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新しいシャンソンを新しい言葉に乗せて

   シャンソンの訳詞のつれづれに                      ~ 松峰綾音のオフィシャルブログへようこそ ~

夕暮れの大晦日

 大晦日、「おおみそか」
 樋口一葉の小説にもある通り、「おおつごもり」とも読みます。
 西鶴の「世間胸算用」も大晦日のお話。
つけ買いが一般的だった江戸時代、明治時代は、大晦日はその最終決算日で、その徴収、いわば借金取りが一斉に押し寄せてくるわけで、どちらの小説も、その払いを巡っての悲喜こもごもの物語や駆け引きが描かれています。

 お陰様でそういう大変さに遭遇する事もなく、でも、大掃除、家事万端には充分追い立てられ、師走の最後の一日、気がつくともう夕方になっていました。
最後の日めくりカレンダー
 日めくりカレンダー。
 覚えていらっしゃいますか?

 2月のブログでご紹介した、上海在住のNさんから送って頂いた日めくりです。
毎日、ちゃんとめくるつもり!!とブログで宣言してしまったのですが、(本当は心もとなかったのに。)何と、ついに正真正銘、毎日かかさず、・・・・達成して、最後の一枚12月31日です。
何が起こったのだろう!!!とっても大げさに言うと、これまでの我が人生の中では、初めての快挙です。

 今年は、一枚ずつ確認してめくりたくなるような、一日一日、過ぎてゆく時間が、何だかとてもはっきりと意識された年だったように思います。
 3月の震災以降の様々な思いが今も勿論、気持ちの中で、おもりをつけて続いているような気がしているのですが、そう考えると、途中で放ったらかされたこれまでのカレンダーのほうが平和な時間を刻んでいたのかもしれませんね。

 そう言えば、今年は、今までになく継続できたことが、他にもいくつかあるのです。

  <その二>
 ゴパンを作り続けたこと。
 これも、以前のブログをお読み下さっている方はご存知かと思うのですが、GOPANという米パン製造機を昨年末に購入しました。
 そして、何と驚くなかれ、市販のパンをほとんど買わずに一年間、作り続け、不在時以外は、かかさず毎朝、手作りゴパンだったのです。
 ・・・段々自分がとても偉い人のように思えてきました。

  <その三>
 鉢植え健在。
 いつも、放置するか過保護になるかで、すぐに枯らしてしまうのですが、今年は色々と研究して、元気に育てています。留守がちな今の生活にしては、結構頑張ったかなと、これも密かに自負しています。

  <その四>
 ブログを書き始めたこと。
 時々しかアップしていないので決して偉そうなことは言えませんが、カレンダーもゴパンもブログで記したことなので、後に引けずということもあり、・・・有言実行、何でも口にしてみることは案外、実現への早道かもしれません。・・・お薦めです。
 そして、ブログを通して、沢山の方と交流できたこと。
 拙い文章をお読み下さって心から感謝しています。


 どれも極めて個人的な事柄で、しかも取るに足らないつまらないお話なのですが、敢えて分析してみると、当たり前の何でもない生活の積み上げを、大切にしたいという、ささやかな衝動なのかなという気もしてきます。
 友人と話していると事柄は違っても、共通する心境があるみたいで、抗い難い天災に遭遇した中でのそういう年だったのかもしれませんね。
 
 事態は未だ収束せず、仮設住宅などでの生活を余儀なくされている方々も多くいらっしゃることを思うにつけ、胸が痛みます。
 こうして無事に、静かに、年の瀬を迎えられるのは、幸せな恵みだとつくづく思わざるを得ません。

 大掃除とおせち作りをかろうじて終え、夕方、錦市場を少し歩きました。
 錦市場の賑わい 晦日そば
 6時頃。いつもはどのお店も閉まり始め、人通りもまばらになってくる時間なのですが、まだこんなに人の波が。
 昼間はもっと。アメ横並みの混雑です。
 晦日そばの看板。よく売れていました。

 お正月飾りの出店 お榊や仏花が並ぶ錦市場の花屋
 一夜飾りは良くないと聞きますが、今日しか買いに来られない方も多いのでしょうね。
 京都は神棚のお榊や仏花も充実しています。

京の丸餅
 「もちつき屋」というお店では、餅つき時間まで明示され、目の前でついたばかりのお餅の販売です。

 京都のお餅は、関東のように四角ではなく丸餅で、これを白味噌仕立てのお雑煮で頂くのが一般的です。

路地のお地蔵様
 夕暮れ時、ビルとビルの路地にこういう小さなお堂があって、お地蔵様が祀られています。

 いつも近所のおばあちゃまが世話をして気持ちよく保たれていますが、今日はお正月を前にいつもよりお花が沢山です。


 2011年も、カウントダウンです。
 来年は平和な良い年となりますように。
 静かな幸せが訪れますように。

 京都は除夜の鐘があちこちのお寺から響いてきます。
 ゆっくり耳を澄ませながら、来るべき年を祈りたいと思います。

 来年もよろしくお願いいたします。


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