
・・・いつか、こんなタイトルでお話ししたことがあったのでは?と、見直してみましたら、ちょうど二年前の2011年6月にも『梅雨時の片づけ』という記事を書いていました。
亡き祖母の思い出と絡めながら、「ものを片づける」ということについて、更に同年7月には『「断捨離」と「片付けの魔法」』という記事で、二冊の片づけ本を紹介し、人とものとの関わりについてお話していたのですね。
少し時間が経って、自分の文章を改めて読み返すのって、こんなことを考えていたのか、という再発見もあり、結構面白いものだと思います。
「身の回りを片づけなくっちゃ、でもなかなかできなくて・・・」と困っていらっしゃる方、よろしかったら上の二つのタイトルをクリックしてお読みになってみて下さい。
・・・で、話を進めますと、二年経っても同じ行動パターンのようで、梅雨だというのに、またまたスイッチが入ってしまって、この一週間、片づけと大掃除に明け暮れています。
片づけ編
几帳面で合理主義だった祖母に、幼い頃から徹底的に鍛えられ、薫陶を受けてきたためか、私は片づけ大好き人間で、モノの管理や整頓術にかけては特技の領域、周囲からは半ば呆れられつつも、「頭の中もさぞかしすっきりと整理整頓されているのでは?」などと、美しき誤解を生んでいる節があります。
・・・それ程、片づけにはキャリアはあるのですが、それでもやはり、モノは溜まります。
基本的には
「いつも軽やかにすっきりと!」
「必要なものを慈しみ生かしつつ、心豊かに共存していたい」
というのが信条ではあるのですが、人が生きて行くのは、大変なこと。なかなか理屈通りには行かないようで、生きることは、無形、有形を問わず、いつの間にか堆積されてゆくあらゆるものを引き受け、付き合うことであるという気さえしてきます。
これについて、一昨年の記事の中では、こんなことを書いていました。
あまりにも過去に引きずられ過ぎたり、ただ整理が出来なくて不用品に埋もれ、沢山モノを持っているのに不自由な生活をするのはどうしても感心できませんから、改善の努力をするとして、捨てたくても捨てられないものを苦笑いしながら抱えてゆくのも人間らしくて自然なのかなとも思うのです。
これまで、とても大切で、決して捨てることなどできず大事にしまいこんであったものが、ある時ふっとふっ切れたり、気が済んだり、また自分の気持ちを敢えて変えたくなったりして、全てを一掃しようと思うことがあります。
そんな時が「捨てどき」、「手放しどき」なのでしょうね。
結構果敢に断捨離してしまう私ではありますが、それでも、無理しないで自然に、「手放しどき」が来た時に手放せばよいのではと思っています。(これはモノだけではなくて、心の傷とか、執着している問題などにも当てはまる気がします。)
でも奥に深くしまい込み過ぎると、根を生やして身動きがつかなくなりますので、時々埃を払いながら、自分にとっての今の意味を確認してみる・・・・私の「片付けタイム」はそんな時間でもあります。
で、今年も吟味し整理整頓して、今、束の間、すっきりと軽やかです。
大掃除編
一週間ほど前の、NHKの「あさイチ」で、『“いや~な同居人“ダニ追い出しスペシャル』という特集をやっていたのですが、ご覧になりましたか?
私、これを観てしまったのです。
何を隠そう、今回の大掃除の火付け役はこの番組で、「これは一大事!」とばかり全力ダッシュすることになったのでした。
「マダニ」は侮れない強敵で、昨今話題の重症熱性血小板減少症候群などの重篤な疾患を引き起こすことが多く、既に死者まで出ているということはもちろん知っていましたが、番組はまずそのことに触れた上で、「マダニ」ではないもっと身近な「チリダニ」の話へと入ってゆきました。
この時期に激増して、その死骸やフンなどが、重度の喘息やアレルギー性皮膚炎などを引き起こすこともあり、・・・・と話は続いてゆきます。
人間の皮脂や髪などを好むことから、何と言ってもベッドや布団に一番多く潜んでいるのだそうです。
多い時には、1平方メートルあたり10万匹!・・・痒くなってきますね。
聞いてしまうと、アレルゲンの中で安眠はできないかなと思いませんか。
ダニを徹底的に退治する方法は3通りあるということで、まず<乾燥>。そして<餌を絶つこと>。もう一つは<熱>。50℃以上で死滅するのだそうです。
従ってダニ駆除の方法としては、
1 布団やマットを干したり、除湿機などかけて部屋の湿度を60%以下に調整すること。
2 兎も角掃除をし、シーツや枕カバーなども頻繁に洗うこと。
3 布団乾燥機でマットや布団に高熱をかけること。この際、熱が布団全体に行き渡るよう、折り方など工夫すること。
という提言でした。
上記を完璧に行えばダニを撲滅できるのですが、でも、実はダニそのものより、その死骸やフンが人体に悪影響を与えるのだそうで、それらを排除することこそがより重要となり、この解決策として一番良いのは、布団に直接掃除機をかけ、浮き上がってきた死骸やフンを吸い取ってしまうことなのだそうです。
干した布団などをバンバン叩くのは、アレルゲンを振りまくことになり逆効果であるということ、・・・・あの布団から出る埃は粉々に潰れたアレルゲンだったのですね。PM2.5よりも更に細かい微粒子を肺などに吸い込むことになるそうなので、散らさないで、そおっと速やかに吸い取ってしまいましょう。
干した後のお日様の匂いのする布団を叩くのは、私は昔から割と好きだったのですが、あれはダニという点からは好ましくない方法だったのですね。
知らないということは恐ろしいことです。
番組のお薦めに従って、すぐさま、布団乾燥機をかけ、布団にも掃除機を念入りにかけましたが、ここから拍車がかかり、どうせなら根こそぎ、とにかく家の隅々まで埃を一掃しようということで、引っ越しのような大騒ぎで止まらなくなってしまいました。
でも、すっきりと、梅雨を過ごすというのも悪くないかなって思っています。
おまけの写真
気が付いたら、今日は写真がないので、地味ですが、我が家のジャスミンをご紹介してみます。<根こそぎ大掃除>の一環として、ジャスミンの鉢も、一回り大きいものに植え替えてみました。
二年前に買ったときは30センチ位の小さな木で、冬に枯れそうになったこともあったのですが、持ち堪え、今は80センチほどに成長しました。
ツルを巻きつけて成型を終え、結構立派に変身です。毎日可愛がっている甲斐あってか、こんな花が咲き(ちょっと盛りは過ぎていますが)、芳しい香りを放って、まだこれからの蕾も沢山つけています。本当はこういうことは得意ではないのですが、これも縁なのかなと、楽しんで育てたいと思います。
亡き祖母の思い出と絡めながら、「ものを片づける」ということについて、更に同年7月には『「断捨離」と「片付けの魔法」』という記事で、二冊の片づけ本を紹介し、人とものとの関わりについてお話していたのですね。
少し時間が経って、自分の文章を改めて読み返すのって、こんなことを考えていたのか、という再発見もあり、結構面白いものだと思います。

「身の回りを片づけなくっちゃ、でもなかなかできなくて・・・」と困っていらっしゃる方、よろしかったら上の二つのタイトルをクリックしてお読みになってみて下さい。
・・・で、話を進めますと、二年経っても同じ行動パターンのようで、梅雨だというのに、またまたスイッチが入ってしまって、この一週間、片づけと大掃除に明け暮れています。
片づけ編
几帳面で合理主義だった祖母に、幼い頃から徹底的に鍛えられ、薫陶を受けてきたためか、私は片づけ大好き人間で、モノの管理や整頓術にかけては特技の領域、周囲からは半ば呆れられつつも、「頭の中もさぞかしすっきりと整理整頓されているのでは?」などと、美しき誤解を生んでいる節があります。
・・・それ程、片づけにはキャリアはあるのですが、それでもやはり、モノは溜まります。
基本的には
「いつも軽やかにすっきりと!」
「必要なものを慈しみ生かしつつ、心豊かに共存していたい」
というのが信条ではあるのですが、人が生きて行くのは、大変なこと。なかなか理屈通りには行かないようで、生きることは、無形、有形を問わず、いつの間にか堆積されてゆくあらゆるものを引き受け、付き合うことであるという気さえしてきます。
これについて、一昨年の記事の中では、こんなことを書いていました。
あまりにも過去に引きずられ過ぎたり、ただ整理が出来なくて不用品に埋もれ、沢山モノを持っているのに不自由な生活をするのはどうしても感心できませんから、改善の努力をするとして、捨てたくても捨てられないものを苦笑いしながら抱えてゆくのも人間らしくて自然なのかなとも思うのです。
これまで、とても大切で、決して捨てることなどできず大事にしまいこんであったものが、ある時ふっとふっ切れたり、気が済んだり、また自分の気持ちを敢えて変えたくなったりして、全てを一掃しようと思うことがあります。
そんな時が「捨てどき」、「手放しどき」なのでしょうね。
結構果敢に断捨離してしまう私ではありますが、それでも、無理しないで自然に、「手放しどき」が来た時に手放せばよいのではと思っています。(これはモノだけではなくて、心の傷とか、執着している問題などにも当てはまる気がします。)
でも奥に深くしまい込み過ぎると、根を生やして身動きがつかなくなりますので、時々埃を払いながら、自分にとっての今の意味を確認してみる・・・・私の「片付けタイム」はそんな時間でもあります。
で、今年も吟味し整理整頓して、今、束の間、すっきりと軽やかです。
大掃除編
一週間ほど前の、NHKの「あさイチ」で、『“いや~な同居人“ダニ追い出しスペシャル』という特集をやっていたのですが、ご覧になりましたか?
私、これを観てしまったのです。
何を隠そう、今回の大掃除の火付け役はこの番組で、「これは一大事!」とばかり全力ダッシュすることになったのでした。
「マダニ」は侮れない強敵で、昨今話題の重症熱性血小板減少症候群などの重篤な疾患を引き起こすことが多く、既に死者まで出ているということはもちろん知っていましたが、番組はまずそのことに触れた上で、「マダニ」ではないもっと身近な「チリダニ」の話へと入ってゆきました。
この時期に激増して、その死骸やフンなどが、重度の喘息やアレルギー性皮膚炎などを引き起こすこともあり、・・・・と話は続いてゆきます。
人間の皮脂や髪などを好むことから、何と言ってもベッドや布団に一番多く潜んでいるのだそうです。
多い時には、1平方メートルあたり10万匹!・・・痒くなってきますね。
聞いてしまうと、アレルゲンの中で安眠はできないかなと思いませんか。
ダニを徹底的に退治する方法は3通りあるということで、まず<乾燥>。そして<餌を絶つこと>。もう一つは<熱>。50℃以上で死滅するのだそうです。
従ってダニ駆除の方法としては、
1 布団やマットを干したり、除湿機などかけて部屋の湿度を60%以下に調整すること。
2 兎も角掃除をし、シーツや枕カバーなども頻繁に洗うこと。
3 布団乾燥機でマットや布団に高熱をかけること。この際、熱が布団全体に行き渡るよう、折り方など工夫すること。
という提言でした。
上記を完璧に行えばダニを撲滅できるのですが、でも、実はダニそのものより、その死骸やフンが人体に悪影響を与えるのだそうで、それらを排除することこそがより重要となり、この解決策として一番良いのは、布団に直接掃除機をかけ、浮き上がってきた死骸やフンを吸い取ってしまうことなのだそうです。
干した布団などをバンバン叩くのは、アレルゲンを振りまくことになり逆効果であるということ、・・・・あの布団から出る埃は粉々に潰れたアレルゲンだったのですね。PM2.5よりも更に細かい微粒子を肺などに吸い込むことになるそうなので、散らさないで、そおっと速やかに吸い取ってしまいましょう。
干した後のお日様の匂いのする布団を叩くのは、私は昔から割と好きだったのですが、あれはダニという点からは好ましくない方法だったのですね。
知らないということは恐ろしいことです。
番組のお薦めに従って、すぐさま、布団乾燥機をかけ、布団にも掃除機を念入りにかけましたが、ここから拍車がかかり、どうせなら根こそぎ、とにかく家の隅々まで埃を一掃しようということで、引っ越しのような大騒ぎで止まらなくなってしまいました。
でも、すっきりと、梅雨を過ごすというのも悪くないかなって思っています。
おまけの写真

気が付いたら、今日は写真がないので、地味ですが、我が家のジャスミンをご紹介してみます。<根こそぎ大掃除>の一環として、ジャスミンの鉢も、一回り大きいものに植え替えてみました。
二年前に買ったときは30センチ位の小さな木で、冬に枯れそうになったこともあったのですが、持ち堪え、今は80センチほどに成長しました。
ツルを巻きつけて成型を終え、結構立派に変身です。毎日可愛がっている甲斐あってか、こんな花が咲き(ちょっと盛りは過ぎていますが)、芳しい香りを放って、まだこれからの蕾も沢山つけています。本当はこういうことは得意ではないのですが、これも縁なのかなと、楽しんで育てたいと思います。


