
昨日、9月28日金曜日の巴里野郎でのライブですが、お陰様で無事終えることができました。
ご来場下さいましたお客様、そして温かく応援して下さった皆様、本当にありがとうございました。
30℃を超えるこの日の日差し、でも夕暮れ時になると柔らかい秋風が吹いてきました。暮れなずむ中、気持ちを引き締めて早めにお店の前に到着。
前回4月の初ライブから、久しぶりの『巴里野郎』です。
階段を上がると、突き当りの壁一面に、歴代の歌手たちの写真やフライヤーがぎっしりと張られてあって、一気に<シャンソンライブハウス>の長い時間の中へと誘われてゆきます。
ステンドグラスがはめ込まれた扉には、巴里野郎のロゴのウサギが。
よ~く見ると、ウサギが弾いているアコーディオンはPARIS CANALLE(巴里野郎の意味)の文字をデザイン化したものなのですね。
この扉の向こうに、これから始まるひと時の音楽の世界が広がります。
まだ誰もいない客席。
カウンターの横のポスター。
懐かしいものに再び邂逅したようで、店の中に漂う不思議な<気>に自然に染まってゆく幸福感を感じました。
でも今回は不安要素も抱えていました。
実は、一週間前から、喉の具合が少しおかしいと感じていたので、養生に努めていました。
その甲斐あって、話す声は普通に戻ったのですが、大事を取って、一週間発声しないでいたブランクが本番でどう響くか、一抹の不安もあったのです。
しばらくして、ピアニストの坂下文野さんがいらっしゃって、何曲かリハーサルをして下さいました。
繊細で美しいピアノの音色、優しく溶け込むように流れてゆきます。前回ご一緒しただけなのに、歌い手の微妙な歌の表情まで読み取って下さっているのですね。
マイクを通した自分の声が、誰もいない客席にいつも通りに響いて・・・・ほっと安堵です。
ようやく解放された気がして、お客様がいらっしゃるのが待ち遠しく感じられました。
ステージの上、ピアノの側に添えられた二つの花束。
左側のオレンジの薔薇の花束は、大切なお友達、MさんとSさんからの贈り物。添えられたカードの温かい言葉。4月の初ライブの時も。・・・・本当にありがとうございます。
ライトに照らされて、ずっとステージに寄り添い見守ってくれて、・・・・大きな勇気をいただきました。
カトレヤ、薔薇、紫陽花・・・・大胆な色遣いの素敵なお花。
右側におかれた花束は、近くに住む、美容師をしていらっしゃるNさんからのプレゼント。
温かい笑顔が素敵な、お孫さんに囲まれた優しいおばあちゃま。
シャンソンがお好きでご自身も歌っていらしたのに、腰を悪くされて外出が儘ならなくなってしまわれたと聞きます。
私のライブの日を心にかけて、応援して下さっていたのですね。どうか早くお元気になられますように。
発声にいつも以上に細心の注意を払っていたためか、却って柔らかく安定した響きが保てたようで、この日は計9曲の歌を楽しんでいただきました。
今後の、更なる健康管理の方法、アクシデントへの対処のあり方、色々な発見や学ぶことの多い貴重な経験となりました。
以前ブログでもご紹介しました、『愛を失くす時』 『私の街の男の子達』、そして『糸の上』という曲、この三曲はライブでの初披露の曲でしたが、お客様も喜んでくださり、とても嬉しかったです。
堀内環さんは、いつも変わらぬ穏やかで温かいお人柄で、親しい仲間・存在に感じられて(大先輩なのに失礼なのですが)、休憩時間にはシャンソン談義までして下さって、ご一緒にステージに立てることが本当に楽しく思えました。
一夜明けて、頂いた花束を朝の光の中で撮ってみました。
オレンジの薔薇は12本、芳しい香りが、今、部屋に漂っています。
元気の出る力強い彩り、これから染まってゆく鮮やかな紅葉の燃える色合いを思い起こさせました。
玄関に飾ったNさんからの花束が個性的で鮮やかな魅力を放っています。
皆様に感謝を込めて。
ご来場下さいましたお客様、そして温かく応援して下さった皆様、本当にありがとうございました。
30℃を超えるこの日の日差し、でも夕暮れ時になると柔らかい秋風が吹いてきました。暮れなずむ中、気持ちを引き締めて早めにお店の前に到着。


前回4月の初ライブから、久しぶりの『巴里野郎』です。
階段を上がると、突き当りの壁一面に、歴代の歌手たちの写真やフライヤーがぎっしりと張られてあって、一気に<シャンソンライブハウス>の長い時間の中へと誘われてゆきます。


ステンドグラスがはめ込まれた扉には、巴里野郎のロゴのウサギが。
よ~く見ると、ウサギが弾いているアコーディオンはPARIS CANALLE(巴里野郎の意味)の文字をデザイン化したものなのですね。
この扉の向こうに、これから始まるひと時の音楽の世界が広がります。


まだ誰もいない客席。
カウンターの横のポスター。
懐かしいものに再び邂逅したようで、店の中に漂う不思議な<気>に自然に染まってゆく幸福感を感じました。
でも今回は不安要素も抱えていました。
実は、一週間前から、喉の具合が少しおかしいと感じていたので、養生に努めていました。
その甲斐あって、話す声は普通に戻ったのですが、大事を取って、一週間発声しないでいたブランクが本番でどう響くか、一抹の不安もあったのです。
しばらくして、ピアニストの坂下文野さんがいらっしゃって、何曲かリハーサルをして下さいました。
繊細で美しいピアノの音色、優しく溶け込むように流れてゆきます。前回ご一緒しただけなのに、歌い手の微妙な歌の表情まで読み取って下さっているのですね。
マイクを通した自分の声が、誰もいない客席にいつも通りに響いて・・・・ほっと安堵です。
ようやく解放された気がして、お客様がいらっしゃるのが待ち遠しく感じられました。

ステージの上、ピアノの側に添えられた二つの花束。
左側のオレンジの薔薇の花束は、大切なお友達、MさんとSさんからの贈り物。添えられたカードの温かい言葉。4月の初ライブの時も。・・・・本当にありがとうございます。
ライトに照らされて、ずっとステージに寄り添い見守ってくれて、・・・・大きな勇気をいただきました。
カトレヤ、薔薇、紫陽花・・・・大胆な色遣いの素敵なお花。
右側におかれた花束は、近くに住む、美容師をしていらっしゃるNさんからのプレゼント。
温かい笑顔が素敵な、お孫さんに囲まれた優しいおばあちゃま。
シャンソンがお好きでご自身も歌っていらしたのに、腰を悪くされて外出が儘ならなくなってしまわれたと聞きます。
私のライブの日を心にかけて、応援して下さっていたのですね。どうか早くお元気になられますように。
発声にいつも以上に細心の注意を払っていたためか、却って柔らかく安定した響きが保てたようで、この日は計9曲の歌を楽しんでいただきました。
今後の、更なる健康管理の方法、アクシデントへの対処のあり方、色々な発見や学ぶことの多い貴重な経験となりました。
以前ブログでもご紹介しました、『愛を失くす時』 『私の街の男の子達』、そして『糸の上』という曲、この三曲はライブでの初披露の曲でしたが、お客様も喜んでくださり、とても嬉しかったです。
堀内環さんは、いつも変わらぬ穏やかで温かいお人柄で、親しい仲間・存在に感じられて(大先輩なのに失礼なのですが)、休憩時間にはシャンソン談義までして下さって、ご一緒にステージに立てることが本当に楽しく思えました。

一夜明けて、頂いた花束を朝の光の中で撮ってみました。
オレンジの薔薇は12本、芳しい香りが、今、部屋に漂っています。
元気の出る力強い彩り、これから染まってゆく鮮やかな紅葉の燃える色合いを思い起こさせました。

玄関に飾ったNさんからの花束が個性的で鮮やかな魅力を放っています。
皆様に感謝を込めて。


