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新しいシャンソンを新しい言葉に乗せて

   シャンソンの訳詞のつれづれに                      ~ 松峰綾音のオフィシャルブログへようこそ ~

世界の片隅に ~お正月の便り~

   年賀状
 お正月休みも過ぎ、色々なことがすべて普通に動き出すと、身の引き締まるような新年の思いも少しずつ薄れるようで、そういう順応性ってちょっと嫌だなと我ながら思ってしまいます。
元旦の車窓からの富士山
 この連休、頂いた年賀状を、住所変更などチェックしながら、改めてしみじみと読み直しています。
一年間は早く過ぎますが、それでもそれぞれの方に色々な変化があってそれがお正月の便りの中から垣間見えてきます。

 私は手紙を書くことが元々大好きですし、妙に筆まめで、加えて、教え子たち始め、文通している方の数も半端ではないので、きっと聞いたらびっくりなさるほどの枚数の年賀状のやり取りをしています。虚礼廃止の対極にあるような私のお正月です。
 でも、葉書や手紙って、その手触りの中に血の通ったものが流れている気がします。
 私の一番若い教え子たちは、今は結婚ラッシュで、素敵なウエディングの写真入り葉書、一年位経つと今度は赤ちゃん誕生、可愛いベビーが私の年賀状の中には沢山いて、<少子化と言えどもまだまだ明るい将来がある>と確信できます。

   上海から
 前にもご紹介したことがありましたが、上海でテレビディレクターとして活躍しているNさんから、今年もお年賀状と、新春を寿ぐプレゼントが届きました。
上海からのお正月グッズ
 午年にちなんだプレゼント。
 馬の意匠は颯爽として、何となくおめでたい感じが良く伝わってきます。
 毎年、干支の飾りを置かせて頂くうちに、春節のお祝い飾りが我が家にすっかり似合うようになりました。

上海からの年賀状
 これがお年玉付き年賀状なのですね。
 裏には抽選番号の数字が記されていました。
 意外と一等当選葉書だったりしても、それを確かめるすべもなく、我が文箱にしまわれて、日の目を見ることもないのだろうなどと夢想したりしてちょっと楽しい気分です。
 
 大気汚染の深刻さや悪化する日中関係のことなど、現地で生活していると、頭の痛い問題が沢山あるようなのですが、でもいつも明るい微笑みを絶やさない彼女ですから、優しい笑顔でバリバリと仕事をこなし、困難を乗り切ってゆくのだと思います。
 Nさん、良い一年を!

   パリから
 アメリカの大学で教鞭を執っている、大切なお友達のKさんから、いつも頂くクリスマスプレゼントが、今年は少し遅れて届きました。
 その包みの中に、彼女のお嬢様のYちゃんからのパリのお土産も入っていました。
 Yちゃんがまだママのお腹にいる頃から、そして生まれてからも殆ど毎年、私がアメリカに行くか、或いはKさんが日本に帰国して、一度は会い、その成長ぶりを目の当たりにしてきました。赤ちゃんの頃、ちょこちょこと走り回っていた幼児の頃、はにかみ屋さんの少女時代、そして、ママの日本人の血とパパのアメリカ人の血の両方を受け継いで美しく、そして聡明に成長し、今、大学生になって、パリに留学しています。  
パリからの年賀状
 そのYちゃんが添えてくれた絵葉書には、短期間ですっかりマスターした、流暢なフランス語と、ママから習ったひらがな書きの日本語の両方で、メッセージが。
 「小さい時からいつも見守っていてくれてありがとう。パリの生活はとても楽しく、満喫しています。」と書かれた言葉に、胸が熱くなりました。
パリからのお土産 Yちゃんからのプレゼント。
 エッフェル塔の写真立て、フランスのバタークッキー、そしてCamargue(カマング)の「塩の花」。希少の岩塩ですね。
 シャンソンを作る時のために・・・と、いつも彼女が編集したお薦め曲CDや今流行っているポップス曲集など、毎年、心尽くしの贈り物を頂いて私の嬉しいコレクションもお正月と共にいつも数を増して行くのです。

   レクイエム
 お正月の楽しい便りの中に、実は一昨日、訃報が入りました。
 心優しい大切な友人の突然の知らせでした。

 私は信州が好きで、季節ごとによく出かけていることはご存じの通りですが、
 そのご縁で知り合った方。
 浅間高原にお住まいで、一年に一回はお訪ねして楽しくお話をしていました。
冬の浅間高原 このブログもいつも愛読して下さって「山男」さんのハンドルネームでいつもコメントを下さった方です。
 お年賀状が今年は届かず、気になっていたところでした。
 お体を悪くされて、年の暮れの突然のご逝去だったそうです。
 
 長く老齢のお母様の看護をされていて、昨年の夏の終わりにお会いした時、「なかなか東京に行けないけど、来年のコンサートは絶対聴きに行くから頑張って!」ととても楽しみにしていて下さいました。
 いつも励まして下さる優しい方でした。
 そこに行けば、当然会えるはずの方がいらっしゃらなくなる、今その寂しさで一杯になっています。

 コンサートで聴いて頂こうと思って、「山男」さんのイメージにぴったりの歌を一曲目に歌う準備をしていました。
 まだ悲しさが先に立っていますが、でも、今度はレクイエムとして、心を込めてお届けできたらと思い始めています。

 『世界の片隅に』という歌も時々コンサートで歌うのですが、その一節、
 
 この世界に小さな私とあなたがいる それだけでいい

 この世界の中では、出会いと別れが、突然に、交互に訪れます。
 一期一会の時を、大切にする一年でありたいと思います。
 


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