
さくらんぼの実る季節
4月27日の巴里野郎でのジョイント・ライヴですが、お陰様で無事終了致しました。
GWの前夜、金曜日の夕べは、さながら夏休み前の終業式が終わった夜のようで、解放された寛ぎの時間が流れていた気がします。
お越し頂きましたお客様、本当に有難うございました。

すっかり慣れ親しんだ巴里野郎でのライヴ、お店のカウンターに目にも鮮やかな、さくらんぼの実を沢山つけた一枝が花瓶に活けられていました。
常連のお客様がお店にお持ち下さったとのこと、ご自身もシャンソンを歌われるご年配のご婦人なのですが、お庭に大きなさくらんぼの木があって、季節になると何千という実をつけるというお話を前に伺ったことがありました。
「さくらんぼの実る頃」をいつも愛唱なさっていて、その時のご説明に、さくらんぼと亡くなられたお母様との不思議なご縁を感慨深く語っておられたのを思い出しました。
ガラスの器にも山盛りに摘まれたさくらんぼの実がいっぱいで、出演者もお客様も思わず頬張って、お互いに談笑、柔らかく甘酸っぱい味に初夏の香りが広がりました・・・・心が浮き立つような幸せが溢れ出す気がしてきます。
街には青葉がそよいでいますし、色とりどりの花々が咲き乱れて、美しい季節の到来ですね。
そんなこの日の楽しい一コマでした。

お客様も開場前からいらっしゃって、ゆっくりとご挨拶しながらしばしの歓談する、ライヴハウスならではの気のおけないこんな時間は格別です。
本番前の私。
季節に先駆けて初夏の装いにしてみました。
男性のお客様の真ん中に入れて頂き、記念撮影。
両手に花(?!)ですね、嬉しそうな顔をしています。

同じ曲を歌っても、その時のお客様の反応や自分自身の気分によって歌い方は自然に変わるのですが、それがライヴの醍醐味かもしれませんね。
音楽も、歌も一期一会なのだと思います。
ピアノの伴奏もこちらの気持ちの機微を反映して全く違うアレンジとなり、ステージはお互いのそういう呼吸を感じ合える至福の時でもあります。
この日は、<さくらんぼマジック>だったのか、全体的にゆったりとしたテンポで歌い、語っていました。
三人の出演者、堀内環さん、夏原幸子さんと、最後のご挨拶です。
夏原幸子さんとは初めてご一緒させて頂きましたが、軽妙で洒脱な語りと朗読を随所に取り入れ、お客様は涙ぐみ、大いに笑い、楽しい時間を満喫していらっしゃいました。演劇のご経験が豊富と伺っていましたが、さすがベテランの味わいと、感じ入るばかりでした。
堀内環さんは、いつも温厚でダンディーな大先輩、この日は正統派のシャンソンの選曲を沢山ご用意下さって、しみじみと聴かせてくださいました。
三人三様のシャンソンの世界が広がったひと時、一人でのステージの時とはまた違った空気の流れが会場にあり、それぞれがそれぞれでありながら、繋がっている、そんなことも学ばせて頂けた貴重な体験でもありました。
貴船散歩
さて翌日。
今回も、東京から駆けつけて下さった仲良しの友人Mさん。
彼女と貴船神社に散策に行きました。

大型連休初日とあって、街は人で溢れかえっていましたので、少し離れたところ、一般の観光客がなかなか足を延ばせないところと考えて、貴船神社を訪れてみたのです。
大当たり!
初夏の爽風、新緑の中、貴船川の清流のせせらぎを聴きながら、ゆっくりと神社への道を歩きました。
貴船は6月の半ばになると、川床が一帯に据えられて猛暑を凌ぐ京都の風物詩となります。

鴨川の床と並ぶ、川床の名所ですので、その頃は大渋滞を起こすのですが、今この時期はまさに穴場でした。
でも、早々と簾が掛かって眼に鮮やかな青竹を使って、川床の骨組が作られ始めています。
まずは腹ごしらえ。まさに貴船神社の鳥居の袂の鳥居茶屋で名物の「鮎茶漬け弁当」を頂きました。

小上がりのお座敷で、坪庭と参道の赤い手すり眺めながら、お店の方が「一晩かかって仕上げる」と言われた骨まで丸ごと食べられる柔らかい鮎を贅沢に乗せたお茶漬けがメインのお料理、「名物に・・・」ではなく、とても美味しくて大満足。

シャガの花がが可憐に咲いて神社の赤い手すりに映えます。

神社に上がる石段で。
着物姿のMさん、この参道に涼しげな単衣の着物が颯爽と良く似合います。
すっと登っていく姿に道行く人たちも大注目でした。
登り切って神社の本殿に。
見上げると、一面に柔らかい青紅葉が美しく揺れています。

光、風、木々、花々、そして食べ物、沢山の恵みに溢れたこの季節を満喫しながら、楽しい連休をお過ごしくださいね。
4月27日の巴里野郎でのジョイント・ライヴですが、お陰様で無事終了致しました。
GWの前夜、金曜日の夕べは、さながら夏休み前の終業式が終わった夜のようで、解放された寛ぎの時間が流れていた気がします。
お越し頂きましたお客様、本当に有難うございました。

すっかり慣れ親しんだ巴里野郎でのライヴ、お店のカウンターに目にも鮮やかな、さくらんぼの実を沢山つけた一枝が花瓶に活けられていました。
常連のお客様がお店にお持ち下さったとのこと、ご自身もシャンソンを歌われるご年配のご婦人なのですが、お庭に大きなさくらんぼの木があって、季節になると何千という実をつけるというお話を前に伺ったことがありました。
「さくらんぼの実る頃」をいつも愛唱なさっていて、その時のご説明に、さくらんぼと亡くなられたお母様との不思議なご縁を感慨深く語っておられたのを思い出しました。
ガラスの器にも山盛りに摘まれたさくらんぼの実がいっぱいで、出演者もお客様も思わず頬張って、お互いに談笑、柔らかく甘酸っぱい味に初夏の香りが広がりました・・・・心が浮き立つような幸せが溢れ出す気がしてきます。
街には青葉がそよいでいますし、色とりどりの花々が咲き乱れて、美しい季節の到来ですね。
そんなこの日の楽しい一コマでした。

お客様も開場前からいらっしゃって、ゆっくりとご挨拶しながらしばしの歓談する、ライヴハウスならではの気のおけないこんな時間は格別です。
本番前の私。
季節に先駆けて初夏の装いにしてみました。
男性のお客様の真ん中に入れて頂き、記念撮影。
両手に花(?!)ですね、嬉しそうな顔をしています。

同じ曲を歌っても、その時のお客様の反応や自分自身の気分によって歌い方は自然に変わるのですが、それがライヴの醍醐味かもしれませんね。
音楽も、歌も一期一会なのだと思います。
ピアノの伴奏もこちらの気持ちの機微を反映して全く違うアレンジとなり、ステージはお互いのそういう呼吸を感じ合える至福の時でもあります。
この日は、<さくらんぼマジック>だったのか、全体的にゆったりとしたテンポで歌い、語っていました。
三人の出演者、堀内環さん、夏原幸子さんと、最後のご挨拶です。

堀内環さんは、いつも温厚でダンディーな大先輩、この日は正統派のシャンソンの選曲を沢山ご用意下さって、しみじみと聴かせてくださいました。
三人三様のシャンソンの世界が広がったひと時、一人でのステージの時とはまた違った空気の流れが会場にあり、それぞれがそれぞれでありながら、繋がっている、そんなことも学ばせて頂けた貴重な体験でもありました。
貴船散歩
さて翌日。
今回も、東京から駆けつけて下さった仲良しの友人Mさん。
彼女と貴船神社に散策に行きました。

大型連休初日とあって、街は人で溢れかえっていましたので、少し離れたところ、一般の観光客がなかなか足を延ばせないところと考えて、貴船神社を訪れてみたのです。
大当たり!
初夏の爽風、新緑の中、貴船川の清流のせせらぎを聴きながら、ゆっくりと神社への道を歩きました。
貴船は6月の半ばになると、川床が一帯に据えられて猛暑を凌ぐ京都の風物詩となります。


鴨川の床と並ぶ、川床の名所ですので、その頃は大渋滞を起こすのですが、今この時期はまさに穴場でした。
でも、早々と簾が掛かって眼に鮮やかな青竹を使って、川床の骨組が作られ始めています。
まずは腹ごしらえ。まさに貴船神社の鳥居の袂の鳥居茶屋で名物の「鮎茶漬け弁当」を頂きました。


小上がりのお座敷で、坪庭と参道の赤い手すり眺めながら、お店の方が「一晩かかって仕上げる」と言われた骨まで丸ごと食べられる柔らかい鮎を贅沢に乗せたお茶漬けがメインのお料理、「名物に・・・」ではなく、とても美味しくて大満足。

シャガの花がが可憐に咲いて神社の赤い手すりに映えます。

神社に上がる石段で。
着物姿のMさん、この参道に涼しげな単衣の着物が颯爽と良く似合います。
すっと登っていく姿に道行く人たちも大注目でした。
登り切って神社の本殿に。
見上げると、一面に柔らかい青紅葉が美しく揺れています。


光、風、木々、花々、そして食べ物、沢山の恵みに溢れたこの季節を満喫しながら、楽しい連休をお過ごしくださいね。


