
二回の放送が終わって
お陰様で『サンスター・ウィークエンド・ジャーニー』第二回目の放送も無事終わりました。
今日で放送から一週間が経つのですが、今現在も聴いて下さった皆様からのご感想やご質問が届いていて、とても嬉しく思っています。
シャンソン訳詞のことを語る番組って、かなり特殊な気がしますし、限られた方にしか興味を持っていただけないのではと心配もしていたのですが、むしろ、これまでシャンソンのことは全く知らなかったという若い方とか、違うジャンルの音楽関係の方とか、語学に関わっていらっしゃる方とか、多岐に渡る皆様からのコンタクトも多くあって、私自身大きな刺激を受け、そのように関心を持っていただけたことに大変感激しています。
私が嘗て携わってきた教育現場も、現在続けているコンサートライヴも、それぞれ、目の前に受け止めて下さる方たちがいて、言葉や歌を届け、心を交し合う、そういう手ごたえが直に感じられます。
それに比べ、今回のラジオ放送というのは、録音ブースの中で、マイクに向かいながら、目に見えないその先に居る誰かに、言葉を発信してゆく、いつもとは違う感覚がありました。
電波に乗せられた自分の声が遠い空間を浮遊して、その中で、強い意思と力を持った言葉だけが真っ直ぐに波の中を泳ぎ切って誰かに届いてゆく、・・・そんな不思議なイメージに包まれていた気がします。
心を澄ますということ
頂いたご感想の中で、「ラジオで聴くこと」に触れたものがいくつかあり、心に残りましたので、ご紹介してみたいと思います。
秋の夜長にぴったりの放送でしたね。
季節に合ったシャンソンを聴くことができるのってとても幸せです。
歌の訳詞やエピソードのお話で、曲の雰囲気に酔えるだけでなく、イメージを浮かべながら聴くことができ、とても贅沢な気分を味わうことが出来ました。(Y.O)
晩秋の陽だまりのような穏やかさ、温もりのある雰囲気が最高でした。
シャンソンも素敵でしたが、ラジオにじっと耳を傾けていると、お話がまるで、シャンソンのように聞こえ、これだ!と思いました。(M.S)
そういえば、集中してラジオを聴くのも、とても久しぶりでした。
テレビやスマホ、PCといった視覚に訴えるものたちに囲まれている日常から離れ、遠くの方から聞こえてくるような、人の声や歌声に耳を澄ますのは、何だか素敵な経験でした。冬~夏編も楽しみにしています。(F.S)
こんな素敵な感想をたくさん頂けて幸せです。
私も実は、今回、この放送と関わることになって、少し前から意識的にラジオを聴くようにしていたのです。
いつの頃か、日頃ラジオを聴くことは少なくなっていたのですが、改めてじっと耳を澄ましてみると、その良さが再発見できる気がしました。
音楽であっても、テレビなどの映像の中で聴くと、どうしても聴覚より視覚の方が勝ってしまうのではないでしょうか。
その意味でも、ラジオは格段に音に集中出来ると思いますし、久しぶりで聴いてみた小説や詩の朗読なども、文字を追いながら想像力を膨らませて行く読書によく似た効用があるように感じました。
音が流れてくるだけのシンプルなメディアですが、却って、人が本来持っている豊かな想像力を呼び覚ましてくれるのかもしれません。
目を閉じて、心を澄まして、聞こえてくるもの、感じられてくるもの、触れてくるもの、その感覚を大切にしたいです。
放送後のご質問
<質問1> まさか生放送じゃないですよね?夜11時で大変だったのでは?
<お答え1>ご心配ありがとうございます。でも収録は先に済ませていました。
放送時間は30分でしたが、収録では、特に時間は限定されず、自由に話させて頂きました。
ですので、どのように編集されて放送されるのかは当日までわからなかったので、ワクワクしながらオンタイムでじっと耳を澄ませていたのですが、さすが編集の方はプロですね。
とても自然な流れになっていましたし、基本的に私が話した事柄は全て忠実に網羅して下さいました。
<質問2> 放送ブースって狭い密室ですか?
DJと二人だけで向かい合って息が詰まりませんでしたか?
<お答え2>そんなことはなく、むしろ開放的で広々とした感じを受けました。ガラス張りになったブースの向こう側では音響や編集の方が何人も立ち働いていらっしゃいましたし、ディレクターとか、番組に関わって下さる沢山の方たちが、じっと見守っていて下さって心強かったです。とても温かい楽しい雰囲気の収録現場でした。
<質問3> この後も出演予定があると聞きましたが。
<お答え3>はい。
あと六回あります。二回続きで冬・春・夏とシーズン毎に出演予定です。
次回は1月末から2月初旬に放送予定なのですが、もうすぐ詳細が決まりますので、そうしたら改めてお知らせ致します。
次は冬の曲の特集、ご紹介したい曲が沢山あって迷いますが、・・・楽しみにしていてくださいね。
<質問4> 今回の秋のシャンソン、気に入ったので、CDを買ってみようと思いますが、どうすれば手に入りますか?
<お答え4>
第二回目の秋のシャンソンの特集で三曲ご紹介したわけですが。
取り上げたのは、バルバラの「秋」、ゲンズブールの「プレヴェールのシャンソン」、カーラ・ブルーニの「風のうわさ」でした。
「風のうわさ」は2002年に日本版CDアルバムも発売されましたし、今も人気がありますので、まだ普通にCDショップの店頭にも置いてあるかもしれません。
ただ、後の二曲は輸入盤にしか収録されていませんが、それもかなり希少ですので、なかなか入手しにくいかもしれません。
まずは、原題でネット検索して頂くか、お店に問い合わせてみてください。原題は「秋」が「il’automne」、「プレヴェールのシャンソン」が「la chanson de Prevert」となります。
少なくともYoutubeには取り上げられていますので、もう一度お聴きになることは可能かと思います。
今日は放送後の余韻の中で、ラジオよもやま話をご紹介しました。
お陰様で『サンスター・ウィークエンド・ジャーニー』第二回目の放送も無事終わりました。
今日で放送から一週間が経つのですが、今現在も聴いて下さった皆様からのご感想やご質問が届いていて、とても嬉しく思っています。
シャンソン訳詞のことを語る番組って、かなり特殊な気がしますし、限られた方にしか興味を持っていただけないのではと心配もしていたのですが、むしろ、これまでシャンソンのことは全く知らなかったという若い方とか、違うジャンルの音楽関係の方とか、語学に関わっていらっしゃる方とか、多岐に渡る皆様からのコンタクトも多くあって、私自身大きな刺激を受け、そのように関心を持っていただけたことに大変感激しています。
私が嘗て携わってきた教育現場も、現在続けているコンサートライヴも、それぞれ、目の前に受け止めて下さる方たちがいて、言葉や歌を届け、心を交し合う、そういう手ごたえが直に感じられます。

それに比べ、今回のラジオ放送というのは、録音ブースの中で、マイクに向かいながら、目に見えないその先に居る誰かに、言葉を発信してゆく、いつもとは違う感覚がありました。
電波に乗せられた自分の声が遠い空間を浮遊して、その中で、強い意思と力を持った言葉だけが真っ直ぐに波の中を泳ぎ切って誰かに届いてゆく、・・・そんな不思議なイメージに包まれていた気がします。
心を澄ますということ
頂いたご感想の中で、「ラジオで聴くこと」に触れたものがいくつかあり、心に残りましたので、ご紹介してみたいと思います。
秋の夜長にぴったりの放送でしたね。
季節に合ったシャンソンを聴くことができるのってとても幸せです。
歌の訳詞やエピソードのお話で、曲の雰囲気に酔えるだけでなく、イメージを浮かべながら聴くことができ、とても贅沢な気分を味わうことが出来ました。(Y.O)

シャンソンも素敵でしたが、ラジオにじっと耳を傾けていると、お話がまるで、シャンソンのように聞こえ、これだ!と思いました。(M.S)
そういえば、集中してラジオを聴くのも、とても久しぶりでした。
テレビやスマホ、PCといった視覚に訴えるものたちに囲まれている日常から離れ、遠くの方から聞こえてくるような、人の声や歌声に耳を澄ますのは、何だか素敵な経験でした。冬~夏編も楽しみにしています。(F.S)
こんな素敵な感想をたくさん頂けて幸せです。
私も実は、今回、この放送と関わることになって、少し前から意識的にラジオを聴くようにしていたのです。
いつの頃か、日頃ラジオを聴くことは少なくなっていたのですが、改めてじっと耳を澄ましてみると、その良さが再発見できる気がしました。
音楽であっても、テレビなどの映像の中で聴くと、どうしても聴覚より視覚の方が勝ってしまうのではないでしょうか。
その意味でも、ラジオは格段に音に集中出来ると思いますし、久しぶりで聴いてみた小説や詩の朗読なども、文字を追いながら想像力を膨らませて行く読書によく似た効用があるように感じました。
音が流れてくるだけのシンプルなメディアですが、却って、人が本来持っている豊かな想像力を呼び覚ましてくれるのかもしれません。
目を閉じて、心を澄まして、聞こえてくるもの、感じられてくるもの、触れてくるもの、その感覚を大切にしたいです。
放送後のご質問
<質問1> まさか生放送じゃないですよね?夜11時で大変だったのでは?
<お答え1>ご心配ありがとうございます。でも収録は先に済ませていました。

放送時間は30分でしたが、収録では、特に時間は限定されず、自由に話させて頂きました。
ですので、どのように編集されて放送されるのかは当日までわからなかったので、ワクワクしながらオンタイムでじっと耳を澄ませていたのですが、さすが編集の方はプロですね。
とても自然な流れになっていましたし、基本的に私が話した事柄は全て忠実に網羅して下さいました。
<質問2> 放送ブースって狭い密室ですか?
DJと二人だけで向かい合って息が詰まりませんでしたか?
<お答え2>そんなことはなく、むしろ開放的で広々とした感じを受けました。ガラス張りになったブースの向こう側では音響や編集の方が何人も立ち働いていらっしゃいましたし、ディレクターとか、番組に関わって下さる沢山の方たちが、じっと見守っていて下さって心強かったです。とても温かい楽しい雰囲気の収録現場でした。
<質問3> この後も出演予定があると聞きましたが。
<お答え3>はい。
あと六回あります。二回続きで冬・春・夏とシーズン毎に出演予定です。
次回は1月末から2月初旬に放送予定なのですが、もうすぐ詳細が決まりますので、そうしたら改めてお知らせ致します。
次は冬の曲の特集、ご紹介したい曲が沢山あって迷いますが、・・・楽しみにしていてくださいね。
<質問4> 今回の秋のシャンソン、気に入ったので、CDを買ってみようと思いますが、どうすれば手に入りますか?
<お答え4>

取り上げたのは、バルバラの「秋」、ゲンズブールの「プレヴェールのシャンソン」、カーラ・ブルーニの「風のうわさ」でした。
「風のうわさ」は2002年に日本版CDアルバムも発売されましたし、今も人気がありますので、まだ普通にCDショップの店頭にも置いてあるかもしれません。
ただ、後の二曲は輸入盤にしか収録されていませんが、それもかなり希少ですので、なかなか入手しにくいかもしれません。


まずは、原題でネット検索して頂くか、お店に問い合わせてみてください。原題は「秋」が「il’automne」、「プレヴェールのシャンソン」が「la chanson de Prevert」となります。
少なくともYoutubeには取り上げられていますので、もう一度お聴きになることは可能かと思います。
今日は放送後の余韻の中で、ラジオよもやま話をご紹介しました。


