
京都 名残りの桜・・・吉野太夫の「常照寺」
いつの間にか街中のソメイヨシノは葉桜となりました。
でも、名残りの花吹雪がどこからともなく風に舞って流れてくる風情は、この季節ならではで、うっとりと遠く誘われる気がしますね。
昨日は、洛北の山懐にある鷹峰(たかがみね)まで足を伸ばし、常照寺の桜を見てきました。

常照寺は、伝説の名妓、数奇な運命を辿った島原の花魁(おいらん)吉野太夫の菩提寺として知られています。
4月8日は彼女の慰霊の為、島原太夫による太夫道中と墓参、供茶法要が盛大に営まれるということで、境内は既に、その準備が整っていました。
「日曜日の太夫さんの花供養まで、このしだれ桜が綺麗に咲いていると良いけど」と、ご住職の奥様と思しき女性が少し心配そうに話していらっしゃいました。
吉野太夫の寄進で建立されたという朱塗りの門には「吉野門」の名が掲げられています。

常照寺は、観光客にはまだあまり知れ渡っていない為か、この時期とは思えないほど閑静な美しさを留めていました。

容姿は天下随一、百芸に秀で、品格教養並ぶものなしと称えられた佳人、吉野太夫が、殊の外好んだというこの大丸窓(吉野窓)に、春はどのように映ったのでしょうか。
この吉野窓は、「自分はまだ完璧ではないから」と真円ではなく、下部が直線になっているのだそうです。
まだ美しいしだれ桜、桜、桜・・・・

そして、 椿、躑躅、青もみじ。


境内の片隅にこんなうさぎのおに瓦がありました。
今年最後の桜花爛漫です。
「綾音・達人夜話」
突然ですが、あと3日後の4月7日(土)に『綾音・達人夜話』という新しい企画がスタートします。
6月21日に「京都・Paris姉妹都市60周年記念『音楽は国境を越える』」で清水寺成就院にて行われる座談会の構成・司会を仰せつかっていることは既にお知らせした通りですが、この一連の流れの中で、新たに企画された講演です。

会場は高瀬川沿いにある四季AIRというアートギャラリー(アクセスは下の地図をクリックしてご覧ください)。
町家を改造し、その風情をそのまま残しながらも瀟洒なスペースが広がっています。
画廊では、絵画・版画・陶芸を初めとする様々な作品展や室内音楽会等が随時に催されています。

一階は手を伸ばせば、流れる水の冷たさに触れることができますし、二階に上がると眼下にせせらぎ、川音を聴きながら、都人の古にタイムスリップしそうな心地よさがあります。
このギャラリーのオーナーが、実は2018年~2021年に渡る清水寺でのイベントの実行委員長でもあり、そのご縁で、この度是非というご依頼を頂いたのでした。

『綾音・達人夜話』のメインタイトルは「ことばを超えるもの・・・シャンソン・哲学・文学・芸術」
それぞれの回に、フランスと関わりの深い学者やプロデューサー等をお招きしての対談を考えています。
第一回目は4 / 7、その後、7 / 21、11 / 3、2019 / 4 / 6と続きます。
4回シリーズの詳細は右チラシをクリックすると拡大しますのでご確認ください。
とりあえず4月7日のご案内は次のようです。
4 / 7(土)18:00~ ゲスト 山田弘明さん 名古屋大学名誉教授
「 日本語で紡ぐ 」
KEY WORDは『 シャンソンって何? 』&『 だから翻訳は面白い 』
「詩と哲学とでは翻訳の意味は違う?!」
デカルト研究者山田弘明さんと そんなお話も熱く展開させながら。
そして、シャンソンの原曲や訳詞を聴きながら
日本語でシャンソンを歌い聴くことの意味を探ります。
そして二回目は「 シャンソンと演劇・・・ミュージカル・オペラ・バレエ 」
三回目は「 シャンソンに見るフランスとアメリカ そして日本 」と続きます。
全く異なった分野のエキスパートと対談できる機会を得て、非常に刺激的でもあり、予期せぬ化学反応も生れて来るのではと、私自身、心ときめいています。
今回のゲストはデカルト研究がご専門の山田弘明先生、哲学とシャンソンとの違いはありますが、数多くのフランス語の原典を翻訳されていらっしゃる先生と、「翻訳」の持つ様々な問題と可能性について考えてみたいと思っています。
そして、「音楽の中のフランス人の心・感性をどうとらえているか」等を伺いながら、「日本語で紡ぐ」ことについて、考えを深めてゆきたいです。
折角ですから、シャンソンも数曲用意して・・・!
先日、打ち合わせを兼ねて四季AIRをお訪ねしてみました。
名残りの桜が風に舞って、高瀬川に花びらが流れていました。
7日土曜日!
若干名ですが、まだご参加可能ですので、ご興味のおありの方はお問い合わせくださいね。
いつの間にか街中のソメイヨシノは葉桜となりました。
でも、名残りの花吹雪がどこからともなく風に舞って流れてくる風情は、この季節ならではで、うっとりと遠く誘われる気がしますね。
昨日は、洛北の山懐にある鷹峰(たかがみね)まで足を伸ばし、常照寺の桜を見てきました。

常照寺は、伝説の名妓、数奇な運命を辿った島原の花魁(おいらん)吉野太夫の菩提寺として知られています。
4月8日は彼女の慰霊の為、島原太夫による太夫道中と墓参、供茶法要が盛大に営まれるということで、境内は既に、その準備が整っていました。
「日曜日の太夫さんの花供養まで、このしだれ桜が綺麗に咲いていると良いけど」と、ご住職の奥様と思しき女性が少し心配そうに話していらっしゃいました。
吉野太夫の寄進で建立されたという朱塗りの門には「吉野門」の名が掲げられています。


常照寺は、観光客にはまだあまり知れ渡っていない為か、この時期とは思えないほど閑静な美しさを留めていました。

容姿は天下随一、百芸に秀で、品格教養並ぶものなしと称えられた佳人、吉野太夫が、殊の外好んだというこの大丸窓(吉野窓)に、春はどのように映ったのでしょうか。
この吉野窓は、「自分はまだ完璧ではないから」と真円ではなく、下部が直線になっているのだそうです。
まだ美しいしだれ桜、桜、桜・・・・


そして、 椿、躑躅、青もみじ。



境内の片隅にこんなうさぎのおに瓦がありました。
今年最後の桜花爛漫です。
「綾音・達人夜話」
突然ですが、あと3日後の4月7日(土)に『綾音・達人夜話』という新しい企画がスタートします。
6月21日に「京都・Paris姉妹都市60周年記念『音楽は国境を越える』」で清水寺成就院にて行われる座談会の構成・司会を仰せつかっていることは既にお知らせした通りですが、この一連の流れの中で、新たに企画された講演です。

会場は高瀬川沿いにある四季AIRというアートギャラリー(アクセスは下の地図をクリックしてご覧ください)。
町家を改造し、その風情をそのまま残しながらも瀟洒なスペースが広がっています。
画廊では、絵画・版画・陶芸を初めとする様々な作品展や室内音楽会等が随時に催されています。

一階は手を伸ばせば、流れる水の冷たさに触れることができますし、二階に上がると眼下にせせらぎ、川音を聴きながら、都人の古にタイムスリップしそうな心地よさがあります。
このギャラリーのオーナーが、実は2018年~2021年に渡る清水寺でのイベントの実行委員長でもあり、そのご縁で、この度是非というご依頼を頂いたのでした。

『綾音・達人夜話』のメインタイトルは「ことばを超えるもの・・・シャンソン・哲学・文学・芸術」
それぞれの回に、フランスと関わりの深い学者やプロデューサー等をお招きしての対談を考えています。
第一回目は4 / 7、その後、7 / 21、11 / 3、2019 / 4 / 6と続きます。
4回シリーズの詳細は右チラシをクリックすると拡大しますのでご確認ください。
とりあえず4月7日のご案内は次のようです。
4 / 7(土)18:00~ ゲスト 山田弘明さん 名古屋大学名誉教授
「 日本語で紡ぐ 」
KEY WORDは『 シャンソンって何? 』&『 だから翻訳は面白い 』
「詩と哲学とでは翻訳の意味は違う?!」
デカルト研究者山田弘明さんと そんなお話も熱く展開させながら。
そして、シャンソンの原曲や訳詞を聴きながら
日本語でシャンソンを歌い聴くことの意味を探ります。
そして二回目は「 シャンソンと演劇・・・ミュージカル・オペラ・バレエ 」
三回目は「 シャンソンに見るフランスとアメリカ そして日本 」と続きます。
全く異なった分野のエキスパートと対談できる機会を得て、非常に刺激的でもあり、予期せぬ化学反応も生れて来るのではと、私自身、心ときめいています。
今回のゲストはデカルト研究がご専門の山田弘明先生、哲学とシャンソンとの違いはありますが、数多くのフランス語の原典を翻訳されていらっしゃる先生と、「翻訳」の持つ様々な問題と可能性について考えてみたいと思っています。
そして、「音楽の中のフランス人の心・感性をどうとらえているか」等を伺いながら、「日本語で紡ぐ」ことについて、考えを深めてゆきたいです。
折角ですから、シャンソンも数曲用意して・・・!
先日、打ち合わせを兼ねて四季AIRをお訪ねしてみました。
名残りの桜が風に舞って、高瀬川に花びらが流れていました。
7日土曜日!
若干名ですが、まだご参加可能ですので、ご興味のおありの方はお問い合わせくださいね。


