
コンサート開催への願いを込めて
本当なら6月と7月に開催していたはずのコンサート『月光微韻』。
コロナ禍が長期化して、なかなか実現にこぎ着けられず、企画だけが宙に浮いたままで留まっています。
コンサート・演奏会だけではなく、演劇・ダンス等の様々な舞台公演、映画・テレビに至るまで、それぞれの関係者が先行きの見えない現状に息を潜めている現状ですので、これも致し方ないのですが、それでも、どういう形なら表現が可能なのか、今だからこそできることは何なのか、深く内を見つめる時間にもなっているのだと思います。
私に今できること、・・・自分のペースで粛々と、様々な曲に触れ、心に触れる作品を掬い出し、訳詞制作を持続してゆくことかもしれません。
そんな風に思いつつ、家籠りが続いていましたが、夏の終わり、軽井沢で、いつもの友人たちとの再会が叶いました。
前にお話ししたことのある『勝手に松峰綾音ファン倶楽部』の皆様です。
距離を保ちながら、細心の注意をお互いに払っての団欒は、だからこそとても懐かしく貴重なひととき、皆それぞれが最近の出来事を語り合う中で、『月光微韻』のために用意した朗読作品を是非聴いてみたいとの声が上がりました。
ソーシャルディスタンスが肝心、部屋の四隅に分かれ、遠ざかって聴いて下さる友人たちの前で45分ほどのプライベートな朗読会を行ったのです。
ジャズと芥川、中也、朔太郎
作品を読み始めたら、「何か意表を突くBGMがあったら、また面白さが増すのでは?」という意見が出て、では曲を探そうという話に急転直下。
シャンソン、クラシック、童謡、ジャズ・・・
ジャズをバックにして朗読してみたら、これまでにない不思議な雰囲気が醸し出されました。
和気あいあいと、かなり長い時間の曲選びの末、満場一致でそれぞれの朗読作品に合わせる曲が決まり、音楽を流しながらの朗読タイムが始まりました。
ビデオ撮影をいつも受け持ってくださる友人がいつの間にかカメラを回していて、出来上がった動画がこれです。

5分ほどの動画ですが、この夏の「勝手に松峰綾音ファン倶楽部」の素敵な所産となりました。
芥川の『黒衣聖母』は『月光微韻』コンサートの中心演目、かなりシリアスな作品ですし、舞台は江戸時代ですので、音楽を合わせるとすれば雅楽器がしっくりするのでしょうが、ジャズを流してみたら、和洋の融合、意表を突いた美しいイメージが生まれてきた気がします。
シルエットだけの動画の、とてもセンスの良い映像にも感激してしまいました。
ファン倶楽部の皆様、いつも温かい応援と素敵な作品の制作をありがとうございます。
朔太郎の『月光と海月』も、中也の『月夜の浜辺』も、芥川の『ピアノ』も、月の光をイメージした「月光微韻」コンサートに予定している演目ですので、この動画はいわば予告編、coming soonということで、さわりだけでもお届けしたいと思い、ここに載せさせていただきました。
幻のコンサート・・・・実現の折には、丸ごとじっくりとお聴きにいらしてくださいね。
12月そして3月
まだ正式発表の段階ではないのですが。
実は一応、会場予約は取れているのです。
二会場とも延期開催ということで申し込みを済ませ、横浜ゲーテ座ホールは12月13日、京都文化博物館ホールは3月20日開催予定となっています。
でも、当日、お客様に万一のことがあったら大変ですので、コロナの広がり方を注視し、可能な限りギリギリまで待って、その時の状況で最終判断をし、改めてご案内したいと思っています。
それまで、根気強く準備と練習を重ねて、皆様に喜んでいただけ、自分でも納得のいく舞台を目指していきたいです。
本当なら6月と7月に開催していたはずのコンサート『月光微韻』。
コロナ禍が長期化して、なかなか実現にこぎ着けられず、企画だけが宙に浮いたままで留まっています。
コンサート・演奏会だけではなく、演劇・ダンス等の様々な舞台公演、映画・テレビに至るまで、それぞれの関係者が先行きの見えない現状に息を潜めている現状ですので、これも致し方ないのですが、それでも、どういう形なら表現が可能なのか、今だからこそできることは何なのか、深く内を見つめる時間にもなっているのだと思います。
私に今できること、・・・自分のペースで粛々と、様々な曲に触れ、心に触れる作品を掬い出し、訳詞制作を持続してゆくことかもしれません。
そんな風に思いつつ、家籠りが続いていましたが、夏の終わり、軽井沢で、いつもの友人たちとの再会が叶いました。
前にお話ししたことのある『勝手に松峰綾音ファン倶楽部』の皆様です。
距離を保ちながら、細心の注意をお互いに払っての団欒は、だからこそとても懐かしく貴重なひととき、皆それぞれが最近の出来事を語り合う中で、『月光微韻』のために用意した朗読作品を是非聴いてみたいとの声が上がりました。
ソーシャルディスタンスが肝心、部屋の四隅に分かれ、遠ざかって聴いて下さる友人たちの前で45分ほどのプライベートな朗読会を行ったのです。
ジャズと芥川、中也、朔太郎
作品を読み始めたら、「何か意表を突くBGMがあったら、また面白さが増すのでは?」という意見が出て、では曲を探そうという話に急転直下。
シャンソン、クラシック、童謡、ジャズ・・・
ジャズをバックにして朗読してみたら、これまでにない不思議な雰囲気が醸し出されました。
和気あいあいと、かなり長い時間の曲選びの末、満場一致でそれぞれの朗読作品に合わせる曲が決まり、音楽を流しながらの朗読タイムが始まりました。
ビデオ撮影をいつも受け持ってくださる友人がいつの間にかカメラを回していて、出来上がった動画がこれです。

5分ほどの動画ですが、この夏の「勝手に松峰綾音ファン倶楽部」の素敵な所産となりました。
芥川の『黒衣聖母』は『月光微韻』コンサートの中心演目、かなりシリアスな作品ですし、舞台は江戸時代ですので、音楽を合わせるとすれば雅楽器がしっくりするのでしょうが、ジャズを流してみたら、和洋の融合、意表を突いた美しいイメージが生まれてきた気がします。
シルエットだけの動画の、とてもセンスの良い映像にも感激してしまいました。
ファン倶楽部の皆様、いつも温かい応援と素敵な作品の制作をありがとうございます。
朔太郎の『月光と海月』も、中也の『月夜の浜辺』も、芥川の『ピアノ』も、月の光をイメージした「月光微韻」コンサートに予定している演目ですので、この動画はいわば予告編、coming soonということで、さわりだけでもお届けしたいと思い、ここに載せさせていただきました。
幻のコンサート・・・・実現の折には、丸ごとじっくりとお聴きにいらしてくださいね。
12月そして3月
まだ正式発表の段階ではないのですが。
実は一応、会場予約は取れているのです。
二会場とも延期開催ということで申し込みを済ませ、横浜ゲーテ座ホールは12月13日、京都文化博物館ホールは3月20日開催予定となっています。
でも、当日、お客様に万一のことがあったら大変ですので、コロナの広がり方を注視し、可能な限りギリギリまで待って、その時の状況で最終判断をし、改めてご案内したいと思っています。
それまで、根気強く準備と練習を重ねて、皆様に喜んでいただけ、自分でも納得のいく舞台を目指していきたいです。


