っています。
これまで、自主公演のコンサートを通してきた私ですが、今回は招待コンサート、そしてお寺という場所でもありますので、「ご要望や条件は?」とお伺いしたのですが、「何の制約も感じないで、自由に、松峰さんらしい企画でなさって下さい」とのお言葉を頂き、益々感激です。
これから選曲等の詳細は詰めて行きますが、『巴里の香り』というコンサートタイトルで、シャンソンの香りを満喫して頂きながら、シャンソンの持つ多様な世界をお伝えし、楽しんで頂けたらと夢膨らみます。
この東福寺コンサート、まだ正式には公表前なのですが、チケットは寺社関係の皆様の分で既にかなり埋まっているようです。フライヤーなど出来てきましたら、詳細と共にすぐにブログにご案内させて頂きますので、ご希望の方は出来るだけ早めにご連絡下さったほうが確実かもしれません。
春の東福寺
会場となる大慧殿を数日前に訪れました。
ピアノの設置、音響機材のチェックなど会場の事前確認も必要でしたので、伴奏をお願いする坂下文野さんにもご一緒して頂きました。
文字通り超多忙の活躍をなさっている坂下さん、いつお会いしても温かい笑顔で溌剌としていらして、この日も9時という早い時間の打ち合わせにも関わらず快く同行して下さって、感謝で一杯です。
バスを降りてから、風情ある参道を15分ほど歩きます。


三門が近づく辺りで、通天橋の美しい姿が見えてきました。

秋は、一幅の錦絵のように絢爛とした紅葉、黄葉で埋め尽くされる景色ですが、今はもみじの新芽が、血が巡るように赤く色付いて、足元の苔の緑も鮮やかで、春ならではの躍動感を感じます。
そして三門。
朝の冷気に包まれて、禅寺らしい閑寂な趣が漂ってくるようです。


朝の光の中で。

会場となる「大慧殿」です。
百畳以上ありそうな整然と清められた大広間で、そこに立つだけで身が引き締まるような清々しさを感じました。
主催者のご住職は「懐の深い」という言葉がぴったりの、快活で慈愛に満ちた素敵な方で、和やかに丁寧に打ち合わせをしてくださいました。
9月・・・思いが膨らみます。
帰り際、通天橋を坂下さんと一緒にぶらり散策。
音楽談義にも花が咲いてとても楽しいひと時でした。


弥生3月の終わり。
そして、私の新年度4月も、桜の便りと共にこうしてスタートします。


