
GW、後半が始まりました。
昨日は面白いところに行ってきました。
覚えていらっしゃるでしょうか?
昨年の10月28日の記事『観月の宴~正伝寺の十三夜』で、素敵な『観月の会』をご紹介したことがありましたね。
「お寺でお月見をするけどよかったら一緒にどお?」と、あの時、さり気なく声をかけて下さったYさんからの、再びのお誘いです。
今回は、『野外筍(たけのこ)パーティー』。
阪急京都線桂駅から一つ先の「東向日駅」下車、約1キロ行ったところがパーティー会場。Yさんのご友人N氏所有の竹林の中で、気の置けない野外パーティーを毎年行っていらっしゃるそうなのです。
近くまで来ると、辺り一面竹林で、5月の風にしなやかに今年伸びた若竹が揺らぎ、竹の葉の新緑が柔らかくさやさやと葉擦れの音を立てていました。
気持ち良い!・・・ぶらぶらと散歩気分で、大きく深呼吸しながらこういう風景の中を歩いていると、風の中に浮遊してゆけそうな気がしてきます。
頂いた地図をたよりに、小さな竹の門をくぐって、たぶんここでいいのかな?と思うほうを進んでゆくと、遠くに賑やかな談笑が聞こえてきました。
随分早めに着いたつもりだったのですが、もう既に大勢の方たちが集まっていらっしゃるようです。
2000坪以上はありそうで、びっくりする程広いのです。
でも、よく手入れの行き届いた竹林だと思いました。
竹は上手く間引かれて、それぞれが木漏れ日を受けながら、端正に育っている、素人目にもわかるのですが、原生林のようではなく、土も耕されて手が加わって丹精されていますし、背丈以上に伸びた筍もあれば、足元には筍の芽が元気よく美味しそうに顔を出して、それが数知れずなのです。
竹林の一部を伐採し、中央に大きな広場が設えられてあって、そこが本日のパーティー会場になっています。
もう炭は赤く燃え、バーベキューの準備が整い、女性たちは食材の仕込みに忙しそうでした。
そして既に収穫され大きなバケツやポリ容器に山のように積まれた筍。
学生時代の文化祭のような盛り上がりで、地鶏を中心にしたバーベキュー、焼きそば、たこ焼き、筍のお刺身、筍の海苔巻 焼き筍、筍の天ぷら・・・・取り立ての筍が王様、手慣れた男性軍が中心でどんどん準備が進んでゆきました。
文化祭ヴァージョンなら私も昔はプロ(文化祭実行委員会の名顧問だったこともあります!)、結構血が騒いで、恐ろしい程の大量の鶏肉相手に下ごしらえにも心弾みます。
こちらは焼き筍用下ごしらえで、ごくごく一部の写真です。
N氏のご友人と、その紹介者が集う「竹林の宴」というわけなのですが、総勢60~70名はいらしたのでしょうか、浮世から束の間離れて、別世界の和やかな5月の集いです。
「また言ってるの?」・・と、そろそろ顰蹙(ひんしゅく)を買いそうですが、でも事実なので、・・・ 前日までの寒々しい雨模様から一転してこの日も、やはり気持ちの良い五月晴れの一日になったのでした。
野外パーティーはお天気次第で楽しさの80%は決まるので。
晴れ女、ギネス更新です。
10月の観月の会で、顔見知りなった方たちも沢山いらして、やあやあという親しさ、どこの誰でも関係なく、ジョークの飛ばし合い、笑い合って、皆の頭の中が、しばし筍だけになるような、シンプルな時間を共有する屈託のなさが、竹林の青空にとても心地よく感じられました。
ワイン、ビール、日本酒、焼酎、ソフトドリンク、お好みでどうぞというわけで、筍を肴に和気藹々と宴たけなわです。
ややしばらくして、では参加者の自己紹介をということになりました。
京都在住の方だけでなく、東京、横浜、群馬、山形、北海道・・・毎年遠方から楽しみにいらっしゃる方も多くて、びっくりしました。
N氏は現代アートの美術家でいらっしゃることもあって、彫刻家、版画家、写真家、美術評論家、画廊店主、・・・など美術関係の各分野でご活躍のご友人が多くいらっしゃいました。
私を誘って下さったYさんもそうですが、「まちづくり」に関わり、京都の景観を考える様々な文化に貢献していらっしゃる方々と、その建築関係の方々。
ピアノ、フルートの演奏者の方たちも。本当にそれぞれが多岐にわたるご職業ですが、生き生きと楽しげにご自身のことを語っていらっしゃって、素敵な時間でした。
違う世界のお話を伺えるのは、目が一気に開かれるようで楽しいことですし、シャンソンの訳詞って? ・・・と私のことにも、色々な方たちが興味を待って声をかけて下さり、話に花が咲いて嬉しかったです。
そして筍取りの体験。
先が尖った、長い鍬のような刃が付いた道具・・・上手く表現できないのですが、筍を取る専門の道具なのでしょうね。
これを使って筍を掘ります。
まずは回りから掘り始め、尖った先端の感覚を頼りに、根の張っているところを確かめて、筍本体を傷つけないように、根を切っていきます。
それで根が離れたと思ったところで、テコの要領で筍を掘り上げれば成功です。
結構深く根を張っていますので、かなり力が必要で、慣れないことをして、腕が痛くなりそうでした。
おそるおそるこんな感じで、私もちょっとやらせて頂きました。
腰が入りきれていなくて、サマになりませんが、でも何とか、助けて頂きながら収穫。
で、記念写真です。
お隣りに写っている方は今回の筍友達なのですが、プライバシー保護の為、にこやかな笑顔はカットさせて頂きました。
お世話になりありがとうございました。
あっという間の一日。
夕方、散会の合図のように一瞬、雨が流れてきました。
一期一会と言いますが、よくわからない偶然で、同じ時間を心地よく過ごし、微笑みを交わし合い、お元気でと、声を掛け合いながら別れて行く・・・でもそこからまた、思わぬ絆も生まれる・・・良いものだなと思います。
そんな一日のご報告でした。
さて今日はこれから、越前市で行われるかこさとしさんの「ふるさと絵本館」のオープンセレモニーに行って参ります。
ご報告は、また。お楽しみに!
昨日は面白いところに行ってきました。
覚えていらっしゃるでしょうか?
昨年の10月28日の記事『観月の宴~正伝寺の十三夜』で、素敵な『観月の会』をご紹介したことがありましたね。
「お寺でお月見をするけどよかったら一緒にどお?」と、あの時、さり気なく声をかけて下さったYさんからの、再びのお誘いです。
今回は、『野外筍(たけのこ)パーティー』。
阪急京都線桂駅から一つ先の「東向日駅」下車、約1キロ行ったところがパーティー会場。Yさんのご友人N氏所有の竹林の中で、気の置けない野外パーティーを毎年行っていらっしゃるそうなのです。
近くまで来ると、辺り一面竹林で、5月の風にしなやかに今年伸びた若竹が揺らぎ、竹の葉の新緑が柔らかくさやさやと葉擦れの音を立てていました。


気持ち良い!・・・ぶらぶらと散歩気分で、大きく深呼吸しながらこういう風景の中を歩いていると、風の中に浮遊してゆけそうな気がしてきます。
頂いた地図をたよりに、小さな竹の門をくぐって、たぶんここでいいのかな?と思うほうを進んでゆくと、遠くに賑やかな談笑が聞こえてきました。
随分早めに着いたつもりだったのですが、もう既に大勢の方たちが集まっていらっしゃるようです。
2000坪以上はありそうで、びっくりする程広いのです。
でも、よく手入れの行き届いた竹林だと思いました。
竹は上手く間引かれて、それぞれが木漏れ日を受けながら、端正に育っている、素人目にもわかるのですが、原生林のようではなく、土も耕されて手が加わって丹精されていますし、背丈以上に伸びた筍もあれば、足元には筍の芽が元気よく美味しそうに顔を出して、それが数知れずなのです。

竹林の一部を伐採し、中央に大きな広場が設えられてあって、そこが本日のパーティー会場になっています。
もう炭は赤く燃え、バーベキューの準備が整い、女性たちは食材の仕込みに忙しそうでした。
そして既に収穫され大きなバケツやポリ容器に山のように積まれた筍。
学生時代の文化祭のような盛り上がりで、地鶏を中心にしたバーベキュー、焼きそば、たこ焼き、筍のお刺身、筍の海苔巻 焼き筍、筍の天ぷら・・・・取り立ての筍が王様、手慣れた男性軍が中心でどんどん準備が進んでゆきました。

文化祭ヴァージョンなら私も昔はプロ(文化祭実行委員会の名顧問だったこともあります!)、結構血が騒いで、恐ろしい程の大量の鶏肉相手に下ごしらえにも心弾みます。
こちらは焼き筍用下ごしらえで、ごくごく一部の写真です。
N氏のご友人と、その紹介者が集う「竹林の宴」というわけなのですが、総勢60~70名はいらしたのでしょうか、浮世から束の間離れて、別世界の和やかな5月の集いです。


「また言ってるの?」・・と、そろそろ顰蹙(ひんしゅく)を買いそうですが、でも事実なので、・・・ 前日までの寒々しい雨模様から一転してこの日も、やはり気持ちの良い五月晴れの一日になったのでした。
野外パーティーはお天気次第で楽しさの80%は決まるので。
晴れ女、ギネス更新です。
10月の観月の会で、顔見知りなった方たちも沢山いらして、やあやあという親しさ、どこの誰でも関係なく、ジョークの飛ばし合い、笑い合って、皆の頭の中が、しばし筍だけになるような、シンプルな時間を共有する屈託のなさが、竹林の青空にとても心地よく感じられました。
ワイン、ビール、日本酒、焼酎、ソフトドリンク、お好みでどうぞというわけで、筍を肴に和気藹々と宴たけなわです。
ややしばらくして、では参加者の自己紹介をということになりました。
京都在住の方だけでなく、東京、横浜、群馬、山形、北海道・・・毎年遠方から楽しみにいらっしゃる方も多くて、びっくりしました。
N氏は現代アートの美術家でいらっしゃることもあって、彫刻家、版画家、写真家、美術評論家、画廊店主、・・・など美術関係の各分野でご活躍のご友人が多くいらっしゃいました。
私を誘って下さったYさんもそうですが、「まちづくり」に関わり、京都の景観を考える様々な文化に貢献していらっしゃる方々と、その建築関係の方々。
ピアノ、フルートの演奏者の方たちも。本当にそれぞれが多岐にわたるご職業ですが、生き生きと楽しげにご自身のことを語っていらっしゃって、素敵な時間でした。
違う世界のお話を伺えるのは、目が一気に開かれるようで楽しいことですし、シャンソンの訳詞って? ・・・と私のことにも、色々な方たちが興味を待って声をかけて下さり、話に花が咲いて嬉しかったです。
そして筍取りの体験。

先が尖った、長い鍬のような刃が付いた道具・・・上手く表現できないのですが、筍を取る専門の道具なのでしょうね。
これを使って筍を掘ります。
まずは回りから掘り始め、尖った先端の感覚を頼りに、根の張っているところを確かめて、筍本体を傷つけないように、根を切っていきます。


それで根が離れたと思ったところで、テコの要領で筍を掘り上げれば成功です。
結構深く根を張っていますので、かなり力が必要で、慣れないことをして、腕が痛くなりそうでした。
おそるおそるこんな感じで、私もちょっとやらせて頂きました。
腰が入りきれていなくて、サマになりませんが、でも何とか、助けて頂きながら収穫。
で、記念写真です。

お隣りに写っている方は今回の筍友達なのですが、プライバシー保護の為、にこやかな笑顔はカットさせて頂きました。
お世話になりありがとうございました。
あっという間の一日。
夕方、散会の合図のように一瞬、雨が流れてきました。
一期一会と言いますが、よくわからない偶然で、同じ時間を心地よく過ごし、微笑みを交わし合い、お元気でと、声を掛け合いながら別れて行く・・・でもそこからまた、思わぬ絆も生まれる・・・良いものだなと思います。
そんな一日のご報告でした。
さて今日はこれから、越前市で行われるかこさとしさんの「ふるさと絵本館」のオープンセレモニーに行って参ります。
ご報告は、また。お楽しみに!


