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新しいシャンソンを新しい言葉に乗せて

   シャンソンの訳詞のつれづれに                      ~ 松峰綾音のオフィシャルブログへようこそ ~

桜の季節 ~巴里野郎30周年記念月間~

   一か月半後に
 コンサートを間近に控えた今、このタイミングでお伝えするのは恐縮なのですが。
 
 実は、4月1日(月)、京都のシャンソニエ『巴里野郎』でソロコンサートを行うことになりました。
 『巴里野郎』には昨年二回出演して、このブログでもそのライブの様子をご報告致しましたが、今年は『巴里野郎』の開店30周年で、4月はその記念月ということで、イベント月間になるのだと伺っています。
 そのオープニングの4月1日に、『松峰綾音訳詞コンサート』を、とのご依頼を受け、出演させて頂くことになったのです。

 勿論、今は、目の前に迫った『ゲンズブール・イノセント』に全力を尽くすことが全てです。

 そして、これが終わったら、ここから一か月半後の桜の花の咲く季節を目指し、もう一度、心機一転、次の『訳詞コンサート』の準備に取りかかることになりそうです。
 違う趣向で、違うプログラムを練って、また違った面白さのコンサートを企画したいと思います。ピアノは昨年もお世話になりました坂下文野さんです。

 また詳細はお知らせ致しますが、19時30分から2時間、二部仕立てのステージになります。本日はともかくも号外第一報でした。


   10日前になりました
 さて平常心に戻って。
 訳詞コンサート『ゲンズブール・イノセント』もいよいよ後10日後に迫り、まだまだ頑張るべきことは沢山あるのですが、一時の落ち着かない状態は脱し、呼吸を整えて来たるべき時に向かおうという覚悟が出来てきました。
 先日来、ブログに言いたい放題口走っていたため、何だか色々ご心配をおかけしてしまったみたいで申し訳ありませんでした。
 
 コンサートは、これまでに何度か経験してきているので、少しは慣れてきてしかるべきなのに、準備の日々は、前より益々緊張度が増しているみたいです。  
 怖いもの知らずというわけにいかなくなっているためかもしれませんね。
 でも今は、こういう緊張をしっかり味わっておくことこそ大切なのだと、自分に言い聞かせています。

 それにしても、練習って大切ですね。
 原稿を校正する時など、もう完璧と思っても、読み返す度に訂正箇所が見つかったりするものですが、それと同様に、歌も、練習する毎に、表現の改善点などが閃いたりするもののようです。
 その閃きは、しばらく寝かせておくと、ある時突然、クリアにわかる場合もありますし、忍耐強く集中して反復するうちに自然と糸がほどけるように生まれることもあり、様々なのですが、いずれにしても、継続こそが力と思っています。

   『韋編三絶 意自ずから通ず』
 <座右の銘>ってほどでもないですが、子供の頃から本の虫だった私は『韋編三絶』(いへんさんぜつ)という言葉が大好きでした。
 ちなみに、『韋編三絶』というのは、『史記』に載っている故事からの言葉で、孔子が易経を愛読していて、そのなめし革で出来た綴じ紐が三回も切れるほど熟読したという逸話から生まれています。
 嘗(かつ)ての私、『読書百遍 意自ずから通ず』という言葉とを自分で勝手に合体し、『韋編三絶 意自ずから通ず』を読書中毒の免罪符にしていた節(ふし)があります。
 こんな子って、すご~くオタクっぽくって、今だったら何だか変人扱いされそうだし、当時もこういう言葉を口にすると友達ができなくなる気がして、密かに胸に秘めるだけにしていたのですが、でも、何度も何度も味わうように本を読んでいると、文字や文章の奥にあるものが光を放ってきて何かが突然氷解する瞬間を沢山経験して、これこそが読書の醍醐味だと思っていました。

 音楽にもそういうことってあるみたいです。
 歌うこともそうですし、訳詞をするときにはいつもそんなことを感じています。
 じっと集中していると、音とか言葉とかが自然に降りてくるというか、向うから招き寄せてくれるというような、奇妙な感覚ですが、こんな感じをどこかで経験したことってありませんか。
 もしかすると、音楽や文学だけでなく、スポーツも美術工芸も、広くは、生活全般、人間関係全てにおいても通じることかもしれませんよね。

 必要以上に力んでしまったり、余計な計算をしたりするのではなくて、無心になって、対象を慈しみ近づこうとするしなやかさがとても大切で、そういうことが何でもなく自然にできることこそが、達人の領域なのかもしれないなとこの頃考えています。

 すぐ緊張して、テンションが上がりすぎてしまう自分は、まだまだその対極にある未熟者ですが、少しずつでもそういう窮屈さから脱皮し克服できるよう、心して臨まなければと思います。

 今度のコンサートで取り上げる曲を改めて噛みしめてみると、どれも皆、本当に素敵で、是非お伝えして楽しんでいただきたいものばかりです。
 そういう肝心なことを忘れないようにしないとだめですよね。

 コンサート10日前、行ったり来たりの今の心境を、今日はちょっと辿ってみました。






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