
京都のコンサートが終わって一週間が経ちました。
戴いた薔薇の花束が、まだ我が家のテーブルの上に、華やかなひと時の名残りを咲かせています。
この一週間は、高揚した気分が続いていて、かねてから依頼のあった新曲の訳詞制作など頑張っていました。納得のいくものが出来上がり、今ほっとしているところです。
いつも素敵な写真を撮影して下さる沢木さんが、京都コンサートにも駆けつけて下さいました。彼女の写真を追いながら、今日は、京都公演のフォトレポートをしたいと思います。
シャンソニエでの夕べ
お馴染み、扉のロゴ。アコーディオンを弾くウサギです。

こうしてみると、paris canille のデザインがはっきりとわかります。
ゆとりを持って会場入り。
ピアニストの坂下さんとリハーサルを入念に行い、本番への気持ちを高めて行きます。
受付には『君は誰にも似ていない』のコンサートプログラム。

今回、お手伝いをお願いしたMさんは嘗てフランス語のクラスで一緒だった仲良しで、行き届いた心配りをして下さる素敵な女性、お店のオーナーのMIKIさんとそしてアルバイトの若い男性の計三人が、この日のスタッフでした。
お若い三人、テキパキとしたおもてなしでお客様にも評判上々だったのです。

リハーサルの間に、整えられたテーブルセッティングです。
シャミオールでもお出ししたマドレーヌ。
そしてyou don’t look like anybodyのロゴ入りのコースターも。
すべて持参して、「松峰綾音訳詞コンサート」独自のアットホームな雰囲気を演出してみました。
「巴里野郎」のお店のエレガントな雰囲気に、ぴったりと溶け合っていますね。
各テーブルにライトが灯されます。

片隅を照らすステンドグラスのランプもどこかノスタルジック。
インテリア、音響、照明の細部にも、熱いこだわりが感じられて、大好きな空間なのですが、お客様が入って音楽に満たされる時を待つ、この時間は格別です。
贈り物の薔薇のブーケは沢木さんが写すとこのように。

そして、ピアノ、これも前オーナーがこだわった逸品、ニューヨーク生まれのスタンウェイのピアノで98年の歳月を経た年代ものと聞いています。鍵盤が時代の中で、自然に変色してきているのも何か愛着を感じます。
そして、マイク。

コンサート本番
選曲、ステージ構成は、敢えてシャミオールと同一に行ってみました。
でも、当然ですが、違う場所、違うお客様、違うメンバーでのコンサートですので、ステージには全く別の世界が表出され、それを一番新鮮な思いで受け止めたのは私自身だったかもしれません。

唯一両方を聴いて下さった沢木さんも、「レンズに新たな表情が写っていてびっくりしました」との感想でした。
お客様もシャンソニエ独特の< さあ、皆で楽しもう!盛り上がろう!>という積極的なエネルギーに満ちていて、曲が進むにつれ、聴き手としての生の情感をとても素直に表して下さいます。そういう流れにいつの間にか私自身も乗っていた気がします。
坂下さんとの息もぴったり。楽しんで私の話に耳を傾けて下さる途中、彼女にインタビューをしてみました。

ツッコミもボケも、そしてシャンソン観も、随所に散りばめた当意即妙の坂下さんの応答に、会場は大盛り上がりで、後半に進みました。
アンコールはいつも通り、定番の曲『愛の約束』で締めくくったのですが、最後のトピックは、お客様からのコーラスの飛び入りがあったことでしょうか。

「憎い演出をしたのね!」とか「あの方はどういうお知り合い?」とか、色々反応があったのですが、事前打ち合わせも 練習も全くなく、突然起こったハプニングでした。
後半の最も盛り上がるリフレインに、コーラスを即興でつけて歌われ、私も驚いたのですが、でも、お上手でぴったりハモる歌声がとても心地よかったです。
和服をお召しの、合唱を長くなさっていらっしゃるという女性、音楽には造詣が深いのですね。
あとでお話を伺ったら<美味しいワインにほろ酔い加減になって、無意識のうちに、気が付いたら歌い出していた>とのこと、恐縮なさっていらっしゃいましたが、客席も最高潮の雰囲気で、こういうことって歌い手冥利に尽きます。
コンサートの醍醐味は客席も一体となって音楽を楽しんで下さることだと思いますので。
かくして、訳詞コンサート『君は誰にも似ていない』のすべてを無事終えることができました。
今まで様々な形で支えて下さった沢山の皆様に心から感謝申し上げます。
戴いた薔薇の花束が、まだ我が家のテーブルの上に、華やかなひと時の名残りを咲かせています。
この一週間は、高揚した気分が続いていて、かねてから依頼のあった新曲の訳詞制作など頑張っていました。納得のいくものが出来上がり、今ほっとしているところです。
いつも素敵な写真を撮影して下さる沢木さんが、京都コンサートにも駆けつけて下さいました。彼女の写真を追いながら、今日は、京都公演のフォトレポートをしたいと思います。
シャンソニエでの夕べ
お馴染み、扉のロゴ。アコーディオンを弾くウサギです。

こうしてみると、paris canille のデザインがはっきりとわかります。
ゆとりを持って会場入り。
ピアニストの坂下さんとリハーサルを入念に行い、本番への気持ちを高めて行きます。
受付には『君は誰にも似ていない』のコンサートプログラム。

今回、お手伝いをお願いしたMさんは嘗てフランス語のクラスで一緒だった仲良しで、行き届いた心配りをして下さる素敵な女性、お店のオーナーのMIKIさんとそしてアルバイトの若い男性の計三人が、この日のスタッフでした。
お若い三人、テキパキとしたおもてなしでお客様にも評判上々だったのです。

リハーサルの間に、整えられたテーブルセッティングです。
シャミオールでもお出ししたマドレーヌ。
そしてyou don’t look like anybodyのロゴ入りのコースターも。
すべて持参して、「松峰綾音訳詞コンサート」独自のアットホームな雰囲気を演出してみました。
「巴里野郎」のお店のエレガントな雰囲気に、ぴったりと溶け合っていますね。
各テーブルにライトが灯されます。


片隅を照らすステンドグラスのランプもどこかノスタルジック。
インテリア、音響、照明の細部にも、熱いこだわりが感じられて、大好きな空間なのですが、お客様が入って音楽に満たされる時を待つ、この時間は格別です。
贈り物の薔薇のブーケは沢木さんが写すとこのように。


そして、ピアノ、これも前オーナーがこだわった逸品、ニューヨーク生まれのスタンウェイのピアノで98年の歳月を経た年代ものと聞いています。鍵盤が時代の中で、自然に変色してきているのも何か愛着を感じます。
そして、マイク。


コンサート本番
選曲、ステージ構成は、敢えてシャミオールと同一に行ってみました。
でも、当然ですが、違う場所、違うお客様、違うメンバーでのコンサートですので、ステージには全く別の世界が表出され、それを一番新鮮な思いで受け止めたのは私自身だったかもしれません。

唯一両方を聴いて下さった沢木さんも、「レンズに新たな表情が写っていてびっくりしました」との感想でした。
お客様もシャンソニエ独特の< さあ、皆で楽しもう!盛り上がろう!>という積極的なエネルギーに満ちていて、曲が進むにつれ、聴き手としての生の情感をとても素直に表して下さいます。そういう流れにいつの間にか私自身も乗っていた気がします。
坂下さんとの息もぴったり。楽しんで私の話に耳を傾けて下さる途中、彼女にインタビューをしてみました。


ツッコミもボケも、そしてシャンソン観も、随所に散りばめた当意即妙の坂下さんの応答に、会場は大盛り上がりで、後半に進みました。
アンコールはいつも通り、定番の曲『愛の約束』で締めくくったのですが、最後のトピックは、お客様からのコーラスの飛び入りがあったことでしょうか。

「憎い演出をしたのね!」とか「あの方はどういうお知り合い?」とか、色々反応があったのですが、事前打ち合わせも 練習も全くなく、突然起こったハプニングでした。
後半の最も盛り上がるリフレインに、コーラスを即興でつけて歌われ、私も驚いたのですが、でも、お上手でぴったりハモる歌声がとても心地よかったです。
和服をお召しの、合唱を長くなさっていらっしゃるという女性、音楽には造詣が深いのですね。
あとでお話を伺ったら<美味しいワインにほろ酔い加減になって、無意識のうちに、気が付いたら歌い出していた>とのこと、恐縮なさっていらっしゃいましたが、客席も最高潮の雰囲気で、こういうことって歌い手冥利に尽きます。
コンサートの醍醐味は客席も一体となって音楽を楽しんで下さることだと思いますので。
かくして、訳詞コンサート『君は誰にも似ていない』のすべてを無事終えることができました。
今まで様々な形で支えて下さった沢山の皆様に心から感謝申し上げます。


