
8月21日に開催致しました内幸町ホールでのコンサート、大勢のお客様にお越しいただき、お陰様で無事に終了いたしました。
遅くなりましたが今日はそのご報告をさせて頂きます。
カメラマンの沢木瑠璃さんが撮影して下さった素敵な写真をご紹介しながら『ライムソーダの夏』の一日を振り返ってみたいと思います。
~開演まで~
悪天候に挟まれたこの日、暴風雨の予報にもかかわらず、晴れ渡った良いお天気で、お会いするすべての皆様から「良かったですね」「運が良いですね」「やはり稀代の晴れ女ですね」と絶賛された朝でした。
翌日は台風が直撃しましたから、もしも一日ずれていたなら、お客様は半数もいらっしゃれなかったのではないでしょうか。
すべては最終的に神様に委ねられているのだと痛感します。
10時半には、お手伝いのスタッフの殆どがホールに集合し、てきぱきと準備開始。
受付に整然とプログラム冊子。
24ページに渡る、原曲と訳詞の解説を中心に記したこだわりの労作なのですが、コンサート後にもお問い合わせが多くある人気のプログラムなのです。

友人知人からの心尽くしの花束が受け付けに並びます。
8月、向日葵、会場が夏色に染まっています。
そして通しリハーサルが始まります。
スタンバイした途端、突然ハッピーバースディーの歌声がホール中に響きました。

実は、8月21日は私の誕生日なのです。
それを知ったスタッフ・出演者の皆様からの拍手と心尽くしのお祝いの歌、素敵なサプライズに胸が熱くなってしまいました。
素敵な誕生日、素敵なコンサートのスタート、拍手に包まれて幸せ一杯の私です。
二時間のリハーサルを経て、いよいよ本番へ。
三浦先生 小野さん 藤山さん 石川さん 古村さん
出番を待つ出演者の方々の凛とした表情に背中を押されます。
コンサート第一部 ~10 selections~
幕が開き、椅子に座って読書をしているところからコンサートはスタートします。

オープニング曲は『お茶の時間』。
歌詞の「フォーレの曲を彼の部屋で聴いている」というくだりにちなんで、フォーレの音楽を幕開けの前奏に選びました。
そこから一曲目の『お茶の時間』につながってゆきます。
第一回目の訳詞コンサートのタイトルが『お茶の時間』であり、そのオープニング曲でもあったので、これは、いわば私のルーツとも言える曲なのです。

「皆様、こんにちは。本日はようこそ・・・・」とあいさつを始めています。
第一部は、これまでの集大成として、おなじみの曲を集めてみました。
「コンサートで何回か聴いてきた曲が多かったので、懐かしく楽しかった」・・・いつもお出で下さるお客様からの有り難いお言葉、世間的にはマイナーですが、でも私のコンサートの世界では周知の人気曲になっているものばかりです。
『Je t’aime』を歌っています。
「ガラスの扉を砕き尽くして 身も心も貴方に捧げたい」のフレーズで硝子が砕け散って空から欠片が降ってくる、そういう演出で、動画を流してみました。
一瞬、固唾を呑むという気配が客席に流れて、コンサートの雰囲気も高まってゆきます。

続いて『流星群』。
ダークブルーの照明にキラキラと星が瞬いています。

ダンサー古村梓さんの踊るピエロが切なくて美しい『小さなトーシューズ』。

ナイフで刺し殺す瞬間、『きのこのクレープ』。
そして一部最後の曲『たびだち』。
こんなスーツケースをステージに置いてみました。

客席と共に何回も唱和した幸せな瞬間でした。
第二部前半 ~ライムソーダの夏 ~

ライム色のドレスで二部はスタートしました。
テーマは「ライムソーダの夏」です
夏のバカンスの曲から。
舞台には先ほどのスーツケースがシンボリックに旅の雰囲気を添えています。
再びダンスが加わります。

古村さんは曲を聴き込み、訳詞の世界を繊細に感じ取って、それを全身で美しく表現して下さっていて、その踊る姿には、音楽と詩と溶け合ってゆく心地よさがありました。

いつもながら、石川さんとの息の合ったデュエットでコンサートも最高潮を迎えようとしています。
第二部後半 ~希求~
第二部後半のテーマは『希求』。

衣装を替えて登場、制限時間は1分20秒。
舞台袖で秒数をカウントされながらの早着替えは舞台裏ならではのバタバタの情景です。
でも素知らぬ顔で、粛々と登場。
『バルバラ』からスタートしました。

今この時も、戦火の渦中にある世界のこと、自然災害に襲われ失意の中にある方々の想い、歌っていると大きな感慨が胸に溢れてきました。
コンサートのフィナーレです。
アンコールで頂いた花束に囲まれて。
最後はいつも通り『愛の約束』で締めくくりました。
第一回目から歌い続けてきたこの曲に万感を込めて。
この曲に支えられて、私の歌への力は生まれているそんな気がしました。
10周年の節目のコンサート、ステージも客席も一つになり、共に同じ場所に生き、同じ時間を共有している、そんな幸せをしみじみと感じました。
ありがとうございました
公演の日を、色々な形で支えて下さった皆様。
お越し下さったお客様。
応援、お励まし下さった全ての皆様に心から感謝いたします。

一週間後、9月4日の京都公演も良いステージとなるよう全力を尽くしたいと思います。
会場のOILはカジュアルな雰囲気のカフェバー。
同じ曲たちもきっと違った表情をみせることでしょう。
また新たな場で音楽と人との新たな出会いの時を持てることが楽しみでなりません。
どうぞ皆様、京都にも是非お越しくださいね。
遅くなりましたが今日はそのご報告をさせて頂きます。
カメラマンの沢木瑠璃さんが撮影して下さった素敵な写真をご紹介しながら『ライムソーダの夏』の一日を振り返ってみたいと思います。
~開演まで~
悪天候に挟まれたこの日、暴風雨の予報にもかかわらず、晴れ渡った良いお天気で、お会いするすべての皆様から「良かったですね」「運が良いですね」「やはり稀代の晴れ女ですね」と絶賛された朝でした。
翌日は台風が直撃しましたから、もしも一日ずれていたなら、お客様は半数もいらっしゃれなかったのではないでしょうか。
すべては最終的に神様に委ねられているのだと痛感します。
10時半には、お手伝いのスタッフの殆どがホールに集合し、てきぱきと準備開始。
受付に整然とプログラム冊子。
24ページに渡る、原曲と訳詞の解説を中心に記したこだわりの労作なのですが、コンサート後にもお問い合わせが多くある人気のプログラムなのです。


友人知人からの心尽くしの花束が受け付けに並びます。
8月、向日葵、会場が夏色に染まっています。
そして通しリハーサルが始まります。
スタンバイした途端、突然ハッピーバースディーの歌声がホール中に響きました。

実は、8月21日は私の誕生日なのです。
それを知ったスタッフ・出演者の皆様からの拍手と心尽くしのお祝いの歌、素敵なサプライズに胸が熱くなってしまいました。
素敵な誕生日、素敵なコンサートのスタート、拍手に包まれて幸せ一杯の私です。
二時間のリハーサルを経て、いよいよ本番へ。
三浦先生 小野さん 藤山さん 石川さん 古村さん
出番を待つ出演者の方々の凛とした表情に背中を押されます。
コンサート第一部 ~10 selections~
幕が開き、椅子に座って読書をしているところからコンサートはスタートします。

オープニング曲は『お茶の時間』。
歌詞の「フォーレの曲を彼の部屋で聴いている」というくだりにちなんで、フォーレの音楽を幕開けの前奏に選びました。
そこから一曲目の『お茶の時間』につながってゆきます。
第一回目の訳詞コンサートのタイトルが『お茶の時間』であり、そのオープニング曲でもあったので、これは、いわば私のルーツとも言える曲なのです。

「皆様、こんにちは。本日はようこそ・・・・」とあいさつを始めています。
第一部は、これまでの集大成として、おなじみの曲を集めてみました。
「コンサートで何回か聴いてきた曲が多かったので、懐かしく楽しかった」・・・いつもお出で下さるお客様からの有り難いお言葉、世間的にはマイナーですが、でも私のコンサートの世界では周知の人気曲になっているものばかりです。
『Je t’aime』を歌っています。
「ガラスの扉を砕き尽くして 身も心も貴方に捧げたい」のフレーズで硝子が砕け散って空から欠片が降ってくる、そういう演出で、動画を流してみました。
一瞬、固唾を呑むという気配が客席に流れて、コンサートの雰囲気も高まってゆきます。


続いて『流星群』。
ダークブルーの照明にキラキラと星が瞬いています。

ダンサー古村梓さんの踊るピエロが切なくて美しい『小さなトーシューズ』。

ナイフで刺し殺す瞬間、『きのこのクレープ』。
そして一部最後の曲『たびだち』。
こんなスーツケースをステージに置いてみました。


客席と共に何回も唱和した幸せな瞬間でした。
第二部前半 ~ライムソーダの夏 ~

ライム色のドレスで二部はスタートしました。
テーマは「ライムソーダの夏」です
夏のバカンスの曲から。
舞台には先ほどのスーツケースがシンボリックに旅の雰囲気を添えています。
再びダンスが加わります。


古村さんは曲を聴き込み、訳詞の世界を繊細に感じ取って、それを全身で美しく表現して下さっていて、その踊る姿には、音楽と詩と溶け合ってゆく心地よさがありました。

いつもながら、石川さんとの息の合ったデュエットでコンサートも最高潮を迎えようとしています。
第二部後半 ~希求~
第二部後半のテーマは『希求』。

衣装を替えて登場、制限時間は1分20秒。
舞台袖で秒数をカウントされながらの早着替えは舞台裏ならではのバタバタの情景です。
でも素知らぬ顔で、粛々と登場。
『バルバラ』からスタートしました。

今この時も、戦火の渦中にある世界のこと、自然災害に襲われ失意の中にある方々の想い、歌っていると大きな感慨が胸に溢れてきました。
コンサートのフィナーレです。
アンコールで頂いた花束に囲まれて。
最後はいつも通り『愛の約束』で締めくくりました。
第一回目から歌い続けてきたこの曲に万感を込めて。
この曲に支えられて、私の歌への力は生まれているそんな気がしました。


10周年の節目のコンサート、ステージも客席も一つになり、共に同じ場所に生き、同じ時間を共有している、そんな幸せをしみじみと感じました。
ありがとうございました
公演の日を、色々な形で支えて下さった皆様。
お越し下さったお客様。
応援、お励まし下さった全ての皆様に心から感謝いたします。

一週間後、9月4日の京都公演も良いステージとなるよう全力を尽くしたいと思います。
会場のOILはカジュアルな雰囲気のカフェバー。
同じ曲たちもきっと違った表情をみせることでしょう。
また新たな場で音楽と人との新たな出会いの時を持てることが楽しみでなりません。
どうぞ皆様、京都にも是非お越しくださいね。


