
紆余曲折を経て、オリンピックがいよいよ始まりますね。
緊急事態宣言下にもかかわらず、日々感染者数は拡大し、かつてない緊張を強いられる幕開けですが、世界の人々が注視する中、多くの関係者たちの大変な努力とアスリートたちのひたむきな思いに支えられ、無事に進んでいくよう祈るばかりです。
訳詞エッセイの出版進行中
さて、3月に開催した月の庭vol.8『月光微韻』」の中で、「訳詞エッセイを出版します宣言」をしてしまったこともあり、粛々と筆を進めていますが、今日は出版の進捗状況をまずはお知らせいたします。

「クロ」が登場します。
『紋次郎物語』で皆様に可愛がって頂いた紋次郎に続いて、今回はクロが登場します。
訳詞エッセイの片隅に時々クロは顔を出すのですが、猫のいる情景は、シャンソンによく似合う気がするのです。
三島由紀夫氏は猫好きだったようで、仕事部屋を写した写真には猫がいつもひょこんと風景のように入り込んでいます。
「猫の持つ冷たい媚」が猫の最大の魅力と、三島氏は語っていますが、そんな雰囲気も、この訳詞エッセイ集のどこかに醸し出せたらと思っています。
オリジナル訳詞(日本語詞)の掲載と、その訳詞への思い・訳詞の方法・裏話等、諸々を盛り込んだ訳詞エッセイ集です。
長い間携わってきた「訳詞」へのうんちくは山のようにありますので、その様々をいくつかの切り口の中で熱く、楽しく、マニアックに語ってみようと思います。
出版許諾申請
訳詞集出版に際しては、オリジナル曲の作詞者と作曲者、あるいはその楽曲を管理している音楽出版社に、本の内容など伝えて、改めて一曲ずつ出版許諾申請をすることが必要になります。昨年からフランス本国とかなり複雑な交渉を続けてきましたが、一年以上経った今、お陰様でほぼ許諾を獲得できました。(申請の過程で色々判明したことや、面白い出来事もたくさんありました。この顛末は改めてご披露いたしますね。)
この夏からいよいよ出版に向けて始動、来春完成を目指していますので、楽しみにお待ちいただけたら嬉しいです。
動画二編
WEBの「動画集」ページに動画を二編UP致しました。
一編は「月の庭vol,8『月光微韻』」を4分間の『月光微韻』ダイジェスト版にまとめたものです。
延び延びになった2021年3月。
京都文化博物館ホールと横浜ゲーテ座ホールで開催した「月の庭 『月光微韻』 」を、短い動画にまとめてみました。
「月の光と微かな響き」の雰囲気をお楽しみください。
と紹介文を入れてみました。
もう一編は、反響の大きかった『黒衣聖母』の全編朗読ですが、ゆっくり味わっていただけたらと思い、全編の朗読をyoutubeにUPしてみたものです。

芥川龍之介『黒衣聖母』の全編二十三分の朗読、会場を圧倒しておりました。
経本折りの「芥川」がハラリハラリ・・・・・ 「無我、無心、無欲」とはなんぞやと教わった『黒衣聖母』。
ハイ プリミティブと超モダンの沈香は、まさに、まさに「芥川」でした。(「勝手にファン倶楽部」)
『勝手にファン倶楽部』の皆様の中に映像を扱うプロの方が何人かいらっしゃり、一年に数編素敵な動画を制作してくださっているのですが、実はこの二編も「勝手にファン倶楽部」の手によるものなのです。
動画に映し出される香木の煙が映像の中に芳醇な香りを醸し出して、穏やかに、そして集中して、物語の世界に耳を傾ける気持ちを誘ってくれます。
よろしかったら、ご覧になり、耳を傾けてくださいますように。
ワクチンが少しずついきわたってきましたが、まだまだ油断大敵。早くコロナが収束して、安心できる生活になりますことを願ってやみません。
今年も猛暑、ご自愛なさってどうぞ良い夏をお過ごし下さい。
緊急事態宣言下にもかかわらず、日々感染者数は拡大し、かつてない緊張を強いられる幕開けですが、世界の人々が注視する中、多くの関係者たちの大変な努力とアスリートたちのひたむきな思いに支えられ、無事に進んでいくよう祈るばかりです。
訳詞エッセイの出版進行中
さて、3月に開催した月の庭vol.8『月光微韻』」の中で、「訳詞エッセイを出版します宣言」をしてしまったこともあり、粛々と筆を進めていますが、今日は出版の進捗状況をまずはお知らせいたします。

「クロ」が登場します。
『紋次郎物語』で皆様に可愛がって頂いた紋次郎に続いて、今回はクロが登場します。
訳詞エッセイの片隅に時々クロは顔を出すのですが、猫のいる情景は、シャンソンによく似合う気がするのです。
三島由紀夫氏は猫好きだったようで、仕事部屋を写した写真には猫がいつもひょこんと風景のように入り込んでいます。
「猫の持つ冷たい媚」が猫の最大の魅力と、三島氏は語っていますが、そんな雰囲気も、この訳詞エッセイ集のどこかに醸し出せたらと思っています。
オリジナル訳詞(日本語詞)の掲載と、その訳詞への思い・訳詞の方法・裏話等、諸々を盛り込んだ訳詞エッセイ集です。
長い間携わってきた「訳詞」へのうんちくは山のようにありますので、その様々をいくつかの切り口の中で熱く、楽しく、マニアックに語ってみようと思います。
出版許諾申請
訳詞集出版に際しては、オリジナル曲の作詞者と作曲者、あるいはその楽曲を管理している音楽出版社に、本の内容など伝えて、改めて一曲ずつ出版許諾申請をすることが必要になります。昨年からフランス本国とかなり複雑な交渉を続けてきましたが、一年以上経った今、お陰様でほぼ許諾を獲得できました。(申請の過程で色々判明したことや、面白い出来事もたくさんありました。この顛末は改めてご披露いたしますね。)
この夏からいよいよ出版に向けて始動、来春完成を目指していますので、楽しみにお待ちいただけたら嬉しいです。
動画二編
WEBの「動画集」ページに動画を二編UP致しました。
一編は「月の庭vol,8『月光微韻』」を4分間の『月光微韻』ダイジェスト版にまとめたものです。
延び延びになった2021年3月。
京都文化博物館ホールと横浜ゲーテ座ホールで開催した「月の庭 『月光微韻』 」を、短い動画にまとめてみました。
「月の光と微かな響き」の雰囲気をお楽しみください。
と紹介文を入れてみました。
もう一編は、反響の大きかった『黒衣聖母』の全編朗読ですが、ゆっくり味わっていただけたらと思い、全編の朗読をyoutubeにUPしてみたものです。

芥川龍之介『黒衣聖母』の全編二十三分の朗読、会場を圧倒しておりました。
経本折りの「芥川」がハラリハラリ・・・・・ 「無我、無心、無欲」とはなんぞやと教わった『黒衣聖母』。
ハイ プリミティブと超モダンの沈香は、まさに、まさに「芥川」でした。(「勝手にファン倶楽部」)
『勝手にファン倶楽部』の皆様の中に映像を扱うプロの方が何人かいらっしゃり、一年に数編素敵な動画を制作してくださっているのですが、実はこの二編も「勝手にファン倶楽部」の手によるものなのです。
動画に映し出される香木の煙が映像の中に芳醇な香りを醸し出して、穏やかに、そして集中して、物語の世界に耳を傾ける気持ちを誘ってくれます。
よろしかったら、ご覧になり、耳を傾けてくださいますように。
ワクチンが少しずついきわたってきましたが、まだまだ油断大敵。早くコロナが収束して、安心できる生活になりますことを願ってやみません。
今年も猛暑、ご自愛なさってどうぞ良い夏をお過ごし下さい。


